マガジンのカバー画像

何気ない風景

24
凡庸な日々で、ふと足を止めて撮影したスナップ。 瞬きの時に美しさや、物語が見え隠れしています。
運営しているクリエイター

記事一覧

常夜灯

常夜灯

電話線も無く、街灯も無い田舎。

氷ような寒夜に、雲が切れて月明かりが

道を浮かび上がらせて照らす。

水先ならぬ、道先案内月。

人がおきている時の「アカリ」が太陽ならば、

寝静まる時間帯の「常夜灯」は月だ。

その有難さを

身に染みて感じた秩父大田だった。