新宿スクランブル
東京の新宿駅構内ではとてつもなとてつもなく人が多い。学生の身分であるので、毎朝通るのだが、いつみても嫌になる。一説によれば初めて新宿駅構内を通り電車の乗り換えをする人は慣れてる人の10倍はかかるというのだが、それも頷ける。
朝、このスクランブルになった構内では殺伐とした雰囲気がある。皆が急いでおり足早である。そして、一番危惧されることは人にぶつかる事である。これをなんとしても避けなければならない。もちろん人に当てて嫌な気持ちにさせるのもダメだし、かといってぶつかるのをケアしていたら、前に歩を進めることはできない。
僕は4年間どうしたら一番いい感じにこの中を歩くことが出来るかを考えた。そして、1ヶ月前にようやく結論に至った。
基本的に自由に前に進み、避けるべきところは避ける
これが現段階での結論だ。数年間は前左右を隈なく確認しながらクネクネしながら歩いていた。しかし、いざ思うがままに前進してみると、あら不思議。意外とストレスなく、人とぶつかることなく乗り換えができた。
経済政策では自由主義が現代で主流だが、これはいろんなことにも言えるのかもしれない。自由主義だが、政府が介入するべきところは介入している現代の様子を呈していれば、意外と何事も周りに合わせることができるのかもしれないと思った。
ただ、本当に何も気にせずに真っ直ぐ進み続けることはできない。もちろん、ぶつかってトラブルに巻き込まれてはいけない。なにより、新宿には色んな人がいる。お年寄り、白杖を使用している人などなど。
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なんで、自由に前にすすんでも平気なのだろうかと思った。おそらくだが、日本人の特性として"譲り合い"というものがある。これは本当に日本特有であり、尚且つ効力が強い。この伝統が長く続いているから、視界の端で人を捉えて、自然と数センチ単位で避けるようにしているのかもしれないと思った。
皆さんどう思いますか
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というお話でした。ご拝聴ありがとうございました