29.味噌汁が教えてくれたこと ~子供との食卓~
一汁三菜を始めてから1カ月。
毎日夕食に味噌汁を飲んでいる。
正直、もともと便秘がない私の身体はそんなに変わったとは思わないが(むしろ、家族の中で1人だけ咳がでたりして不調。。)、子供の身体に大きな変化が。
ほぼ毎日ウンチが出るようになった!
下の子はまだ出たり出なかったりだが、頻度はあがった。
これは母としてはよし!という手応え。
もともと毎日ウンチが出なくても、自分では出せているし、そんなに不調そうでもないので、まあいいかと思っていたが、食べたものが何日もずお腹にいるのは嫌だなぁとも思っていた。
そしてやはり、毎日ウンチが出てくれるとやっぱりほっとする。
ちゃんと食べたものが消化されて無駄なものが出てくれて、身体の中が循環してる!というバロメーターになるなと、体感している日々。やはり気持ちの良いものだ。
目に見える効果というのは、俄然前向きに取り組むもので、子供の毎日の排便のおかげで毎夕食の味噌汁は習慣化した。
そこから発展して変化したことがある。
せっかく習慣化したのだからこれを美味しいと思って食べてほしい。
だから、味見をお願いするようになった。
子供は味見が好きで、台所で食べさせるとだいたい美味しいと言ってくれる。
そして、味噌汁なら作れるなぁと、うちの出汁は水出しなので、いりこを入れて水を入れてもらったり、鍋に入れてもらったり、お手伝いもお願いするようにしてみた。
もしかしたら、食卓ではそんなに美味しいとは思っていないかもしれないが、それはこれから我が家の味噌汁にたどり着くまで試行錯誤していくことにする。
そして、少しずつ具材を考えてもらったりしたいな、とか、“まごわやさしいこ”を味噌汁でクイズしたいなとか、ワクワクが広がってきた。
ただ、あまり強制感が強いと惹かれそうなので、様子を見ながらにしようと心して。
あとは、食の本を読み漁り、健康食や安全な食品、どれも大事だと思うが、あまり神経質になりすぎず、根本の「食べることは楽しい」を忘れないようにしようと、軸がブレないように気を引き締めている。
それぐらい、各分野の「これは食べてはいけない」「これを食べましょう」という迫力は私を飲み込む勢いなのだ。
だから、食育の本も参考にして「身体にいいから食べなさい」ではなく「人参食べたらうさぎさんと仲良くなれるよ〜」と言ってみたりしている。
確かに、そうすると「ぴょんぴょん」とか言ってくれて、楽しい食卓になる。
いくらウンチが出ても、楽しくない食卓は嫌だ。だから、「食べなさい!」という意識を「楽しく食べよう」にもっと変えていきたいと思うようになった。
そんなわけで、ゆるく始めた私の一汁三菜プロジェクトは、味噌汁を中心に何となく回り出している。
あとは、夫と私にもっと目に見える変化があると嬉しいのだが。