ホリゾンタルチキンウィングのライブを見て、体験の大切さとエンタメを巡る現状について考えさせられた話
こんにちは、水無瀬あずさです。
聞いてください皆さん、この度私、はじめてメルカリデビューしました!ウワー!ていうかメルカリで商品がね、売れたんですよ。嬉しいことに「ちょっと無理かな?」という高価格で購入されました!それで本日発送手続きをしたという次第です。すごいですね、メルカリ。ただいまもろもろ断捨離中でして、これを契機にいろいろと処分してお金に換えたいな作戦を継続しまたいと思いまっす!
という話はさておき(じゃあするなよって話)!昨日6月9日ロックの日に、最近では珍しく家族4人でお出かけしてきました。行った先は、ホリゾンタルチキンウィングというパフォーマンスグループのライブ@横浜です。夫がいつもVoicyでaki社長という方のお話を聞いているそうで、その方が主宰するグループなのだとか。
とくに次男くんは行く前「興味ないよ~」と大変不機嫌でしたが、終わってからは長男くんと二人で「すごかった!面白かった!」と喜んでおり、決して安くないお金を出しながらも良い体験を与えてあげられたのかなと思いました(まあチケット代を払ったのは夫だけど)。つい先日「子ども時代の体験の重要さ」についてのnote記事を書いたばかりですが
こういうエンタメ系の体験の記憶って、子ども時代の記憶として残りやすいと思うんです。今回のショーの体験を通じて、子どもたちがそれぞれ何かを感じ取り、これから生きるうえで何かの手助けになればいいな。
ということで今回のnoteは、日曜日に家族で参加したホリゾンタルチキンウィングのライブで感じたこと、考えさせられたことなどをまとめてみようと思います。体験は、子どもだけでなく大人にも思考の機会と発見をもたらしてくれるもの。少しずつ夏が近づいてきたこの季節、ぜひ皆さんも家から出て、何かしらのエンターテイメントに触れてみてはいかがでしょうか。
ホリゾンタルチキンウィングとは?
ホリゾンタルチキンウィングは、「サーカス系グループYouTuber」を名乗るパフォーマンス集団です。ジャグラーのaki社長、ピエロの柳本ぬぬぬ氏、ライオンのなつな氏、アクロバットのこうら氏、コメディアンのJIRO氏と、トラックメーカーのなで肩Pというメンバー構成になっています。
主宰のaki社長こと上野あき氏は、NFTや仮想通貨の実業家としてVoicyにて音声配信をしているインフルエンサーで、ジャグリング世界記録保持者でもあるんだとか。夫がいつもジョギングしながらVoicyを聞いていて、横浜でイベントをやるという話を聞き、せっかくだし家族で参加してみようかということになった次第です。
正直エンタメ系ってアーティストのライブとかミュージカル、クラシックぐらいしか経験がなかった私なので、ジャグリングって「なんか輪っかとか回すやつだよね?」ぐらいの浅い認識しかありませんでした。今回せっかく近くでこういう機会があるんだしということで子どもたちと参加してみて、どの世界も極めるのは大変で、極めたからこそ語り掛けるものがあるということを知れるいい機会になったと感じました。
家族参加OKのフリーランス交流会にも参加!
ホリゾンタルチキンウィングのショーは夕方からなのですが、昼にはフリーランス交流会なるものも開催されるということで、合わせて参加。家族参加OKということなので、子どもたちも一緒に連れて行ってみたのでした。
ライターを始めて3年目、今年は交流会というものに参加するぞ!というのが年始の目標だったので、とりあえずこれで達成はできた、かな。ぶっちゃけ初めての参加だったので夫の後ろをついて回っただけなんですが、なるほどこういう雰囲気なのねーという空気感を体感した感じでした。
リハーサルの合間を縫って、aki社長ご本人もいらっしゃっていました。「ライブのチケットを買っていない人いますか。今すぐぶん殴りに行くので、みぞおちを出しておいてくださーい(笑)」と非常にノリのいい方でした。「チケット持っていない人は今すぐ買ってください、手に『チケット』って書きます」という話の流れで、手に「チケット」と書いてもらう夫。チケットは普通に買ってあるのになぜなんだ。
交流会に初参加して思ったこととしては、同業者の仲間が欲しければ、まずは「業種を絞った交流会に参加した方がいいな」ということでした。いや当たり前なんだけど。今回はaki社長主宰ということもあり、NFTやら仮想通貨、あと動画編集とか副業関連の皆さまとお話させていただいたのですが、私が正直全然詳しくないことも多く、せっかく話しかけていただいても話を広げられなくて歯がゆかったです。勉強不足と言われるとそれまでなんですが、まずはライターの人が集まる交流会みたいなものに参加して、同業種のヨコの繋がりを作るのが先だった気がする。そこがちゃんとできてから、今度は「フリーランス」って大きな括りのところに行かないといけないんだなと感じました。順番は大事!
ということで、今年中にライターの交流会に参加してみようと心に決めたのでした。いつになるかな・・・。
ホリゾンタルチキンウィングのライブを見て感じたこと
ということでここからは、実際にホリゾンタルチキンウィングのショーを見て私が考えたこと、感じたことなどをまとめてみたいと思います。
「体験」から子どもたちが学んだこと
今回交流会&ライブに行くという話をしたとき、長男くん(中3)は「あ、わかった」とそっけなく、次男くん(中1)に至っては「えー俺も行かなきゃダメ?」とあからさまに嫌そうな顔をしていました。反抗期真っただ中、スマホ大好きゲーム大好きの根っからのインドア派で(ごめん私ゆずりで)、基本的に出不精な次男くん。新しい経験や体験に対して、長男くんよりは消極的なところがあります。とはいえこういうエンタメ系の舞台を見る機会なんてほとんどないだろうということで、「いいから行くの!」と半ば強引に連れてきました。
入る前まで渋々だった次男くんと、それほど興味なさそうだった長男くん、会場に入るときにペンライトを渡され、「こういうのどうやって使えばいいか分かんないんだよね・・・」となんか不服そうでしたが、実際にショーが始まると、食い入るように見つめていたのが印象的でした。
ライブが終わってからの二人の感想は、「とにかくすごかった」「面白かった」「社長のオーラがすごかったし、アツかった」とのことで、思った以上に楽しめたようで良かった。長男くんは以前ジュニア記者の取材の際にデビルスティックを触らせてもらったことがあったそうで、「あれめっちゃ難しいんだよ!なのに社長が軽々とやってて、マジですごいと思った」とのこと。次男くんはLEDスティックのパフォーマンスなどを見て、「Scratchのプログラミングのデザインの参考になりそう」と言っていました。
テレビやYoutubeで見るのと、実際に目の前でパフォーマンスを見るのは雲泥の差があるもの。ライブで目の前で繰り広げられるプロの技、彼らなりに感じることがあったんだろうなと思います。
ジャグリングって奥深い
私のなかのジャグリングのイメージって、なんか輪っかみたいなのを何個も放り投げてキャッチするようなパフォーマンスだったのですが、調べてみると、空中に複数のものを投げるようなパフォーマンス、いわゆる大道芸全般を指すということみたいです。
確かにステージ上ではいろいろなものを投げたりしていました。ボールをいくつも上に投げてキャッチしながら歌っていたり、クラブを3人で10個投げて落とさないようにキャッチするというのもすごかったですね。私が特に感動したのは、LEDスティックを振り回すことで字やイラストなどが見えるようになるというパフォーマンス。デジタルとパフォーマンスが緻密に融合することでしか実現できない、現代テクノロジーのエンタメだなあと思いました。ただし目が非常に疲れる。
パントマイムも面白かったですね。マリオネットが自らの意思で糸を断ち切り、動き出そうとする繊細な動きが興味深かったです。言葉はなくとも伝わるものって確かにあって、そういう声なき声を子どもたちも感じ取ってくれたらいいなと思いました。
「頑張れ・・・!」が生み出す共感の空間
ステージ上では、輪っかとか板を重ねた上に絶妙なバランスで立つというアクロバットパフォーマンスや、aki社長による超絶技法なデビルスティックのパフォーマンスも繰り広げられました。シンと静まり返った空気の中で、何とか成功させようと集中するパフォーマーと、息をのんでそれを見つめる観客と、気づけば会場が一つになったような、なんとも言えない一体感がありました。
「え、大丈夫?」「怖い怖い・・・」「でも頑張れ・・・」と固唾をのんで見守っているからこそ、成功した時には心からの拍手ができる。手を叩きすぎて正直手のひらが痛かゆかったけど、そのくらいたくさん「スゴイ!」「頑張った!」と応援したくなったステージでした。
エンタメの置かれている現状
ステージの後半、コメディアンのJIROさんが怪我をするというハプニングに見舞われ、「えっ大丈夫・・・」みたいな空気になりました。パフォーマーはとにかく身体が資本。怪我をしたら、パフォーマンスが出来なくなってしまいます。そんな当たり前だけど過酷な現状を目の当たりにし、驚きました。
終わる前のaki社長のスピーチ(?)では、ホリゾンタルチキンウィングとして、パフォーマーとして単独で集客することの難しさについてのお話も聞きました。200人のお客さんを目指していたけど、達成できなかったというお話。力が足らずごめんなさいと頭を下げる姿が印象的でした。
インフルエンサーの認知度をもってしても、たとえば商材を買ってもらうことはできても、実際に人の足を物理的に会場へ向けることは難しいんだ。そんな当たり前だけどなかなか気づきにくいことに気づかされました。言われてみれば確かに、お金を払ってスマホで簡単に出来ることだったらすぐにでもやるけど、じゃあ実際に自分がどこかへ行こうって考えて動き始めるには、相当の動機がなければ難しい。そこの動機になるためには、たくさんの人に認知されて、たくさんの人に受け入れられて、たくさんの人に求められる必要があるってことなんだな。なるほどそういう意味で、大きなライブ会場で人を埋め尽くせるアーティストってすごいんだなあと思いました。
帰り際、「エンタメの置かれている現状はなかなかに厳しいね」と夫と話していたのですが、夫が「結局エンタメって、生活にどうしても必要じゃないからなんだよね」と言っていて、なるほどなと思いました。確かにコロナ禍のあの大変だった時期、私たちは生きるのに、生き残るのに必死で、そのために最初に手放したものこそがエンタメだった気がします。家で、スマホの中で見れるものを除き、実際に足を運んで体験する系のエンタメは、あのときほぼ幕を下ろされました。アーティストのライブですら批判されていましたよね。悲しいことですが、エンタメはおそらく【人間が最低限生きていける状況】が確保されなければ、見直されることのない領域と言えるのかもしれません。
でも同時に、私たちはコロナ禍で、だからこそ実際に会い、触れ、感じることの大切さ、体験の大切さを知ったとも言えるかもしれません。オンラインよりオフライン。スマホよりも映画館だし、本物のライブのがいい!ってね。コロナ禍という試練を経たからこそ、私たちは改めてエンタメの素晴らしさ、必要性、重要性について、改めて考える必要があるんじゃないかなと思いました。
あと、パフォーマーではないけどフリーランスも身体が資本だよね。身体を壊したら何にもできなくなる。ちゃんと自分を労らなきゃダメだなあと改めて思いました。JIROさんの怪我が早く治りますように。
目標設定の難しさとやりがい
今回のライブは200人の観客を呼ぶという目標に対して、やや達成できなかったとaki社長が悔しさをにじませていて、トップとして明確な目標を設定する難しさみたいなものを感じました。達成できるラインが明確ならいいけど、往々にして先行きなんて分からないものだから、そこの見極めこそがトップに求められる部分なんだな。
マーケティングにおいてKPIとかKGIが大事みたいな話をよく聞くように、目標に向かうまでの方法論や道筋を間違えたら大変なことになります。高い目標を立てるのはいいけど、達成できなきゃ意味はないし、簡単に達成できても意味がない。そういう絶妙なバランスの中で、最適なレベルを探っていくという過程が大事なんですね。でも上を見続けることもやめてはいけないし。加減が難しい。
逆に達成できたとき、そのやりがいってたぶん言葉に表せないほどのもので、だからこそリーダーと呼ばれる人たちは挑戦を続けるんだよなとも感じました。ホリゾンタルチキンウィングは秋にもライブをすることが決まったということで、次こそは目標を達成すべく頑張って欲しいし、陰ながら応援していこうと思いました。そして、いつか誰もが知る大人気パフォーマンス集団へと進化した暁には、「ふふん!私、ファーストステージの頃から応援してるし!」とドヤりたいですね。
ただ秋は長男くんの受験が近いから、なんとなく私は無理かなあ。夫と次男くんが行ってくれるといいな。
結び
ホリゾンタルチキンウィングの紹介を軽めにして終わるはずだったのですが、ま例にもれず本日も5000字を超えていました。まあいいか・・・。日曜日は一日盛りだくさんで、4人とも最寄り駅に着くころにはクタクタだったのですが、帰りに日高屋によって飲んだビールがマジ最高だったので結果オーライ。一日の終わりはビールに限る。
おかげさまで本日月曜日の朝はグダグダでしんどかったです。午前休にすればよかったなあ。
今週日曜から、長男くんはいよいよ奈良・京都へ修学旅行に出発するということでね!体調管理に気を付けながら、ぼちぼち一週間頑張って行きましょう。それでは皆様、ごきげんよう。
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