『統合失調症、躁鬱病が僕の生きる武器に変わった』プロローグ
こんにちは、あまたつです!
うつ病や統合失調症など精神障害を発症した人は健常者と比べると圧倒的に生きづらくなりますよね。
今まではバリバリ働いていた人も布団の中で死と向き合う日々が続くかもしれないです。障害という重りを足につけられたまま生きるのは簡単ではない、僕自身がそうでした。
躁鬱病、統合失調症など併発した僕は健常者と同じようになりたくも、どうあがいても無理でした。
フルタイムで働いている大学の同級生に嫉妬したこともあります。
障害をどれだけ恨んだことか。
B型作業所という障害者が働く施設で時給200円で働く僕の未来は真っ暗でした。
「生活保護で将来暮らすのかな」と思いながら自分なりの生きやすさを探していました。時には迷走する時期もありましたが、様々な出会いから自分らしさを見つけ始めました。
ブロガーやピアサポーター、ダイエットインストラクター、講演家として活動していき障害をマイナスな物とは捉えずに「自分の武器」として活用して生きています。
今では統合失調症、躁鬱病を発症して重たい重りをつけながら生きている自分が好きになりました。
また障害を持つことは全てが悪いことじゃないと感じるようになりました。
ある講演会の質問タイムで「もし障害を全て無くせるとしたら無くしますか?」と聞かれたことがあります。僕は「障害が無くなってしまうと苦しい感覚が分からなくなり、障害を持った方に共感しづらくなるのでそのままでいいです」と答えました。
障害に対して肯定的に受け止められるようになりました。もちろん時間はかかりました。それでも自分が歩んできた道は間違いではなかったという自信があります。
『統合失調症、躁鬱病が僕の生きる武器に変わった』では統合失調症、躁鬱病などの精神障害を抱えた人が自分らしく生きられるヒントになればと思い執筆しました。
ピアサポーターなど近年、精神障害者に広がりつつあるトレンドも書いていきます。
もちろん障害を自分の武器にすることは簡単ではありません。自分の才能や適性を考えることが大切になります。
人前で話すのが得意なのか、人の話を聞くのが上手いなど個人が持っている能力を発掘していくと出会えるかもしれません。
ただの無名な障害者だった僕がブロガーやピアサポーター、ダイエットインストラクター、講演家として障害を武器に変える過程を届けていきたいです。
「私には何も才能がないし、行動力もないから障害を武器になんて変えられない」と思われたかもしれません。あまたつさんだから出来たんでしょと思われることもあります。
僕も実は自分の強みがどこか全く分からずに精神科の隔離病棟を退院して長い間過ごしていました。
人生には運が大きく左右する場面も多いと思います。
上手くいく考え方や行動の仕方など『統合失調症、躁鬱病が自分の武器に変わった』では取り上げていきます。
ぜひ読んでみてください、生きるヒントや障害を理解する助けになればなと思います。
マガジンにて連載をまとめています