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小説『燁冥』導入部

第一章 「藍焔情らんえんじょう

あおほのおを情念猛りと見紛うて暦重ね日々疎し

「…… 3月01日 17時35分、ご臨終を確認いたしました。ご臨終に際しまして、病理検査等のご要望ご希望がございましたら…… 。」

「________ 看護師さん。大変恐縮ですが、先生と二人にして頂けませんか ? 少しセンシティブなお話を…… 、恐縮です。有り難うございます…… …… ……申し訳ありません。人掃いなどお願いしてしまって。恐縮ですが…… 家内の子宮の検査をしてほしいのです。」
「子宮の検査ですか…… それはどのような検査を希望されてのことでしょう。」
「…… はい。実は_____________ 。」

つづく

速水御舟 作 「炎舞」広尾・山種美術館収蔵
三島由紀夫以来、これを装丁画として使う中身ではある。
問題は書き手の腕よ(笑)

書かねばならなかった、小説『 燁 冥 (ようめい)』
やっとイントロ(導入部)が決まった。あとは先達的吾魂の勢いをかりて導入部を仕上げ、そこからプロットを創り込む。エンドは決まっている。
エンドは「私は何を書きたいのか…… 」それだけのこと。落としどころは決まっている。

凡てをぶち込む一本だ。
申し訳ないのですが、読んでいただけるのは少し先になるでしょう。

先ずは、小説「七日 nanoka」を仕上げる。そこからだ。

火曜日 21日 13:00 第五話更新です。詳細は上記Linkへ


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