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非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が、代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)に名称変更!

こんにちは、翼祈(たすき)です。
一般的に、浸透している病名が正しくない、差別的だ、などの声を受けて、医療現場では名称が変わっているものもあります。

例えば昔だと、

・成人病→生活習慣病
・精神分裂病→統合失調症
・痴呆→認知症

ここ最近では、

・パニック障害→パニック症
・発達障害→神経発達症
・注意欠如・多動性障害→注意欠如・多動症
・双極性障害→双極症

これらに関しては、2024年8月から全3回放送があった精神科のドラマでも、パニック症、双極症と、新しい名称で呼ばれていました。

また、長年議論されていることとして、

・糖尿病→ダイアベティス

という世界的に浸透している英語での名称を使おうという案も出ています。

痴呆に関しては、先月終了した、朝ドラの中で、まだ昭和の中期頃でしょうか?、認知症ではなく、そう呼ばれていたと母が言っていました。

この記事でも、新しい名称が決まった病気2つの紹介となります。

2024年8月22日、ほとんど飲酒をしない人にも発症する肝炎「非アルコール性脂肪肝炎(NASH:ナッシュ)」など2つの肝臓の病気に関して、日本肝臓学会と日本消化器病学会は、新しい病名を明らかにしました。

新しい名称は、NASHの大部分が「代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH:マッシュ)」、NASHとその前段階の脂肪肝を合わせた病気は、NASHは同様に、「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD: ナッフルティー)」と呼ばれていましたが、
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD:マッスルディー )」と変更されて、心血管疾患のリスクが高いという意味を持つ様になりました。

身体内で栄養素などを分解・合成する「代謝」の異常に関連する病気であることを鮮明に表しました。

今回は、MASHMASLDが以前の病名では、どんな意味があったかなどを紹介します。

MASHとMASLD。名称変更前に意味していた、問題のある単語とは?

NASHはウイルスやアルコール以外の原因で、肝臓が炎症を引き起こす病気で、日本での患者さんはおよそ200万人いると推定されています。

元の英語名に含まれる単語「ファティ」と「アルコホリック」が、それぞれ「太っちょ」、「飲んだくれ」の意味を持ち、差別的だとして、2023年6月、欧州肝臓学会が病名を変更し、日本語での名称も長い間、議論されてきました。

参考:「非アルコール性脂肪肝炎」など肝臓病2種に新たな病名…「代謝」異常を明確に 読売新聞(2024年)

肝臓内科が専門の、日本消化器病学会理事長の持田智・埼玉医科大学の教授の男性は、
やや長くて馴染みづらいかもしれませんが、ハッキリと的を射た日本語訳を採用しました。市民公開講座などで新しい名称を取り上げて、『代謝』の用語を浸透させていきたいです
と説明しました。

こういう議論は大事

生活習慣病に関しても、私が子どもの頃は成人病で浸透していましたし、いつの間にか知らない間に、今の生活習慣病となっていたので、いつ変わったのかは分かりません。

確か成人病の時、20歳を過ぎた人がかかりやすいからという意味だったと思いますが、今は生活習慣が変わり、子どもでも発症する人もいるので、それに関しては正しい判断だったと思います。

名称はその病名を象徴するもので、変わっていなければ、差別的な偏見も招きかれない、そんな病名が多かったと思います。

私が罹患しているものは、発達障害と糖尿病ですが、新名称が特に糖尿病は原型を留めていないので、全然身体に馴染みません。

正直、どちらも、特に糖尿病、問診票の既往歴を書く欄で、新名称を書いて下さいと言われても、全く書けないと思います。

恐らくスマホで検索して、「ああ、これだった」と書き込む、そんな未来が容易に想像できます。

名称が変わると、病名からの誤った認識や誤解は消えそうですが、当事者の人がそれをこうです、と説明できる様になるにはかなりの時間がかかると思います。

生活習慣病に関しては、テレビで伝える様になったので、今は成人病と言う人がいなくて、生活習慣病が浸透したと思います。

あの時もテレビの影響を大きさを感じましたし、今議論しているものも、ニュースなどテレビで回数を重ねて伝えることが、1番当事者にも、世間にも浸透する手段になると思いますよ。


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