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木曜日はモグモグ食べること・フランス家庭の食卓から【お財布とカラダに優しい冬に食べるほっこりレンズ豆】

日本に寒波がやって来ると、必ずと言っていいほど、ここフランスにも寒さがやって来る。

だから、今とっても寒い。

寒い、寒い、そういえば本日1月20日は大寒ですね。

1年の中でいちばん寒い日。

寒いといえば、お財布の中身も寒い。いや寂しい。

年末年始のご飯は豪華だったからね、いろいろと買い物もしたし。

そんな時には、キッチンの戸棚を見てみる。

何か常備しているもの、缶詰とかないかなぁなんて思いながら。

あぁ、あった、あった、コレ。

すごく使える食材。


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レンズ豆


安価で栄養もあるフランスの家庭料理によく登場する豆。レンズ豆。

でも、この豆、何かに似ていませんか?

見た目の先入観のせいで、なかなか手が出せなかった食材なんです。

だって、コレ、あの虫みたいですよね。

その虫とは、








カメムシっ!


この色と形と大きさがカメムシに似ていませんか?

写真のレンズ豆は緑レンズ豆。だからよけいに似ている…、

レンズ豆には茶色、黒っぽいのとコ-ラル色がありますがいちばんポピュラーなのが緑色です。

調べてみると、イタリア料理とインド料理にも使われるそうです。

日本でも、もうポピュラーですか?


今日は、寒い冬にぴったりのほかほかス-プを作りました。

材料は

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レンズ豆、牛乳、野菜ブイヨン、ねぎ。

この太くて白いのがネギです。ポワロ-とフランス語でいいます。

日本のネギより太目で甘みがあり、薬味の辛味成分があまりありません。

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レンズ豆とポワロ-ネギのほかほかミルクス-プ

カメムシみたいだと嫌がっていましたが、食べてみると美味しい。

今では大好きなお豆です。

どこがよいかというと、

1. 安い! 
2. 豆をあらかじめ浸しておく必要がない
3. 茹で時間が短い
4. 植物性たんぱく質がとれる
5. 食物繊維が豊富でビタミンB1,B9が入っている
6. 消化がいい


この日はス-プに生ハムをはさんだミニパンを添えていただきました。

生ハムのほどよい塩気とス-プの甘みがクセになる組み合わせ。

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ネギの甘さがミルクにとけ合ってほっこりお豆がお腹を満足させます。
ネギの代わりに玉ねぎで作っても甘みがでて美味しい。
ベジタリアンの方や、牛乳が苦手、アレルギーの方は、豆乳で作ってもいいですね。


ここでざっくりと作り方を

鍋にバタ-または植物油をひき、あらかじめ刻んでおいたネギを炒め、少し塩で味付けをする。
ネギに火が通ったら、あらかじめ洗っておいたレンズ豆を入れ、牛乳を加えて沸いてきたらブイヨンをくわえてコトコト煮る。だいたい15分~20分で豆に火が通るのでそれで出来上がり。
今日はざっくり紹介なので分量はまたあらためて。


煮込み料理によく使われるレンズ豆ですが、いつもはメインに添えていただきます。

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スモークソーセージの付け合わせとして


豆を煮る時はこんな感じに、お水は豆の3倍くらい入れます。

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好きな味付けをしたり、煮込み料理の中に入れて味をしみ込ませたり、アレンジできる。

ス-パ-では、レンズ豆の缶詰も売っています。

温めれば出来上がりの便利な缶詰。味もついているのでそのままで大丈夫。

でも、この冬は2キロ入り4ユーロのお得用レンズ豆をス-パ-で買ったので、

「レンズ豆とポワロ-ねぎのほかほかミルクス-プ」が我が家の夕食の定番メニューになりそうです。

それから、最後にもうひとつ、


先週、この記事を読んで、

デーツ(ダット)を食べ過ぎて糖分過多な、みなさまへ朗報です。


このレンズ豆、血糖値が上がりにくい食品です。

そのため、糖尿病とか、糖分が気になる方にオススメ。

もう、レンズ豆は食べています!とか、こんな風にして食べていますとか
あったら、また教えていただけると嬉しいです。


そして、月曜日にnoteさんから嬉しいお知らせをいただきました。
いつも読んでくださるみなさまのお陰です。ありがとうございます。
感謝です。

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それではまた来週の木曜日はモグモグでお会いしましょう。


あとりえ・あっしゅ





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