ピーマンの「クエルシトリン」と卵黄を混ぜて「TAS2R8」に加えると、苦味が軽減!
こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは、ピーマンは好きですか?
私は嫌いです。ピーマンが嫌いなので、青椒肉絲とかそういうものも苦手です。
なぜ嫌いかと言うと、小さかった子どもの頃、つまみ食いをしようを食べたら、それがピーマンで、余りの苦さに口から吐き出し、そこから一切食べなくなったと、母が言っていました。
この記事ではピーマン嫌いな人にこそ、読んで頂きたくて、書きました。
ピーマン嫌いが卵で解決できるかもしれないー。キユーピーはピーマンの苦みを感じるメカニズムを解明し、卵黄がそれを抑制する可能性があるとの研究成果を総括しました。子どもの苦手な野菜の代表格という汚名返上に期待が込められています。
今回はキユーピーが開発した、ピーマンの話について綴ります。
ピーマンは何故苦い?それを軽減した、キユーピーの研究とは?
舌には苦み成分を取り込む「受容体」が25種類あって、神経を通じて脳に苦みの情報を伝達します。25種類の受容体の中で、どの受容体がピーマンにある苦み成分「クエルシトリン」を検知するのかは未解明でした。
キユーピーの研究成果では、25種類の受容体を入れた細胞を作って、舌に似た状況を再現しました。それぞれに「クエルシトリン」を加えて反応を解析すると、受容体「TAS2R8」がピーマンの苦みを認識していることが判明しました。
「クエルシトリン」と卵黄を混ぜて「TAS2R8」に加えると、認識する苦みが減ることも明らかになりました。実際にピーマンと卵を食べる実証実験では、評価する人によって感じ方に差がどうしても出てしまいます。今回の研究成果で客観的な変化を確認できたといいます。
参考:ピーマン苦み、卵黄が抑制 キユーピー、仕組み解明 東京新聞(2024年)
キユーピーは「ピーマンを食べやすくする新しい商品の提案、調理法に結び付けていきたいです」と述べました。
私とピーマンの苦い思い出
私が前職の販売の仕事で、道の駅に行っていた時のことです。私の目にピーマンが飛び込み、それまで見たことなかった赤いピーマンがありました。
お店の人に、「赤いピーマンって美味しいんですか?」と聞くと、「食べやすいですよ」と言われて、両親のために買って行きました。
ちょっと買った数が多かった気がしたので、その販売の時に一緒にいた支援員さんに赤いピーマンを渡しました。
帰って来て見せると、母が「赤いピーマンって、食べ頃過ぎたものだよ」と言って、料理をすると、食べた瞬間、母は「赤いピーマンを食べて気付いたんだけど、私、そんなピーマンが好きではなかったみたい」と、衝撃的な話を言われました。
それでも「そんなに好きではなかった」とはいえ、母はプルコギなどが好きで、時々ピーマンを食べています。
ピーマンはあの苦さから、子どもの頃から私の様に食べれない人もいるかもしれませんが、キユーピーの研究では、苦味を軽減させられるところが凄いなと感じました。
私は完全に苦味を感じなくなるまで食べないかと思いますが、今回の研究成果で食べられる人が増えるかもしれませんね。