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チューリップの華々しさ
チューリップ(Tulip); ユリ科
1970年までは、“ぼたんゆり”という和名だったが、現在では“鬱金香”というそうだ。
普段は、幾つかの茎に枝分かれし、また密集して生息するため、愛らしい出で立ちをしている。
しかし、今朝見かけたチューリップは、一輪だけ広い草原に咲いていた。
段々と温度を上げる陽光に照らされ、草原はいつもより黄金に輝く。
また、チューリップの赤は魔力的な華々しさを兼ね
今日も変わらない街並みを嫌って
私にとって、普遍や不変、安定とは退屈そのものだ。
都会と違い、どうも田舎の街並みは移り変わりが少ない。
ただ、問題なのは街の新陳代謝の速度ではない。問題なのは、街の景色や友人関係に慣れてしまう「私」である。
変わらない街並みを嫌うのは、内部変動が失われた「自分」に対するコンプレックスの表象だ。
そう考えると、環境の充実感や友人関係の多忙さに感けて、”内部変動”の緩やかな衰退を見殺しにする人