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2015年11月の記事一覧
読書と人間形成には関係があるか
読解が文章を媒材とした受容作用であることはいうまでもない。受容した累積は、当然読者の固有のものと相互に共鳴し合い、抵抗しあいながら、新しい結果を生産していく。かくて読書における人間形成が可能になるのである。そして、この共鳴と抵抗とは、それによって自己の革新をうながすのであってみれば、読者においてもっとも重視しなければならない心的現象なのである[1]。
つまり、ここに書かれている人間形成のプロセス
ポスト構造主義について
構造主義的な考えの特徴とは:
①近代世界では歴史の進歩を信じてきたが、構造主義では、歴史の表面的な変化は認めても、社会の深層に変わらない構造があると考える
②近代哲学は、人間の主体性を強調してきた。構造主義では、人間の言動は当人の知らない深層構造によって規定されていると考える
③近代哲学では、人間が世界にどう関わるべきかを考えてきた。構造主義では、世界それ自体が言語によって作り出された文化的な形成