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あすかも(叶&もりたからす)
2024年12月10日 09:58
友人が貸してくれた一冊。まずタイトルが素敵『汝、星のごとく』。あなたは星のように、の続きが気になる。星のように美しいのかしら、星のように輝いているのかしら、もしくは星のように届かないのかしら。 タイトルからこのような印象を持ち、ページを開き、一行目。「月に一度、わたしの夫は恋人に会いにいく。」 胃もたれがしました。わたしの記憶が正しければ、歌野晶午の『葉桜の季節に君を想う
2024年11月5日 10:18
巷で話題の新書によると、人はどうやら働いていると本が読めなくなるらしい。あまりちゃんと働いていないことで日々の読書が捗っている私が糾弾されているようでやや肩身が狭い。水泳をやっていたせいか、人より肩幅が広いので、狭めると窮屈で仕方ない。以下、最近読んだ本の中から数冊を選び、感想なぞつらつら書いていく。(1)南方熊楠/鶴見和子/講談社学術文庫私は水木しげる『猫楠』を読んで以来、南方熊楠が
2024年7月6日 10:13
昔から、本は数冊を並行して読むのが習慣になっている。「何冊も一度に読んで内容を覚えられるの?」と聞かれることが稀にあるが、愚問だ。一冊を集中して読み切ったところで、内容なぞろくに覚えていないのだから大差ないのは明らかだ。同じ推理小説を何度読んでも新鮮に楽しめるし、「歴代天皇総覧」を読むたびに知らない天皇が出てくる。我ながら恐るべき脳みそである。そんな私が現在読んでいる数冊の本をご覧