夢スタと、夢にまで見たあの場所へ。―フロサポ、広島・そして今治へと旅立つ―
今年初のアウェイ旅は広島!
道中、新幹線の中で。
みなさんこんにちは!約1か月ぶりの大澤でございます。
突然ですがここでクイズです。私は今、いったいどこにいるでしょう。
え?タイトルと写真で盛大にネタバラシをしているじゃないかって?
そうです、実は今、広島に向かう新幹線の中にいます!
今シーズンは今シーズンとて一刻も早くアウェイ旅に出たくてうずうずしていたのですが、私が愛するフロンターレの早い時期における遠方アウェイは以下の日程となっており、行き先をどこにしようか日程が出てからというもの、悩みに悩みまくっていました。
大澤の脳内では、連日こんな会議が繰り広げられています。
「大阪も捨てがたいけど去年の11月に行ったよね。でもその時はセレッソ大阪戦だったし、パナスタは天皇杯でしか行ったことがないじゃん?ガンバ戦は行かなくていいの?遠方アウェイ初戦だし、連戦最後のきつい時だからこそ選手を間近で応援したくない?」
※昨年11月の、大阪旅の記事はこちら
「気持ちは分かる!でもその2週間後には広島戦なのよ。久しぶりに広島行きたくない?前回行ったの2017年だし、再来年には新しいスタジアムができちゃうからエディスタに行ける機会は限られるよ?それに広島にいる親戚一同にも会いたくない?」
「それもそうだよね。でも東京はまだまん防の真っただ中だから、広島のみんなに会いに行っていいのかな?広島のおじちゃんはもう前期高齢者だから、万が一私が会いに行ったことで何かあったら嫌じゃない?それなら広島は別の機会にして、他のところに行った方が良いんじゃないかな?」
「うーん……、そうしたら4月のジュビロかな?エコパ(エコパスタジアム)は行ったことがあるけどヤマハは初めてなんだよね。行ってみたいなぁ。さわやかも食べたい!でも平日なんだよね。仕事どうしよう……。それに4月まで旅行お預けっていうのもなぁ……。」
そんな調子で脳内会議において熱い議論が交わされながらも、なかなか結論が出ない日々が続きました。日程くん、なかなかの仕事をするじゃないか……。
しかし、意外な形でその議論に終止符が打たれたのです。
“【Jリーグチケット】チケット購入内容の確認”
ある朝目覚めると、見覚えのないメールが目に飛び込んできました。
なんということでしょう、どうやら寝ぼけて真夜中に広島戦の試合のチケットを購入してしまっていたようなのです。
「やってしまった……。でもこれは言い換えれば決意の時がやってきたということ!広島、キミに決めた!!」
旅のお献立―旅立ちは突然、そして必然に―
よく分からない経緯ながらも広島行きを決めた私は、「せっかくだから目いっぱい楽しむぞ!」と鼻息荒く意気込み、“旅のお献立”ことスケジュールを立てていきました。ちなみにいつかの記事でも言及していますが、旅のスケジュールは基本的に前もってしっかり立てる派です。自分、A型なもので。
そしてカレンダーを見た私は刮目しました。
「もしやおぬし、3連休なのか……!?」
初歩的なことに気付いていなかった自分に恥じつつも、3連休であればぐっと行動範囲が広がるであろう事実に、ワクのムネムネ……じゃなかった、胸のワクワクが止まりません。嬉しさのあまりつい語順がおかしくなってしまいましたね。ごほほん。
そして、にわかにある場所が脳内に降臨したのです。
今治
そう、以前こちらの記事で、私が今治に行きたいという情熱をしたためておりましたが、「3連休だったら今治にも行けるのでは……?」とひらめいてしまったのですよ。しかも今治には、何度も夢に見るほどこの目で景色を見たいと思っていた、しまなみ海道もあります。
「仮に土曜に広島戦を観て、日曜にFC今治の試合を観に行き、最終日今治からしまなみ海道を渡って尾道に抜けて、福山から新幹線に乗って帰ってくれば、これ以上ないほど最高なスケジュールなのでは……?」
という段取りを勝手に思い描きました。しかしそんなに都合よくピンポイントでFC今治のホームゲームが開催されているものなのでしょうか。ドキドキしながら今治のHPにアクセスします。
なんということでしょう(本日2回目)。あまりにもばっちりな日程で今治のホームゲームがあるではありませんか。思わず心の中……とは言わず実際に力強いガッツポーズが出たことからも、どれほど嬉しかったのかお分かりいただけるのではないでしょうか。あー確認したのが出先じゃなく自宅でよかった!淑女としてこんな姿、人様にお見せできないわ。ほほほ。
さらにはなんと、この日の対戦相手はカターレ富山!
以前にOWL magazine看板ライターである五十嵐メイさんが取材をした、椎名伸志選手が所属しているチームなのです。
この記事をきっかけに椎名選手の人となりやお考えに強く興味を持ち、いつかプレーする姿が見たいと思っていたので、これもなんという巡り合わせでしょうか!さんくす神様!!
…….というわけで、そんなこんなのなんじゃもんじゃで、この旅では広島に加えてはじめましてとなるFC今治の「ありがとう夢スタジアム」に足を運び、そして「しまなみ海道のサイクリング」をしてきたいと思います!
B級グルメ界の王子こと、焼豚玉子飯が食べたいかーーーーー!!
※勝手に名付けています。
サイクリストがこぞって押し寄せるほどの、きれいな海沿いを思いっきり走りたいかーーーーー!!
なんだか某ウルトラクイズの福留功男さんが出てきそうな雰囲気になってしまいましたが、とにかくずっとずっと行きたくて焦がれていた場所についにたどり着けそうな今、心からワクワクしているのです。
え?「ニューヨークに行きたいか」ネタは若い子には通じないよって?この嬉しさのさなかに水を差すのは野暮ってものよ!昭和万歳!!
一抹の不安
さて、そんな「テンションぶっちぎりハイ」状態の今ですが、ひとつだけ不安があるのです……。
サイクリング予定のしまなみ海道ですが、その距離を確認したところスタート地点の今治市からゴールの広島県福山市までは「約70km」あるとのこと。
県境を跨ぐんだもの、そりゃそうだよね…….。
リモートワークですっかり運動不足になった私に、いくらロードバイクとはいえ70kmを走り切れるのか……。
前日、もっと言えば前々日から飲みすぎてヘロヘロになっている心配もある……。
旅行に出ると特に足を痛めがちだけど、今回もやってしまうのでは……。
更に言うと、天気は大丈夫なのか……。
などと、有象無象の心配が押し寄せます。
※なお、旅行×負傷の記録はこちらもご参照ください。
「うーん...…。まあ、なるようになるさ。」
最終的には憧れゆえの好奇心が勝ち、細かいことを考えるのはやめました。
与えられたものを目いっぱい楽しめばいいのさ!!
ちなみに広島でも親戚一同に会うことはさすがに憚られましたが、親類の中で1番仲の良い、出張族の従兄には会えることになりました。
従兄とは元々お互いの実家がある広島や長野の他、出張の折に東京や大阪などでも会うことがありましたが、やはりこのご時世もあり2年以上ぱったり会っていなかったため、実に久しぶりの再会です。
更にホテルは広島一の繁華街と言われる流川に取ったため、1人になった後も飲み歩く予感がプンプンしています。いでよ、妖怪HEBEREKE!!
そんなこんなで、楽しみがぎゅぎゅぎゅっと濃縮されていそうな3日間が、ついに始まろうとしています。
2日連続スタジアムでサッカー観戦をするのもいつ振りだろうか……。
何回でも言ってしまいますが、本当に楽しみで仕方がないのです!!あー楽しみ楽しみワクワクワクワク!!!!!
読者の皆様におかれましては、私がこの旅を負傷せずに終えられるよう願っていただけますと大変幸いです。なにとぞ。
無事に帰ってきた暁には、改めてこちらのマガジンで旅行記もお届けできればと思っております。
そして、せっかくなのでこの旅の裏番組的な注目ポイントもお伝えできればと思います。
これまた五十嵐メイさんが過去にインタビューをしたスポーツ報知の岡島智哉記者が、今シーズンから川崎フロンターレを担当されていらっしゃるんですね。
岡島記者は取材で広島に出向くのか、そして「中毒性アリ」と称される寸評がこの試合で見られるのかも楽しみにしていてくださいね!
というわけでJリーグ旅にどっぷり浸かるこの連休、これ以上に相応しいものが見つからない、この言葉で締めくくろうじゃありませんか。
「待っているのは、最高の週末だ。」
それでは、行ってきます!!
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サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…
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