『ロボット・ドリームズ』感想 いい映画には、絶対いい奴がいるのさ
本作の上映が終わった後、映画館で目にした出来事が、とても印象的だった。あの、映画史に残るであろうセプテンバーが流れるクライマックスから一転し、エンドロールの終了とともに劇場に明かりが灯るとともに、黙々と函を後にする人々。私もそのあとをついていくようにフロントにやって来たのだが、そこにはロボット・ドリームズ関係の物販を求める人たちでごった返していたのである。ざっと見た感じは、定番のパンフレットはもちろんだが、観客が求めていたのはどちらかというと、主要キャラクターであるドッグとロ