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[人間関係の悩みの正体]相手を変えることはできないから自分が変わるしかない、と言われたら読むページ
人間関係が上手くいかない。
相性が悪い人がいる。
ムカつく相手が居る。
職場関係の人から配偶者まで。
腹が立つ相手が居るときに、
相手を変えることはできないから、自分が変わるしかない
と言われたことや、そんな言葉を見聞きしたことはありませんか?
そして、その言葉を見聞きしたときに、
そんなこと言われてもね〜
悪いのはアイツだもん!
私が被害者なのに、こっちが折れるなんて屈辱だ!
アイツのほうが変わるべきだ!
なんて、余計に腹が立ったりしませんでしたか?
それもそのはず。
その言葉を聞いたときに
こっちが変わる=こっちの言動を変える
と解釈する人が、多分99パーセントだと思うんです。
でも、それをやってもぶっちゃけ事態は悪化するだけ。
小手先だけ言動を変えることは、むしろ余計にこじれる気しかしません。
例えばそれまで喧嘩腰で話しかけていた相手に愛想笑いをしてみたところで、した方は屈辱感で気が狂いそうだし、された方も相手に対する不信感が更に増し増しになるだけです。
では。
いったい、「自分が変わるしかない」の真意とはなんなのでしょう。
それは、小手先の振る舞いだけ変えれば済むような、そんな生易しいものではないのです。
自分が変わるしかない=自分の心の内側にある悲しみや痛みが治癒してしまった自分に戻ることで、自然に言動が変化してしまう状態になること
なのです。
屈辱だ!
と目を吊り上げて叫んでいる今の自分が、気づいたらそんなこと思いつきもしないようなのほほんとした自分になってしまっていたと気づく境地に至ること。
自分を変えるしかない、という言葉にはそれほど深く難易度マックスな意味合いが込められているのです。
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小手先の言動を変えることは、屈辱感さえ耐えることができれば割と簡単にできると思います。
でも、それはこのことの真髄ではないのです。
求められているのは、
そもそも自分は何故相手のあの振る舞いに腹が立つのか。
何故あの相手と上手く行かないのか。
なぜ腹が立つ態度を取られてしまうのか。
自分の心の中にある、コトの根っこを見つけ出す作業を地道にやっていくこと。
イヤイヤ、
何故なのかこっちが聞きたいわ!
って思いますよね。
でも、理不尽な相手の態度は、自分自身の写し鏡であったり、自分が封印しているものであったりするのです。
ついつい喧嘩腰で接してしまう相手が、喧嘩腰で返してくるとか、怒りを出してはいけないと我慢すればするほど相手に怒りをぶつけられてしまうとか。
それを紐解くヒントは、人それぞれ十人十色になるためここでは触れませんが、そういった
自分の反応の癖
に気づいて、その癖ができてしまったはじめの記憶を辿ることで、その癖を終わらせることができたとき。
相手を変えることはできないので、自分が変わるしかない。
を実行したことになるのです。
そしてこのことは、別の表現をすれば
自分の心の傷を治すために、人の手を借りてそのヒントを探して居る状態が終った。
と、言い換えることが出来るのです。