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記事一覧

ゆっくり やすもう【詩】

ゆっくり やすもう【詩】

すごいストレスを負っちゃったときは
とても疲れるよね
悲しいよね
胸が苦しくなることもあるよね

そのストレスは
気候にもよるし
その時の体調にもよるし
何より そのひとそのひと 度合いが違う

こんなことで…恥ずかしいな
なんて思わずに
おかしいなって思ったら
休もう

会社より人づきあいよりなにより大事なこと
だってその疲れを
私は疲れてなんかない!こんなことで休んだりできない!
って思ってた

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ささやかだけど大きな夢

ささやかだけど大きな夢

夜のひととき あなたと一緒にお茶を飲む
目の前に座るのは あなた以外の誰かではありえない
2人でマグカップを抱えて 温かいね と飲む
お揃いのマグカップ  どっちがどっちのか  分からなくなるね

私はそんな  ささやかだけど大きな夢を見ていた
幸せな夢

でも  時間は無限にはない
与えられた時間を  できる限り一緒に過ごそう

私にできる限りのことをしてあげたい

あなたは私の夢です
夢の塊

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リセット【詩】

リセット【詩】

出会った日のことが鮮明に思い出せる。
簡単な挨拶を交わしただけ。でも君は少し笑顔を作ってくれた。
いつから好きになったのだろう。突然ではなくきっと徐々に。
そして親しくなり、一緒のときを過ごした。

きっと僕ではダメだったのだろう。
僕と別れてすぐに、君はほかの人と結婚した。
今君は幸せだろうか。
僕といた頃、君は幸せじゃなかったのだろうか。

もういいだろうか。僕はひとりだ。
君のいない時を無駄

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ひらり 舞い踊る【詩】

ひらり 舞い踊る【詩】

春だねえ

桜は散るのでなく舞い踊っている

きれいだ

これは終わりでなく始まりのしるし

急がなくていい

自分のペースで

ゆっくりとゆっくりと

進めばいい

誰かと比べてもそれも私の一部

かけがえのない一部

私は天に昇る心地で 春を満喫している

これぞ春 始まりの季節

この世にいながら 天の心地を味わうことができる

幸せは感じるもの ほんとにそうだ

掴むものでもなるものでもな

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凍りの世界【詩】

凍りの世界【詩】

ギザギザに傷ついた三日月が

凍りついた電信柱に刺さっている

よるじゅう凍えていた

寒い寒い夜

どこかで狐が遠吠えしている

あれは氷きつねだ

あの種類じゃないとこの寒さは生き延びられない

わずかに生き残った僕らは

火種を少しずつ燃やしながら身を寄せ合い

互いの身がいつ凍りつくともしれない恐怖に怯えながら

それでも覚悟はできていた

街には美しい彫像がたくさん

あれらはすべてかつ

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月だって散歩する【詩】

月だって散歩する【詩】

お月さまだって散歩したいときがあるんだ

トルコでカッパドキアを眺めたり

ボリビアでウユニ塩湖を眺めたり

ペルーでナスカの地上絵を眺めたり

フランスでモンサンミッシェルを眺めたり

ギリシャでメテオラを眺めたり

カナダでナイアガラの滝を眺めたり

イタリアでポンペイの遺跡を眺めたり

実は色んなところへ行ってるんだ

だから、ふと見るとお月さまがいない時があるでしょ

お月さまだって散歩し

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ねえ私ひとりじゃないよね「詩」

ねえ私ひとりじゃないよね「詩」

なんでこんなに悲しいんだろ

何も響かないんだろう

こんなにしんとしてるんだろ

この世の中って他に人いるんだよね?

なんで私こんなぽつねんとしてるの

一人じゃないのに誰がいても一人な感じがする

寂しさが埋まらない

信じたい未来なんてないよ

怖いつらい なんで昼なのに外はこんな暗いの?

何見ても虚しいよ

なのにものに溢れてるの

でもここは私の居場所じゃない

かけがえのないあなたへ「詩」

かけがえのないあなたへ「詩」

わがままばかり言ってごめんね

私結局私のことばかり考えて あなたのこと好きって言えないのかな これって

それなのに 会いたい 寂しい 話したいって

どんなに好きだって言っても これじゃあエゴでしかないから ほんとの好きって言えないのかな

自分のつらい時だけもういなくなりたいとか そんな言葉を好きな人から聞かされたらどんな気持ちになるか そんなことも想像つかず あなたを悲しませた

色んなこ

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さみしい「詩」

さみしい「詩」

恋は嵐のように感情を揺さぶる

幸せが止まらないと思ったあとの淋しさ

ジェットコースターみたいだ

つまらないやきもちの繰り返し

そんな自分が嫌になる

好きだからこそありのままの気持ちをわかってほしくなる

ほかでもない好きな人に

けれど全てわかり合うことはできないから

自分の心で処理をして

それで淋しくなってしまう

ただ相手の幸せだけを願い続けて

相手の嫌がることなど何もせず

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嫉妬【詩】

嫉妬【詩】

これ、乗り越えられるんだろうか、って思う

激しくてドロドロしたエネルギー

自分が醜く感じる

そして危険な感じもする

嫉妬に狂うという言葉、文学作品なんかでよく目にしたけど、そんなことあるはずないってせせら笑っていた

狂う前に手放せばいいじゃない

別にどうしてもその人である必要なんかないんだから

そんな思いさせる相手との関係は終えて、さっさと次を探せばいいじゃない、と思っていた

実際

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探してしまう【詩】

探してしまう【詩】

またあの季節がやってくる

季節は匂いを連れてくる

匂いは記憶を呼び覚ます

まちなかを歩く

懐かしい香水混じりのタバコの匂い

はっとして振り返るけれど残り香だけ

マルボロメンソールにポールスミス

そんなのよくある香り

未だに懐かしくて胸が締め付けられる香り

別れの言葉とともに香りの記憶も持ち去ってほしかった

なあんてむりだから、上書きしてくしかないのね

忘れられなくて香水を持っ

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ピンクのサングラス【詩】

ピンクのサングラス【詩】

あたしのサングラスはピンクだ

ハート型をしてる

ピンクのサングラスをかけると
セカイがハッピーになる

空も雲もピンクだし
渋滞や排気ガスだってピンク

恋してる瞳もピンクだし
怒ってるおっちゃんの顔だってピンク

何もかも誰もかもセカイがピンクに見えてたら
ハッピーにならない?

ピンクのハート型のサングラスかわいいよ

100均に売ってる

みんなでかけて
みんなハッピーになろうぜ♡

スキ【詩】

スキ【詩】

スキだっていう感情を封印すると、心も体も死んだようになり動かなくなる。

砂を噛むような毎日。何を食べても味もしない。何もしたくない。

何度も諦めようとした。

突然涙が出て自分が一番驚く。

ああ私、あの人のことスキなんだ。

その気持ちを閉じ込めた分、閉じ込めれば込めるほど、憂鬱さは増してくる。

気持ちが死へと近くなる。

というか、生ける屍だ。

なぜただスキでいることさえ許せずにいるの

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恋【詩】

こんな身を焦がすような思いはしたことがない

悩み、立ち止まり、引き返そうとし、けれどできなかった

そして離れていこうとするあなたを見て気づく

ああ、あなたを失ったら、この世にいる意味はないなあ

楽しいふりをして一日送りで死を先延ばしても、生きてはいない

生きているとはそんなものじゃなくて、生きる望みとともに在ること

あなたを失くしてただこの肉体を維持しても、それは生きているとは言えない

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