推しに押しかけて16000kmの旅!〜フロサポ、カタールリーグを観る〜
プロローグ
去る2022年12月、私の「推し」である谷口彰悟選手は、移籍のためにカタールへと旅立ちました。
その時は感情がぐちゃぐちゃになりながらも、推しの門出を祝いました。
その後は「色々と迷子になりつつも、そこそこのフロサポとしておさまる」「国内で代表戦があればなるべく観に行く」「カタールリーグの中継を最初こそ観ていたものの、時差の壁に阻まれてだんだん離れていく」
……といったように、このまま少しずつゆるやかな気持ちに落ち着いていくのかなと、ぼんやりと感じていた部分もあったかもしれません。
だがしかし。
私には今、推し成分が足りていない!!
代表戦でなく、リーグ戦で活躍する推しの姿をこの目で見たい!!!
急に、そんな思いがにわかにむくむくと湧いてきたのです。
さらに自称強運の持ち主である私は、時を同じくしてまとまった臨時収入にも恵まれ、トントン拍子にカタール行きを決める運びとなりました。
そして2024年2月。仕事の折り合いはついたのかついてないのかよく分からないままではありましたが、その日がやってくることに!
なお、ここから先はカタール旅行記がしばらく綴られます。
リーグ観戦の内容だけ見たい方は、チャプター10あたりまで飛ばしても良いかもしれません!
1. カタールへ、リーグ戦見に、ひとり旅 (五七五)
私の周りには旅好きのサッカークラスタが多い影響もあり、感覚がやや麻痺しているのか、「カタールにソロ旅をする」という行為を、比較的当たり前のことのごとく受け止めていました。
2022年のW杯の時などは、サッカー好きの知り合いはかなりの割合でカタールに渡っており、「えっ、行かないの?」と言われたほどです。
だがしかし。
「1人で中東に行くの!?」
「中東って危なくないの?」
「1人で旅行して何するの?」
そんな世の中のマジョリティであろう声も聞き、さらにはサッカーに多少の理解がある方からも、「代表戦の期間じゃないよね?」と、かなり不思議がられました。
確かに、国際試合のない期間に1人でカタールに行く人ってあまりいないのか……?
と、出発を目前にして、ようやくことの事態を理解することに。
そしてよく考えれば最後の海外渡航はコロナ前の2019年秋だったので、約4年半振り。
その間にスーツケースのゴム部分は劣化してベタベタになり、英会話力もコロナ禍の渦潮にすっかり流され、スカスカになっていました。
ついでに言えばパスポートの写真も7年前のものなので、鏡に映る自分の姿とのギャップにため息が出ちゃう。
そんなこんなで、少しも不安がなかったといえば嘘になりますが……。
「なんとかなるでしょ」
と持ち前の大雑把さを発揮したことと、推しに会える楽しみの方が勝ったこともあり、ワクワクのカウントダウンで、当日を迎えました。
推しパワーって偉大。
ちなみに、アジアカップでカタールが優勝した影響で、実は本来観に行く予定の試合がなくなりまして。
幸いにもフライト、ホテル共に無料で変更ができたのですが、しれっと「中東の洗礼」を受けたのち、いよいよ旅立ちです。
※参考
2. いざ、ドーハの歓喜をしに行かんとす!!
行きの飛行機は成田〜ドーハの直通便で、成田21:55発だったため、その日は通常モードで仕事をしました。
ちなみに旅程は木曜夜発〜金曜早朝着、日曜深夜発〜月曜夕方着(全て現地時間)というもので、ドーハではほぼ丸3日の時間があるものの、2泊5日というまあまあのスケジュールです。
その週の金曜は祝日だったので、仕事を休むのは1日のみ。
しかも帰国の翌日には大きな仕事が待っていたので、時差ボケしている暇もありません。帰りの飛行機が飛ばなかったら終わるやつ。
「なんとかなれーーーーッ」と心にちい⚫︎わを降臨させて、成田を発つのでした。
ーーーーーー約12時間後ーーーーーー
フライトは順調で、予定の時間よりも少し早めに、着陸の準備に入っていました。
何度か寝たり醒めたりを繰り返しながらも、この頃になると夢うつつの状態から、だんだんと意識がはっきりしてきます。
そんな中、窓の外を見やると、満月に近い月に照らされた街が浮かび上がった、とても神秘的な光景が目に入りました。
その光景があまりにも美しく、「これは写真に残すのではなく、目に焼き付けるべきだ」と、一度出しかけたスマホをしまったほどです。
推しがこの見知らぬ美しい街で頑張っているのかと思うと、なんだか胸がいっぱいになって、着陸寸前にも関わらずぽろぽろと涙が出てきました。
涙腺、ヨワイネ。
3. カタール旅1日目 ドーハをあさんぽ
長時間のフライトで尻と腰が死にかけながらも、無事にドーハへと到着。
現地4:30に着ののち、荷物をピックアップしたり、Wi-Fiを繋いだり、フライト時の装備(おまけコーナー参照)から着替えたりしていたら、なんだかんだ5:30過ぎ。
ドーハメトロ(地下鉄)の営業時間は6:00からだったはずなので、ぼちぼち駅に向かいます。
……が、案内板を見ながら歩いても、一向に駅らしきものが見えないぞ……?
不安になりセキュリティの人に聞いたところ、「金曜のこの時間はやってないよ」とのこと。
調べると確かに金曜のみ始発が14:00となっており、さっそく準備不足が露呈されました……。あなや。
仕方がないので踵を返し、タクシー乗り場に向かいます。
ハマド国際空港からドーハ市街地のホテルまでは、タクシーで約15分。「コンパクトな街」という事前情報もどうやらその通りのようです。
ドライブ気分で明け方の街を眺めているうちに、あっという間にホテルに着きました。
チェックインまでは時間があったため、フロントでクロークサービスをお願いすることに。
ほぼ消失した英語力ながらも、なんとかクロークに荷物を預けることに成功!身軽になった私は、街に散歩へと出かけました。
しかし、朝は人出がない上に車社会のため、歩いている人はほぼいません。たまに朝ランニングをするヨーロッパ系とおぼしき方はお見かけしても、地元の人らしき方は全くと言っていいほど見かけませんでした。
それもそのはず、私が訪ねた2月は冬なのでまだ日中も過ごしやすいものの、冬以外の季節は高温多湿で、日中は外に出れたものではないらしく。
そのため現地の方は、外に出るのは夕方以降という習慣になっているとのこと。
人通りのほとんどない海沿いを、することもないのでのんびり散歩をしました。
そしてライーブの像を見つけたあたりでいい時間となり、ホテルへと戻ります。
チェックインの時間まではまだかなりありますが、ホテルへと戻る理由は、ツアー参加のピックアップ場所として指定をしたため。
ラクダ乗りと砂漠のドライブ、サンディングボード、ペルシャ湾見学と、もりだくさんなツアーへの参加をあらかじめ申し込んでいたのでした。
ちなみにツアーの内容について、個人的には大満足だったため、とてもおすすめです。コスパも高いと感じました。(価格などはおまけコーナーにまとめます)
4. ラクダと砂漠とペルシャ湾と私
ツアーの車には、インドからドーハに来て8年目というドライバーさんと、マレーシアから来たというご夫妻が乗っていました。
さらにはこの後、もう2人ピックアップ予定とのこと。
お互いに流暢ではない英語で、なんとか会話を繋げます。
空港に降り立ってからここまで、どこかに行ってしまった英語力に自信消失してもにょもにょと喋っていたのですが、「間違っていても堂々と喋れば通じる。聞き取れなかったらもう一度聞けばいい」というマインドを思い出しました。おかげさまでここから先、人と話すことが怖くなくなりました。ありがてぇありがてぇ。
そして車に揺られること約1時間。いつの間にか、目の前に広がる砂漠!!
ちなみにツアーで向かった場所は、ドーハの隣の市である「アル・ワクラ」
。
隣と言いつつドーハはコンパクトなのに対して、アル・ワクラは割と広く、履歴を見るとどうやらサウジアラビアとの国境近くあたりまで足を伸ばしていたようです。
ここで、まずはラクダ乗りの体験をば。
私は長野出身ということもあり(?)乗馬は経験したことがあるのですが、ラクダの乗り心地は例えるなら「痩せた馬」でした。なお個人の感想です。
また、乗ったラクダがそうなのかラクダが全般的にそうなのか分かりませんが、とても穏やかでスピードもそこまで出ないので、乗っていて全く怖さはありません。
馬よりも足が長い分視線も高くなるため、高所恐怖症の方は要注意かもしれませんが、私はひたすら楽しい時間を過ごしました。
ラクダかわいい。
そして次は、サンディングボードのスポットまでドライブです。
普通のドライブかと思いきや、めちゃくちゃにドリフト走行をしながらのドライブで、さながらアトラクションのようでした。ナイスエンタメ!
ただ、もしかしたら三半規管の弱い人には厳しいものがあるかもしれません。ちなみに私の三半規管は最強クラスなので、思う存分楽しませていただきました。
写真だとなかなか伝わらないと思いますが、実際には躍動感がほとばしっています。
そしてサンディングボードを勧められるがままに3周滑って、顔じゅうに砂を浴び、ついでに裸足で砂漠を踏みしめた後は、海へと向かいます。
そしてまた少しの間車に揺られて、ツアーご一行は海へ。
波の音もちゃぷちゃぷと静かで穏やか、そして透き通るようにきれいな海は、まさに「好き」のど真ん中。
思わず「きれい……。」とひとりごち、しばらく立ち尽くしてしまいました。
私の推しも、よもやペルシャ湾の砂浜に自分の名前が書かれたとは思うまい。
旅の恥はかき捨てとばかりに、やりたいことをやったもん勝ちし、ドーハ市街地へと戻りました。
この時の時間は13:30頃。2時頃に機内食が出た関係で朝ごはんも食べておらず、さすがにおなかがぺこぺこです。
しかし、Googleマップで評価の高かった近くのパキスタンレストランに入ったはずがなぜかイエメンレストランだったり。
甘くない飲み物をもらいたかったのにひたすらコーラかセブンアップを推されたり。
カード決済に不慣れな店員さんに、タッチ決済ができないあまり楽天カードに描かれた楽天パンダを訝しがられたりしながらも、どうにかランチを遂行。
ちなみにいただいたのは、「マンディ」というイエメンのスパイスを使った炊き込みごはんで、マイルドなビリヤニっぽいと言えば良いでしょうか。
美味しかったものの量がかなりあったので、ぺこぺこだったお腹はあっという間に苦しいほどぱんぱんに。
5. 1日目、その後
その後はイスラム美術館にお邪魔しました。
ドーハはショッピング以外の観光拠点が多くはないので、イスラム美術館は必然的に足を運ぶことになるスポットのひとつだと思います。
ここでは「FASHIONING AN EMPIRE(帝国のファッション)」と題した特別展を回ったのですが、その名の通りオスマン帝国のファッションの変遷についての展示がされていました。
オスマン帝国は600年以上続いた国家だけに、その情報量も多く、向こう数年分のテキスタイルを見たのではないかと思ったほどです。
写真撮影はOKだったようですが、変なところでビビリな私は慎重に検討に検討を重ねた結果、入口の撮影のみをするに至りました。
そして美術館の中にはカフェがあるのですが、ここからの眺めが良いのなんのって。
景色が素敵なあまり、飲み物1杯の注文では申し訳なくて、慌てて元々頼んでいたコーヒーに、ペリエを追加した程です。
1人で飲み物2杯の注文はなかなか怪しい人間の様相を醸していますが、先ほど食べたマンディが99%胃に残っていて、食べ物が無理だと判断した苦肉の策でした。
美術館に行ったら、ぜひお立ち寄りいただくことをおすすめします。
そしてこの時間になると人出も増えてきたため、朝ぶりの街歩きを再び。
W杯の名残ことライーブは、街のそこかしこに健在でした。
ここで、散歩をしていて気付いたことをつらつらと。
クラクション鳴らしすぎ
とにかく車のクラクションが多い!
クラクション鳴らさないと死ぬんかと思うくらい、あっちでプップー、こっちでプップーと鳴っています。
そして見た感じ運転マナーもあまりよろしくなく、危ない運転も多く見受けられたため、車に乗っていない私の方がハラハラしてしまったほどです。
石油の国は、意外とエコ?
石油と天然ガスで発展した国にも関わらず、街中にはあちこちに電気自動車用のチャージスポットと、LOOPのようなシェアキックボードスポットがありました。
猫が多い
街を歩いていると、そこかしこに野良猫の姿が。
あまりにも多いので、カタール国内におけるカタール人の数(人口の18%/残りは移民)とどっちが多いんだろうと、思わず考えてしまったほどです。
心なしか気高く見えるのは、やはり裕福な国だからなのでしょうか。
日本人が全然いない
国際試合のない時期のドーハは、日本人がほとんどいません。街中を歩いている時には、恐らく1人も見かけなかったのではないでしょうか。
さらにムスリムの文化もあいまってか、「邦人の」「女性が」「1人で」ほっつき歩いているものだから、あちこちで珍しいものを見るような視線を感じました。
〜〜
そんなこんなでさんざん歩いた後はホテルにチェックインをし、この日は残りをホテルで過ごすことに。
というのも、ランチでお腹いっぱいになりすぎたので、夕飯は食べないことにしました。
まだまだお昼に食べたマンディが胃の中を占拠していたので、ホテルのプールへ行き、腹ごなしをば。
そして英語に耳を鳴らすため、BBCを流しながら色々用事を済ませ、最後のアザーン(礼拝の呼びかけ/20時頃)が聞こえたのを確認すると、早々にベッドに入りこの日は就寝です。
6. Qutar 2nd day! 「ドーハといえば」な場所へ
急にタイトルに英語混ぜてくるじゃんって思いました?
昨日の BBCのおかげで、消失していた英語力が少しはマシになった気がしてきたのですよ。ふふふ。
朝ごはんは、昨日から気になっていたホテル前のティーショップで調達。カタールは甘い飲み物が多く、既に糖分過多の様相を示していたため、オムレツクロワッサンのお供はノンシュガーのソーダ水です。
2つで9リヤル(約380円)とかなりリーズナブルで、しかも美味しかったので朝から幸せな気持ちに。
この日は2/24だったのですが、川崎フロンターレを愛する方であれば、何の日かピンと来る方も多いのではないでしょうか。
そう。2024年のリーグ開幕となる、湘南ベルマーレ戦の日でした。
本来は現地(レモンガススタジアム)で観戦をする予定だったのですが、中東の洗礼によって旅程が変更になったことで、泣く泣くカタールを取ったのです。
中東の洗礼。大事なことなので2回言いました。
ちなみにDAZNは地域制限があり、基本的にはカタールでは視聴することができません。
しかし色々あり、どうにか後半は見届けることができました。
そして愛するフロンターレは無事開幕戦に勝利したため、上機嫌である場所へと向かいます。
それがこちら。
アラビア圏では市場のことを「スーク(souq)」と言うのですが、ドーハで1番有名なスークである、スークワーキフへと足を運びました。
ちなみに「スークワキーフ」と記されることもありますが、発音としては「ワーキフ」の方がより近いんだそう。さらに言うと、カタールでは「q」は「g」に近い発音になるそうで、最寄りの駅に着いた際、「スークワーギフ」と私の耳には聞こえました。
この日のランチは、カタール在住のフロンターレサポーターという尖ったプロフィールを持ち、「#SHOGO見守り隊」としてカタールリーグを現地観戦する、蒸れたレガースさんとご一緒しました。アカウント名もだいぶ尖っていますよね。
以下「レガースさん」と呼ばせていただけますが、レガースさんは本当に、この旅におけるSpecial Super Ultla Meccha Thanksです。
スークワーキフの案内や試合のチケット取り、その他もろもろ、レガースさんなしでは旅の充実度が全くもって違っていたと言えるほど、たくさんの施しを受けました。
クソお世話になりました!!!!!
ランチも私の「タッブーレとフムスが食べたい」という要望を聞いていただき、スーク内のアラビアレストランへ。
羊も大好きなのでラムの焼き物と、おすすめの飲み物であるレモンミントジュースもいただきました。
食事をしながら、カタール人のトーブ(白い民族衣装)は襟付きが特徴だということや、移民の方たちの仕事について、アラビア語の「Al」は英語でいう「The」にあたる定冠詞になるため、クラブの名前をはじめとしてよく見かけることなど、カタールのことを色々教えていただきまして。
高校時代に世界史を取っていたはずなのに、記憶喪失なのかと自分を疑うほどアラビア圏の文化に対する解像度がびっくりするほど低い私にとって、とても学びの多い時間になりました。
ランチの後はスーク内を案内いただき、有名な鷹スークやお土産屋さんなどを巡ったほか、衛兵交代用の、王族に仕えるラクダにもお目にかかりました。
ちなみにここドーハにも、渋谷のハチ公、池袋のいけふくろう、名古屋のナナちゃん人形、大阪のヨドバシカメラともいえる、「定番待ち合わせスポット」があるとのこと。それがこちら。
なぜ親指なのかを 私たちは なにも知らない(中島みゆき「糸」風)
そして道中、「谷口さんと誕生日が近い」という、謎に谷口さんを起点とした誕生日話から、誕生日が同じであることが判明するサプライズもありつつ、スークをたっぷり楽しんだのでした。
7. お土産とカタールの歴史を探訪
そしてその後は、お土産などを調達するターンへ。
恐らくカタール土産の定番であろうチョコがけデーツやら、スパイスやらを買い込ませていただきました。
チョコがけのデーツは、写真に残すのを忘れたので公式より拝借。
入っている個数も多く(たぶん20個くらい)、個包装になっているのでバラマキ用のお土産としてぴったりでした!
そしてカタールはスパイスも有名で、豊富な種類が売られています。その中でもなぜかひとめ見た瞬間に「これはきっと好き!」とピンと来たのが、この「ピリピリシーズニング」。
実際、帰国後に使ってみて、爽やかな辛みと旨みにノックアウトされています。いのちだいじに作戦で使っているものの、既にだいぶ減ってしまっている悲しみ。
持ち前の食い意地を発揮し、食品コーナーをしらみつぶしに捜索した甲斐がありました。
余談ですが、「せっかくだからスパイスにチャレンジしたいけど辛いものが苦手で……。」という方。
もちろん辛くないスパイスもたくさんありますが、その中でも「ザタール(Zaatar)」がおすすめ!
中東ではポピュラーなミックススパイスですが、辛みはなくシソのような清涼感があって使い勝手も良いので、一度試してみてはいかがでしょうか。
大きめのスーパーなどでは大概扱っていると思います。
そんなこんなでその後は、ホテルから近いインターナショナルミュージアムへ。
カタールの歴史を手厚く紹介している施設なのですが、回れば回るほど知らなかったことだらけで、やはり世界史を専攻してたのはまぼろし〜〜〜!!だったのかと疑う程におののきました。
そうこうしているうちに、外はすっかり夜の装いです。
またしてもランチで大満腹になっていたため、この日もディナーはいただきませんでした。
ホテルのバーでお酒だけでも……と思いましたが、結局周辺をぶらぶらするに留めることに。
ちなみに2023年度の世界平和度指数ランキングでカタールは21位であり、比較的安全な国とされています(ランキングの前後はベルギーとオーストラリア、日本は9位)。しかしランキング以上の安全性を感じており、普段から池袋北口などの、治安があまり良くないとされる場所で過ごしている私からすると、夜の一人歩きにも特に怖さは感じませんでした。
ただしあくまでも個人の感想なので、積極的に真似はしないでください。
8. Qutar 3rd day! 「推し活」のその前に
この日の朝ごはんはマック!
「マックって世界中どこでもあるじゃん。わざわざマックじゃなくても……。」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
でも実は独自のメニューがあったり、内装にもその国の雰囲気が出ていたりと、国ごとの違いを楽しめるスポットだったりもするんです!(謎のドヤ顔)
ここでは、日本では見ないマッシュルームオムレツラップをいただきました。
モーニングセットについてくるハッシュドポテトは万国共通のようです。
同じく日本のメニューにはないハラペーニョチーズバイツも気になりましたが、アラフォーの胃袋は容量が足りずに断念。
ホテル前のティーショップに売っていたサモサも食べたかったなーと、胃袋がついていかない食いしん坊の思考を巡らせつつも、「いよいよ今夜、推しに会いに行くんだ」と、鼓動は高鳴りだし、涙腺は緩みだしていました。
側から見たら、マックを頬張りながら涙ぐんでいる異邦人の中年がいるわけで、なかなかやばみが溢れる画だったものと思われます。
試合のキックオフは20時と遅めなので、最終日ではありますがまだまだ時間はあります。
スタジアムに向かうまでに、こんなところに寄りました。
オリンピックミュージアム
読んで字のごとく、オリンピックにまつわる展示がされている施設です。
正式名称は「3-2-1 Qatar Olympic and Sports Museum」。
積極的にプロモートをされていないのか、最寄りのメトロの駅から案内板などがあるわけではなく、「このルートで合ってる?」と訝しみながらもなんとか辿り着くことができました。
しかし施設自体はとても立派!入口からしてデザイン性が高く、期待が膨らみます。
チケットはレジデンス(在住者)とノンレジデンス(非在住者)で分かれており、価格が多少違うようでした。1日目のイスラム美術館も昨日のインターナショナルミュージアムも同様だったので、ドーハのスタンダードなのかもしれません。
またエントランスでセキュリティチェックがあり、大きい荷物を持っていたのでドキドキしましたがなんなくクリア。
中に入ってみると、「クローク使う?」とあちらから声をかけてくださりありがたかったです。
そして中はオリンピアンにまつわる展示や、体験型のアトラクションなどもあり、コンテンツがかなり充実していました。
一部追加で料金が発生するようですが、けっこうな時間楽しむことができるものと思います。
ハリーファ国際スタジアム
オリンピックミュージアムを堪能した後は、同じ敷地内にあるハリーファ国際スタジアムへ。
2022年のカタールW杯で、ドイツとスペインに勝利を納めた舞台であり、SAMURAI BLUEのサポーターにとっては「聖地」とも言える場所ではないでしょうか。
あの「三笘の1ミリ」が生まれた場所でもあります。
あれから三笘選手が「サッカー好きの間で有名な選手」から「国民的な選手」となり、街中で彼の名前が出る度にニヤニヤしてしまうフロサポは、きっと私だけではないはず。
ヴィラッジョモール
「聖地」をとくと拝み倒した後は、すぐ近くのヴィラッジョモールへ。
多くのレストランが並ぶフードモールの中で、やはりローカルフードを提供してくれるお店へと入り、またしてもタッブーレとフムスをいただきました。
どんだけ好きなん自分。
その後モール内をぶらぶらしていると、見覚えのある看板が。
イギリスに本社があるドラッグストアのBootsでした。学生時代にロンドンへ短期留学していた際に色々とお世話になったため、懐かしい気持ちを噛み締めながら立ち寄りました。
そしてヴィラッジョモールといえば、ゴンドラが有名です。
建物全体がイタリアを意識したつくりになっており、ゴンドラ乗車待ちの列も相当な長さになっていました。
15時台のアザーンが流れる中、小休止のためにスタバへ。
スタバといえばカップに名前を書いてくれるサービスがありますが、名前を聞かれて答えると、一度聞き返されたものの改めて綴りを伝えると「ASUKA!コンニチハ」と日本語で挨拶をしてくれたのです。
日本人のお知り合いでもいるのでしょうか。私の名前から日本人だと理解してくれたことと、日本語の挨拶を知っていることの両方に感激をし、嬉しさ満点のカフェタイムを過ごしました。
9. Rord to "推し"
時刻は夕方に差し掛かり、いよいよスタジアムへと向かいます。
モールから谷口選手が所属するアルラーヤンのホームスタジアムまでは、直線距離ではそこそこ近く車で20分程ですが、せっかくトラベルカード(ドーハメトロ版のSuica的なICカード)にチャージをしたので、メトロを使うことに。
メトロだと、逆「く」の字を書くように一度ドーハ市街地に戻る必要があります。モールの最寄りであるAziziyah駅から、スタジアムの最寄りであるAl Riffa Mall of Qatar駅まで、乗り換え含み約1時間ほど電車に揺られました。
ほとんどの駅の間隔は短めだったのにも関わらず、最後の一駅分の距離がすごく長かったことが印象に残っています。
最寄りの駅からは、既にスタジアムの姿を拝むことができます。改札から動く鋪道もあり、アクセスはある程度良いように感じました。
キックオフまではまだ時間に余裕がありましたが、早めに来た目的はこちら。
谷口さんのユニフォームを購入したく立ち寄ったのですが、レガースさんからあらかじめ「ネームの圧着が必要だから早めに行った方がいい」とアドバイスをいただいていたのです。
確かに既にナンバーが圧着されている既製品はなく、ユニフォームを購入し、好きなナンバーと名前を入れてもらうスタイルでした。
「ネームプリントをして欲しい!3番!ショーゴタニグチ!試合前に絶対受け取りたい!!」という旨を伝えたところ、「頑張ってみるー」と、なんとも海外的サービスの返事。
念を押した上でお金を払い、隣のショッピングモールで時間を潰しながら出来上がりを待ちます。
ちなみに、お値段は350リヤル(約14,000円)と、フロンターレのオーセンティックユニフォームよりも少しばかり安いお値段でした。
ショッピングモールに向かう道すがら、アル・ラーヤンのスポーツクラブホールなる建物を発見。
アル・ラーヤンはサッカーのみでなく、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、卓球、フットサルなどのチームを持つ総合スポーツクラブチームのため、どうやら屋内競技用の施設のようです。
そんなこんなで、ショッピングモールで休憩がてらカラックティー(アラビア圏のチャイのような飲み物)をいただいていると、思いの外早くユニフォームの圧着が終わった旨の報を受け取りました。ひとまずほっ。
開場の時間に合わせて戻ると伝え、恐らくこの旅最後になるであろうティータイムを楽しみました。
そしてユニフォームを受け取りに戻り、着用するとサイズぴったり!
サッカーが好きになってこのかた、サックスブルーのユニフォームにしか袖を通したことがないので、赤と黒のユニフォームを身にまとう自分に違和感しかありません。
一方で、得も言われぬ高揚感を禁じ得ない自分もいました。
フロンターレのことはもちろん変わらず大好きですし、その気持ちに変わりはありません。私の好きな色は赤ではなくサックスブルーです。
ただ1年と少しの間、サックスブルーのユニフォームに袖を通しても満たされなかった何かが補われた気がして、また少し泣きそうになってしまいました。
ちなみに少々時を戻しますが、ヴィラッジョモールのスタバではスポルディーバでの谷口選手の連載(※)を読み返し、今までのことに思いを馳せて泣いています。
試合が始まるまでになんぼ泣くねん私。
↓(※)連載
10. 8000kmの距離を超えた、推しとの邂逅
開場の時間が近づくと、日は落ちライトアップされたスタジアムが、否応なしに非日常の空間として浮かび上がります。
ライトアップが素敵すぎて、思わずワンピースのルフィのごとく「すっげぇーーー!!!」と興奮を隠しきれない大きめの声が思わず口をつきました。
もし等々力がこんな風になったら、西明寺さん(スタジアム近くのお寺)のあたりから、嬉しすぎて側転しながら向かってしまうかもしれないと思ったほどです。
いざ入場しようとすると、大きい荷物を持っていたため普通には入れず、「向こうのゲートで荷物のセキュリティチェックを受けて」と言われて向かった先のゲートが無人。
近くのゲートで事情を話すと、「そんなこと言われたの?w」というノリで、本来の入場口でないゲートから入れてもらうという、またしても「海外あるある」な対応を受けつつ、なんとか中に入ることができました。
入場に手間取ってしまったため、既にアップが始まっており、自席へと急ぎます。
席といっても完全な指定席ではなくゾーン自由席なのですが、バックスタンド側から入場することになり、自席はメイン側のため、ぐるっと回らねばなりません。
途中ゴール裏を通る時に、こんな光景が目に入りました。
アル・ラーヤンのアイコンであるライオンが、ゴール裏に鎮座していました。
カタールリーグではサポーターがゴール裏で応援をする文化はなく、バックスタンドに陣取っており、ゴール裏はむしろ入場ゲートを塞いでいるほどで、使われている様子はありません。
応援文化の違いを面白く感じつつも、「立派なスタジアムだなぁ……。」と感心しきります。
日本だと当たり前なスタグル、各種サービスや運営オペレーションなど、ソフトの面はまだまだ発展の余地はありますが、ハード面に関しては国を挙げて国際試合を多数招致しているだけあり、さすがの一言です。
そしてなんとかメインスタンドに辿り着き、空いていた2列目に陣取るや否や、彼の姿が目に飛び込んできました。
ああ。ずっと会いたかった人が、そこにいる。
この目で見たかった姿が、そこにある。
赤い練習着を身に付け、名前の分からないチームメイトとコミュニケーションを取る谷口選手を見ていると、ぐっと来るものがありました。
私自身久しぶりの海外でままならないことばかりでしたが、このままならなさや不自由さを感じることに意味や意義があることも理解ができます。
そのため、そのような環境に自ら飛び込んだ彼に思いを馳せます。
もちろん、代表での活躍も見たい。
しかし今回の旅では、ままならなさの渦中に身を置く彼の姿がこの目で見たかった。
近い日程でアジアカップがあったのにも関わらず、私があえてリーグ戦の観戦を選んだのには、そのような理由がありました。
例えることの難しい満ち満ちた思いを抱えながらも、キックオフ間際にレガースさんも合流。
改めて、目の前の試合を観ることに気持ちを切り替えます。
なお観戦中の写真については、私の残念スペックなiPhoneで撮影しているため、画質が粗々です。
なぜきちんとしたカメラを持っていかなかったのか、私自身も自分の行動が謎ではありますが、「考えるな、感じろ」のマインドで見ていただけると幸いです。
11. カタールリーグを現地観戦してみたら
当時のアル・ラーヤンは12チーム中5位と、アッパーハーフの順位。対戦相手のアル・シャマルよりは上位で対戦成績も悪くはないものの、アル・ラーヤンはアジアカップの中断前はあまり調子が良くなかったようで、勝負がどう転がるかは正直分かりません。
推しが見られるという高揚感と、勝利を見届けられるだろうかというハラハラがごちゃまぜになりながら、キックオフの瞬間を迎えました。
谷口選手はこの日3バックの真ん中を務め、相手の11番(リカルド・ゴメス選手)にマンマーク気味でついているようでした。
毎試合マンマークをしているわけではないようですが、相手チームに強力なFWがいると、そのケア役をすることが多いようです。
リカルド・ゴメス選手は187cmと谷口選手よりも背がやや高く、またものすごくゴツい印象を受けたため、かなりの体格差があるように感じました。
しかし読みの良さがことごとく発揮され、体格差をものともせず空中戦はほぼ全勝。
パスも通らないようにきっちり抑えているため、相手に仕事をさせません。
一方で、アル・ラーヤンの現監督は無理に攻めない方針らしく、ビルドアップからかなり慎重な印象を受けます。
そしてコーナーキックを獲得しても、球はことごとくファーに流れてしまい、得点の匂いは感じられません。
「移籍してからゴールがないと思っていたけど、このセットプレーじゃ点は獲れないよなぁ……。」と、悲しくも状況を少し理解しました。
そして前半は残念ながらなかなかの塩試合で、お互いに取り立ててチャンスらしいチャンスもなく終わりました。
後半に点が獲れることを願いつつ、エンドが変わった時に推しが見やすい席へと移動することに。
スタジアムの収容率はそこまで高くなかったため、そうした芸当もできてしまいます。
なお日本人観客は、その日レガースさんと私、そしてもう1組がいるのみでした。
普段は他にもう一家族と、1〜2名がいわゆる「SHOGO見守り隊」としていらっしゃるようです。
私たち以外はほとんどトーブを纏ったアラビアン。かつ女性はいないに等しい状態だったため、飛んで火に入る夏の虫感が半端じゃありませんでした。冬だけども。
ちなみにハーフタイムついでに余談を投下すると、谷口選手にはクラブが通訳をつけているみたいですが、最近はその方の登場機会が限られているとのこと。
つまりは、英語だと思いますが順調に語学を習得しており、ある程度自力でコミュニケーションが取れているということなのではないでしょうか。
「さすが私の推し」と、謎に誇らしい気持ちになりました。
そして後半を迎えます。
前半がなかなか渋い試合内容だっただけに、普段であれば時間の流れが遅く感じるところですが、この日ばかりは本当にあっという間でした。
「もう45分しかないんだ……。」と、ぼんやりしたうらさびしさを感じたのを、はっきりと覚えています。
ここで、相手11番のリカルド・ゴメス選手が、14番のサルミン・アティーク選手(読み方自信なし)と交代。谷口選手の仕事の賜物です。それと同時に、それまでのマンマークの役目も外れました。
またしても推しが誇らしく、ノンストップ破顔野郎と化していました。
後半も前半同様、無理に攻め上がりはしないものの、マンマークをしなくて良くなった谷口選手からは、ここぞという時の縦パスも見られるように。
すると、ようやくチームにもリズムが生まれ出し、65分過ぎ、23番でボランチのチアゴ・メンデス選手が持ち上がり、11番のガブリエル・ペレイラ選手がそれを仕留めて、待望のゴールが生まれます!
喜びも良い意味でつかの間、数分後には同じような形でチアゴ・メンデス選手がまたしても持ち上がり、今度はチーム内で最多得点数を誇る96番ホジェル・ゲデス選手のゴール!
バックスタンド側のサポーター集団からは紙吹雪が舞い、いかにもアラビアンなチャントが響き渡ります。
しかし今度は本当の意味で喜びもつかの間、アル・ラーヤン側のゴールネットが揺らされてしまいます。
嫌な時間に点を返されてしまった……。と思わずため息が出ましたが、これにはVARが介入し、キーパーの位置の関係でオフサイドが取られたためことなきを得ました。
しかしその後も再びピンチを招き、キーパーが出たところにシュートを打たれて絶体絶命かと思いましたが、谷口選手がかき出す形で相手にゴールを割らせませんでした。
さらに我慢の時間は続き、残り5分を切ったあたりで相手の7番の選手(ごめん、もはや読み方がわからん)に1点を返されてしまいます。
そのまま最後までやや不安定な部分が拭いきれなかったものの、なんとか耐え切り、長い笛を迎えました。
推しの活躍と、勝ち点3を見届けたぞ!!!
そして選手が退場をしていく時に、ユニフォームを脱ぎ、背番号側をピッチに向けて「谷口選手のユニフォーム買ったよ!」とアピール。
日本人が少ないゆえに見つけやすかったのか、もう1組の日本人グループに手を振った後、こちらにも見えるギリギリまで手を振ってくれて、ロッカーへと下がっていきました。
嬉しさのあまり、しばらくふわふわした気持ちで、心ここに在らず状態に。
ちなみにこの時撮っていた動画は、頑張りたい時に見返しては、何度も何度も元気とやる気をもらっています。
この90分間、少しでも多くの情報を焼き付けたいと、目を皿のようにしてピッチを見つめました。
慣れ親しんだ環境ではない場所で、頑張っている推しの姿
仲間に声を掛ける姿 相手を抑える姿 パスを出す姿
一挙一投足をなるべく記憶のフィルムに残して欲しいと、容量の少ない自分の脳に懇願します。
推しに押しかけて、8000kmの旅をしてきて良かった……。
改めてそんな思いを噛み締めて、スタジアムを後にするのでした。
12. 旅の終わりに
スタジアムを出たのが23時近く、フライトは翌2時過ぎのため、その足で直接空港へと向かいます。
ハマド国際空港のアイコンである、ランプ・ベアーに見送られて出発です。
遠ざかっていくドーハの夜景を眺めながら、旅の記憶を反芻します。
かわいかったラクダ
透き通るようにきれいだった海
初めて食べたもの
書ききれなかったほどの、たくさんの方から受けた親切
自分が持っているものと、違う文化に触れるからこそ見えること
違う文化を持った国でも、サッカーを愛する人たちがいる景色
私の推しがあなたで良かった
この場所に連れて来てくれてありがとう
いつも素敵な景色を見せてくれてありがとう
実は私自身いい歳をして、新しいキャリアにチャレンジをし、もがいている最中でもあります。
チャレンジの数だけままならないこともたくさん出てきますし、しんどさを感じることも少なくありません。
しかし、年齢を言い訳にせずに高いパフォーマンスを維持して、もっともっと高みにのぼろうとしている推しの姿に、勝手に自分を重ねてパワーをたくさんもらった旅でした。
本当に来て良かった。
私の推しがどこに行ったとしても、きっとまた会いに行こう。
そんな風にあたたかい気持ちを抱きながら、短い旅は幕を下ろしました。
そして帰国後。
代表とアル・ラーヤン、2つの3番は今日も仲良く並んでいます。
Additional Time〜おまけコーナー〜
ここからは、カタール旅を快適に過ごすためのポイントと、旅費&滞在にかかった費用をまとめています!
もしカタールへの渡航を検討しているけど、わからないことが多いなーと感じている方がいらっしゃれば、ささやかな情報になるかもしれません。
しかし諸般の事情により、誠に恐縮ではありますが有料とさせていただきます(土下座)
また、2024年2月時点の情報となります。ドーハは国際イベントの誘致に精力的だということもあり、街は絶賛開発中。大きな変化の中にある都市だと感じたので、そちらをお含みいただいた上でご購入いただければと思います!
そして投げ銭含めてnoteを通じていただいたお金は、今後の推し活に使わせていただきます。(そしてなるべくこういった形で記録に残していこうと思います)
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