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「思い立ったがフロンターレ」からの、行き着いた先はまさかのサッカーメディアの編集長!

思い立ったがフロンターレ。 やらない後悔よりやった後悔。 意志あるところに道あり。 やたらポジティブで、フットワークが軽い。思い込んだら一直線――。 それだけを取り柄に人生を全速で走っていたら、たどり着いた場所がありました。これは、ある平凡なアラサーの人生が、あれよあれよという間に激変していったお話です。 1. はじめに はじめまして、川崎フロンターレサポーター兼、旅とサッカーを紡ぐWebマガジン「OWL magazine」編集長の大澤あすかと申します。 趣味は旅行

    • 推しに押しかけて16000kmの旅!〜フロサポ、カタールリーグを観る〜

      プロローグ 去る2022年12月、私の「推し」である谷口彰悟選手は、移籍のためにカタールへと旅立ちました。 その時は感情がぐちゃぐちゃになりながらも、推しの門出を祝いました。 その後は「色々と迷子になりつつも、そこそこのフロサポとしておさまる」「国内で代表戦があればなるべく観に行く」「カタールリーグの中継を最初こそ観ていたものの、時差の壁に阻まれてだんだん離れていく」 ……といったように、このまま少しずつゆるやかな気持ちに落ち着いていくのかなと、ぼんやりと感じていた部分も

      ¥100
      • これは「中村憲剛 物語」にあらず。『ONE FOUR KENGO THE MOVIE』を「全人類」に観て欲しいワケ。≪6/4-10開催!ヨコハマ・フットボール映画祭2022≫

        「ギリギリ」プロのサッカー選手になることができたヒョロヒョロの青年と、ガラガラのスタジアムで試合をするJ2のクラブ。両者は静かに出会い、「奇跡」と言える歩みが始まった――。 みなさん、こんにちは! ヨコハマ・フットボール映画祭note公式マガジン第59回を担当します、スタッフのSAWAと申します!よろしくお願いいたします。 初めてお目にかかる方も多いのではないかと思いますが、今回の映画祭において『ONE FOUR KENGO THE MOVIE ~憲剛とフロンターレ 偶然

        • FC今治の試合を観に行ったら、試合が始まる前から泣いてしまった話【今治旅行記も!】

          我、今治の地に降り立つ あれは去る3月20日のこと。3連休の中日であるこの日、私は高速バスを降り、今治駅の前で大きな伸びをしていました。 「今治駅って、まさに地方って感じの駅だなぁ……。」 駅舎はきれいでしたが、駅前にはチェーンのコーヒーショップや気の利いたおしゃれなお店は見当たらず、コンビニと居酒屋が1件ずつ、そしてレンタカーとレンタサイクルのショップが確認できる程度。と、お世辞にも「栄えている」とは言えない印象でした。 とはいえ、地方は車社会ゆえに飲み屋街は駅から

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        • 推しに押しかけて16000kmの旅!〜フロサポ、カタールリーグを観る〜

          ¥100
        • これは「中村憲剛 物語」にあらず。『ONE FOUR KENGO THE MOVIE』を「全人類」に観て欲しいワケ。≪6/4-10開催!ヨコハマ・フットボール映画祭2022≫

        • FC今治の試合を観に行ったら、試合が始まる前から泣いてしまった話【今治旅行記も!】

          【フロサポ遠征記】セレッソ大阪戦を観に行ったら、自分のルーツを辿ることになってふくらはぎが死んだ話。(後編)

          前編はこちら 遠征2日目、それぞれの「いにしえの都」へ。 3:30。新聞配達の人と競り合いができそうな時間にもぞもぞと起きた私は、いそいそと支度を始めました。隣のベッドではまだ友人が寝静まっている、静かな大阪の朝です。 先に種明かしをしてしまいましょう。私は今日、奈良県内にある祖父の生家を訪ねようと思い立っていたのです。 祖父は奈良のあるお寺で生を受けたのち、親類の寺に後継者がいないという報せを受け、幼少期に私の地元である長野へとやってきました。そこから60年以上にわ

          【フロサポ遠征記】セレッソ大阪戦を観に行ったら、自分のルーツを辿ることになってふくらはぎが死んだ話。(後編)

          【フロサポ遠征記】セレッソ大阪戦を観に行ったら、自分のルーツを辿ることになってふくらはぎが死んだ話。(前編)

          近そうでまだ遠いか!?大阪 「何度ここへ来てたって~♪」 大阪へ向かう道中必ず口ずさみたくなる、ドリカムの大阪LOVERS。共感いただける人がいることを願っていますが、私はこの時、まさに大阪に向かう新幹線の中にいました。 11月の頭に700日振りとなるアウェイ旅を解禁し、鳥栖へ行ってきたばかりなのですが、そこから2週間後となる11月20日に再び旅行カバンを稼働させることとなったのです。 まさにサッカー用語で言うところの、「ケチャドバ」というところでしょうか。 「出な

          【フロサポ遠征記】セレッソ大阪戦を観に行ったら、自分のルーツを辿ることになってふくらはぎが死んだ話。(前編)

          待ってろサガン鳥栖!700日振りのアウェイ旅前夜、旅行カバンに夢とワクワクをめいっぱい詰めて。

          待ちかねたアウェイ・イブ 明日、ついにアウェイ旅に出ます。 前回のアウェイ旅は、2019年の最終戦となる北海道コンサドーレ札幌戦のために出向いた北海道でした。 あの日が2019年12月7日、そして明日は2021年11月6日。経過した時間はなんとジャスト700日です。 2020年初頭より世の中が未曾有の事態となり、アウェイ旅どころか、一度はJリーグが日常から消えてしまいました。そこから試合が無観客で再開され、上限人数を設けて観戦ができるようになり、そしてアウェイ席が設置

          待ってろサガン鳥栖!700日振りのアウェイ旅前夜、旅行カバンに夢とワクワクをめいっぱい詰めて。

          カオスだった名古屋遠征と、果てしないアウェイ沼の話。〜半月板と前十字靭帯の負傷を添えて〜

          プロローグ 熱い......。 痛い......! うなされて目を覚ました私の視界に入ったのは、知らない天井と元彼でした。 ここはどこ......? ああそうだ。私、名古屋へ来ていたんだった。 これは2018年に名古屋遠征をした時の、ある意味忘れられない思い出の話です。 旅の前哨戦 ―2018年3月17日@品川― この日私は、翌日に控えたアウェイの名古屋グランパス戦を観るため、名古屋へカチコミに行くべく、いそいそと新幹線に乗ろうとしていました。 ......

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          巡る松本(近郊)、やっぱりいきなり中級編-お盆を前に故郷を想うー

          プロローグ最後に地元をゆっくり歩いたのはいつだろうか――。 その名前を出すのも「もはやうんざり」というレベルの、例の疫病とやらのせいで、私ははや1年8か月以上、地元の土を踏んでいません。そしてそれよりも長い間、松本山雅の試合も現地観戦できていません。 旅グッズが目に入る度に「クソッタレ!!」とベジータのものまねをしすぎて、そのワンフレーズだけやたらめったらクオリティが磨かれつつあるとかないとか。 そして実家にいる母の顔も長らく見ていないので、「久しぶりに会えたと思ったら

          巡る松本(近郊)、やっぱりいきなり中級編-お盆を前に故郷を想うー

          【親展】L・ダミアンのオーバーヘッドにワクワクした方へ―とある競技のススメ―

          まるでマンガの世界!オーバーヘッドキック炸裂!!こんな内容が、少し前にSNSを賑わせました。私はフロンターレサポーターなので目に入りやすかったこともありますが、他チームのサポーターさんも複数人が話題にしていたと記憶しています。 話題になった内容としては、川崎フロンターレに所属するブラジル人選手のレアンドロ・ダミアンが、オーバーヘッドキックからゴールを生んだというものです。 ちなみに「オーバーヘッドキック」を辞書のようなもので調べると、以下のような説明が書いてありました。

          【親展】L・ダミアンのオーバーヘッドにワクワクした方へ―とある競技のススメ―

          あの日置いてきたはずの、アルプスの風に思いを寄せる。ーここは俺たちのアルウィンだからー【Short letter】

          2001年5月26日。 「20年と2日前」となるこの日付が何を意味しているか、ご存じの方はいらっしゃるでしょうか。すぐにピンときた方は、相当な松本マニアかもしれません。 そう、この日は現在「アルウィン」の名前で親しまれている、「松本平広域公園総合球技場」のこけら落としが行われた日なのです。 翌年に日韓W杯を控えていたこの頃、サッカー界は大いに盛り上がっていたのではないでしょうか。 他人事のような語りっぷりですが、当時サッカーのことをよく知らない私にとっては本当に他人事

          あの日置いてきたはずの、アルプスの風に思いを寄せる。ーここは俺たちのアルウィンだからー【Short letter】

          旅成分が不足しすぎて、本気でワーケーションを検討してみた。【Short letter】

          渇望、そして叫び。私は......私は......いったいいつになったら旅に出られるんだ!!!!!! 私の住む東京都では、緊急事態宣言がしれっと延長になりました。しかもそれに伴い宣言適用の対象地域も広がり、さすがのIOCバッハ会長も来日を見送るとのこと。 実家の長野にすらもう1年半帰ってないのに、旅なんて夢のまた夢のようです。 コロナという文字が自分の中でとっくにゲシュタルト崩壊を起こし、旅を自由にしていた世界線は、もはやフィクションだったのではないかとさえ思う今日この

          旅成分が不足しすぎて、本気でワーケーションを検討してみた。【Short letter】

          お酒は友達!~アウェイのあの地で嗜みたい地酒と肴~【Short letter】

          酒と肴と私~なれそめから今まで~某サッカー漫画の主人公は言いました。「ボールは友達!」と。そう、サッカープレイヤーにとってボールとは、どんな時もそばにいる、欠かすことのできない存在なのだと思います。 では、旅を愛する大人にとっての「友達」とはなんでしょう。 美しい自然や見たことのない街の風景、そしてその土地のグルメや住む人の息づかいを感じること、そしてそれを写真におさめること.....などなど、旅をするからには欠かすことのできない要素が、人それぞれにあるのではないでしょう

          お酒は友達!~アウェイのあの地で嗜みたい地酒と肴~【Short letter】

          私を四国に連れてって~行きたいところを片っ端から並べてみた~【Short letter】

          さて、今年四国のJチームに起こったことはなんでしょう? ......この答えは、実際には色々あるかと思います。しかしJ1チームのサポーターである私にとって、大きかったニュースはこちらです。 7年ぶりに、徳島ヴォルティスがJ1に帰ってきた! 7年前というと、私がサポーターになる前です。そのため私の中では、「J1に四国のチームがいる」という体験を初めてしているのです。そして、すなわちこの状況が何を表すかというと......。 そうです、「四国への遠征」です!! 現在はま

          私を四国に連れてって~行きたいところを片っ端から並べてみた~【Short letter】

          松本民の「One Soul」をつくるソウルフード!?~食べる松本、いきなり中級編~

          プロローグ 「まつもと~、まつもと~ 終着、松本です......」 松本に訪れたことのある方は、アルトっぽいのびやかな女性の声による、アナウンスをお聞きになったことがあるのではないでしょうか。 私自身もこのアナウンスを聞くと、「あー、松本に帰ってきた!」と実感し、凛と澄んだ地元の空気を、目いっぱいに吸うのが毎回のお約束です。 というわけで、松本は地元だと言って差し支えないであろう私が、松本のオススメグルメスポット、そしてソウルフードたちをご紹介したいと思います! な

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          サポーター失恋注意報、発令中。 【Short letter】

          Jリーグがオフシーズンに入っている今、私たちサポーターの心を傷ませる出来事が、全国各地で多発します。 そう、選手の移籍です。 私は常々、「選手の移籍に伴う痛みは、まるで失恋のようだ」と感じています。 特に、推しの選手であればあるほど、その傾向は顕著です。 各クラブの新体制発表会が行われ始めた今、胸に迫りくる思い――。寂しさ、痛み、そして愛を、柄にもなくしたためました。 相思相愛だったはずなのに、いつの間に心変わりをしてしまったの? いつからあの子(新しいクラブ)と心を

          サポーター失恋注意報、発令中。 【Short letter】