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母さんが適応障害になってしまった、母として気をつけた唯一のこと。

我が家には
息子(小5)と娘(小2)がいる

今日は、私みたいなお母さんの立場で
「適応障害になってしまった。
でも、母親業を休めなくてしんどい」
という方に向けて

私の場合こうしてたよーの話をしたい

※このテーマはだいぶ思入れがあるため
2000字と長文になっています。


私の育ち事情

私は母子家庭育ち
母は、私が小学生の頃うつ病になり
中学生の頃には、統合失調症になった

小さい頃から、病んでいる母を見てきて
「今日のお母さんはどうかな?」
「泣いたり死にたいって言ったりしないかな?」
と不安がっていた

そういう育ちの背景があった私は
自分が適応障害になった時、すぐ
「子どもたちには不安を与えたくない」
と思った

親という立場で心を病むということ

子どもにとって
親が精神疾患になるというのは
あらゆる面で影響のあること

そんなこと分かっちゃいるけど
親としての自分は
いきなり休職になって
病気で頭も体もボロボロで
正直子どもにまで
目を向けられない

そんな感じじゃなかろうか

そんな中、私が気をつけたこと


それは、

子どもの心にダメージを与えない

ということ。

具体的には

  • 勝手に流れてくる涙の姿は見せない

  • 「食べれない、眠れない」と子どもの前では極力言わない

  • 病気については、「お母さんは心のトラック事故に遭ったから。ケガが治るまで暫く寝たきりになる」と、適応障害の状況を子どもが理解できるような形で伝える、など

これらの配慮をすることで
子どもに「お母さんどうしたの?大丈夫…?」
という不安感を与えないようにした


子どもの心にダメージを与えない、そのための工夫

基本方針

休職直後~2週間
子どもとの接触を控える

具体的な方法

土日、子どもは動画三昧
たぶん1日六時間とか見てたんじゃないかな?

昼ごはんは
レトルトカレー、パン、カップ麺
自分らで食べてもらっていた

布団は敷きっぱなし

掃除機は1週間かけず

……

かなりの育児放棄っぷりだけど

これもすべて
私からの情緒的ダメージを
彼らに与えないため

ここで、変に私が家事をしたり
子育てにかかわったりすると

私は簡単に怒ったり
意味もなく子どもの前で泣いたり

そんな不安定な母の姿を
見せることになるので
彼らの心を不安にさせたくなかった

もうあの頃は
おはよーと
おやすみーだけで
十分母親やってる、と言い聞かせていた


精神症状を子どもに説明

症状その1 思考力低下

娘は
「おかあさーん、○○は?」と尋ねてくることがよくあって
頭が回らない私は、それに応えられなかった

なので娘に
「ごめんな、お母さん今頭がぽんこつねん
お父さんにきいてくれる?」と伝えた

判断力を要する質問はすべて父親へお願い、というかんじ。


症状その2 うまく話せない

喋りたい内容があって、そのイメージも頭の中にあるのに
言葉がなかなか出てこない
言葉の検索に時間がかかるというか

とくに長男は会話のスピードが速いので
やりとりが中断してしまうことが多々あり

なので、長男には
そういう私の頭の状態を
身振り手振りで説明した

その時の長男の反応がすごく印象的で

「病気でそうなってるんやろ?
だから、しゃーないよな。
それなら、お母さんが喋ろうとしてること、こういうことかなー?って分かったら代わりに言葉にしてあげるわ」と言われた

思わず、じ~ん。

一方で、
長男はびっくりするほど
私の適応障害という環境の変化に
適応していたので
クスッとなった

適応障害と子育て

親として
どこの観点に配慮して
療養生活をするかは
それぞれのご家庭の価値観や
子どもの年齢、置かれた状況によって
違いはあるだろう

なので、どれが正解とかはないと思う

どんな配慮をする
そもそも、配慮をしないとしても


あの時、
あのしんどい状態で
精一杯療養してたんだから
それだけで十分子育てだったんじゃない?
と今は思う

なぜなら、お母さんが自分のために
療養してるから

そうやって
自分を労る、ということを魅せてあげられてるから
それは立派な子育てだと思う

きっと、その姿をみて育った子どもは
「しんどくなったら、休めばいいんだ」という価値観を
心に刻んでくれるんじゃないかな

私は個人的な思入れもあり
心理的なダメージを与えたくなくて
意図的に、食事や身の回りの世話をほったらかしにしたが

今はあれはあれで
私の正解だったんだな、と思っている


******

…と、かなり熱弁してしまったが… 汗

このテーマはやっぱダメだな
感情がこもりすぎる

でも、まぁ… 
たまにはいいか◎


ということで、今日は
私の場合
療養中の子育ては
心理面の影響に配慮したよ、
というおはなしでした。

では、またー(*^^*)

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