空き缶クリーム

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    小学生の時から心が成長していない21歳の日記です。

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    更新頑張りたいけど、読む方が好きなん。

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ショートショート 7/7 「ハイジャック」

 「こちらはハイジャックされた飛行機です。先程無事に着陸し、乗務員、乗客全員の命は助かったようです。あ、今、ハイジャックを行った兄弟だという2人の犯人がパトカーに乗せられようとしています。」 2022年12月21日、韓国の仁川国際空港から東京国際空港、通称羽田空港に向けて出発した飛行機がハイジャックされた。ハイジャック時間およそ1時間。その間、飛行機に乗っていた全員の安全が保障されており、死者・怪我人はゼロ。そして何よりも驚きなのが予定時刻通りに飛行機が滑走路に着陸したこと

    • ショートショート 6/7 「社長」

       私は会社で昇進をするために必死に生きてきた。若い頃は無理が効くのをいいことにほとんど休まず働いていた。40代の頃に役職を与えられると同時に体にもガタがきて、一人で家のことをするのが大変だと感じた頃に一生を過ごしてもいいなと思える人と出会うことができ、プロポーズをした。その後子供も生まれ、昇進も上手くいき、「代表取締役社長」の地位まで昇り詰めることが出来た。 自分の最大の目標であった代表取締役社長になることは出来た。しかし、私は会社のために毎日働いてきたのだが、どうやら保守

      • ショートショート 5/7 「悲哀」

         「あぁ~今日も負けだったか。一生来るかこんなとこ」 パチンコに負けた男は呟いたのであった。生涯10度目の台詞である。男はパチンコ店を後にするとコンビニに寄りご飯と酒を買って帰路に着いた。男の部屋は1LDKの8畳の部屋。家賃は5万円。テレビもなくとても質素な部屋である。男は仕事以外の時間・お金をギャンブル、主にパチンコや競馬に費やすのであった。あんなことがあったのに。 現在、家を追い出され、妻と最愛の娘とは別居中。原因は男の生活を見れば一目瞭然である。家庭よりもギャンブルを

        • ショートショート 4/7 「KEMUSHO」

          佐藤 道忠(24) "我が友人 後藤充へ"  朝6時起床という健康的な時間に目覚める。部屋には4人の同居人。みな囚人である。 朝の点呼が終わると、食事の時間だ。食事が終わるとラジオ体操をして仕事をする。仕事は裁縫をする時もあれば部品作りをする時もある。数ヶ月毎に変わる制度である。そして、1時間の昼休憩を挟み、午後の仕事をする。8時から16時までの仕事を終えると夜ご飯を食べ、週4日はお風呂に入れるので入れるときは入り、21時まで自由時間を過ごし21時消灯である。 私が収

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        ショートショート 7/7 「ハイジャック」

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          ショートショート 3/7 「何か始まりそうな予感」

           【毎日の楽しみと言えばパンの配給を食べることだ。隣国のナクバタ国と国境線付近で緊張が高まっており、前線の兵士に兵糧が多く与えられており、配給のパンの量が減ってきている。 「また、新しく追加されたってよ」 「ほんとか、いい女がいればいいなぁ。」 耳障りな話が聞こえてくると同時に心がざわついた。またユーネス族が捕らえられたのか。 この国には2つの民族が暮らしており、アストノン王国を建てたアストノン族、そして、その地に元々住んでいたユーネス族だ。アストノン王国を建国したアス

          ショートショート 3/7 「何か始まりそうな予感」

          ショートショート2/7 「学級委員 in the train」

          浅田 佑樹(18)  スーツを着た鼻の高い人、白髪の老人のように見えるけど、現役であるという目をしてる人、目の下に泣きぼくろがある女性、自信なさげに下を向いてスマホを弄っている男子高校生だが、足腰がガッチリしていて侮れないなと思う人、、、 全員いるな。 よく学校のクラス分けを朝の満員電車のように、勝手に人を押し込んだだけだから、全員と仲良くするなんて、考え方も異なるし無理なんだよ。と伊藤くんは言っていた。確かにそうだなと思っていたが、僕には朝の満員電車もクラスなんだよな

          ショートショート2/7 「学級委員 in the train」

          ショートショート1/7 「忘れ物」

           電気を付けていつもの(淡泊な)部屋が姿を現す。スマホの時計を確認すると20時50分。金曜日だというのに残業をさせられ、少し気分が落ちていた。プレミアムフライデーとは何なのかと思う。コンビニで買ってきた親子丼をレンジで温めてから、スーツを脱ぎ手を洗うこのルーティンはいつからだったかなと思いふける。 「おかえり。ご飯できてるよ。」 レンジから親子丼を取り出し、ビールを飲んでから食べ始める。ご飯の感想を言い合いながら食べることは、食事を何倍も楽しくすることを知ってしまったから

          ショートショート1/7 「忘れ物」

          新宿スクランブル

          東京の新宿駅構内ではとてつもなとてつもなく人が多い。学生の身分であるので、毎朝通るのだが、いつみても嫌になる。一説によれば初めて新宿駅構内を通り電車の乗り換えをする人は慣れてる人の10倍はかかるというのだが、それも頷ける。 朝、このスクランブルになった構内では殺伐とした雰囲気がある。皆が急いでおり足早である。そして、一番危惧されることは人にぶつかる事である。これをなんとしても避けなければならない。もちろん人に当てて嫌な気持ちにさせるのもダメだし、かといってぶつかるのをケアし

          新宿スクランブル

          笑いについての後悔

          前置き中学3年生の頃、僕は所謂イジられキャラとして、クラスのポジションを得ていた。そこに至るまで変顔とかモノマネとかをやったりした。 イジられキャラというのは、比較的皆んなが嫌がること、やられたら嫌なことを自虐的に、しかし楽しそうにやるのが世の常なのだ。 こちらも嫌がらせを受けて、ただ、やめて欲しいという感情だけを抱いているのであればそれは、イジメに近い、というかイジメになるので、しっかりとやめてと自己主張をするしかない。 ただ、僕は皆んなが笑ってくれるというので、全然喜

          笑いについての後悔

          反抗期真っ只中です(22歳)。

          反抗期は幼児の時に一回、思春期の時に一回と発達する段階において二回あるらしいです。そして、子供から大人に成長するにあたって誰もが経験するものだ。とのことです。 22歳なので、おそらく二回目の反抗期を10年間くらい引き摺っていることになります。人によって反抗期の度合いが異なると思いますが、僕は表では淡白に返事を返しているけれど、心の中で「そんなん、何回も言うな。分かっとるわ」などとエセ関西弁口調で反抗しています。そして、毎度その後に「いつまでこの感じなんだ俺は」と情けなくなる

          反抗期真っ只中です(22歳)。

          エネルギー保存の法則

          エネルギー保存の法則とは、「孤立系のエネルギーの総量は変化しない」という物理学における保存則の一つである。エネルギー保存則とも呼ばれる。(参照:wikipedia) 僕はとても飽きっぽい人間だ。何かをやるにしても自分の立てた目標の6〜7割地点のところまで到達すると、もういいや、となってしまう。勉強・ゲーム・スポーツ、何においてもそうである。僕は本能的に動く気分屋であるので、計画を立てずにモチベーションを頼りに日々動いている。痛い目に会うことも多いが、自分の体質がそうであるの

          エネルギー保存の法則

          「面白い」と思われたい男が腐った話

          ※少し小話にお付き合い頂きたいです。  あるところに、2人の少年がいた。その2人が共通して持っていた考えとして、「人を笑わすのが好き」ということだった。クラスの皆を笑わすのが好きで、人が自分の話やくだらないことをして笑ってくれるのがとても嬉しかった。 ~小学生時代~ 2人は小学生の時は変顔をするのが得意で躊躇いもなく、いつでも全力で変顔をして人を笑わせてきた。みんなが笑ってくれるなら、変顔なんて安いもんだと思っていた。相手が笑う姿を見るのが好きだし、何より「自分が人を笑わ

          「面白い」と思われたい男が腐った話

          町に潜む気まずさ

          外出をしたら1度は「気まずさ」に出会っている気がする。少し人より出来事に敏感なのかもしれない。自分ではそんなに張りつめているつもりはないのだけれど。 ◇  ある日、アルバイト先までの道中で、建物の改築作業の工事をしていた。工事現場というのは、物音が凄いので、作業している人たちはいつもより大きな声を出さないと相手に伝わらないらしい。それくらい大きい声で話している。 あぁ、工事してるなぁ。と脳死したような考えが思いついていると、どこからかエレクトリカルパレードの音楽が聞こえ

          町に潜む気まずさ

          日記5 「僕は、経済学部卒業見込み、なのか?」

           毎週ゼミの日は胃がキリキリする。火曜日にゼミがあるのだが、ゼミと言っても、他の大学や本格的なゼミに比べて「ゼミ活動」というものをしたのかな?というくらいには何もしていない。 僕は一応、経済学部に所属している。一応と言うのは、自分の学部の勉強を疎かにしてきたからだ。おそらく、他の大学の経済学部にいたら、今の勉強の仕方では、到底単位は取れないと思う。 まず数学をほぼ使ってないのだ(経済の勉強をして、数学を全く使わないでいい。なんてことはない)。大学の授業で、経済学の基礎を学

          日記5 「僕は、経済学部卒業見込み、なのか?」

          ショートショート2 「僕の能力」

           僕は17歳の高校生。僕にはこれといった特徴がない。学業においては学校で真ん中より少し上くらい、趣味・特技はない、というのが本音だがもうしわけ程度に答えるように、音楽や映画の流行を追っているくらいだ。運動はサッカーを小学生の頃からやっており少し出来るくらい、けれど突出して上手いわけでもない。 顔もイケメンと言えるほど、整っていない。けれど、女の子にはモテたい歳だからにきびクリームを塗って、にきびを治すのに奮闘したり、朝早起きして、髪の毛をセットしてワックスを付けて登校してい

          ショートショート2 「僕の能力」

          日記4「本屋で出会える本はホンモノ」

           Amazonを使い始めてから、色んなものをワンクリックで買うようになった。Amazonで買ったものは、「使う予定」があるから買ったから、すぐに使うのだ。 ネットで購入したもので「いつか、使うかもしれない。。。」で買うと絶対無駄になると思っているので、すぐにでも使う予定のないものはネットで買わないようにしている。 しかし、使う予定のないものを購入してしまい、幾度となく無駄にしてきているものがある。それは、、、本である。 *  本をAmazonで買うことがよくあるのだが

          日記4「本屋で出会える本はホンモノ」