『マイ・タイムライン』。毎年災害が多発する日本だからこそ、意識したいツール。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は福岡県に住んでいますが、福岡県は特に梅雨末期に、災害が多発しています。場所を変えて、何年も連続して、豪雨による災害が発生しています。
私が仕事をしている久留米市は、2005年2月5日に、久留米市、北野町、田主丸町、三潴町及び城島町が合併し、新「久留米市」が誕生したことで、福岡県の筑後地区の広範囲で久留米市が広がっています。
久留米市は全体的に土地が低いのでしょうか?毎年同じ様なところや、前年と違う土地が梅雨時に浸水し、梅雨が明けても、農作物が雨に浸り、野菜が駄目になって、毎年の様に価格が高騰しています。
私も電車で久留米市まで行き、年を追うごとに酷くなる雨の降り方には、いつも夕方から夜の天気予報で、次の日の天気や降水量を確認しています。
この記事では、久留米市に限らず、災害の多い日本だからこそ、知っておきたいツールとなります。
災害時の迅速な避難に結び付けたいと、梅雨の時期を前に、群馬県は、災害が起こる可能性が見込まれる時間帯から逆算して、にしかるべき対応を時間ごとに定義した「タイムライン」という行動計画を、自分や家族が取るべき行動を時系列で総括した『マイ・タイムライン』をインターネット上で手軽に作成できるツールの提供を、2024年5月27日からネット上でスタートさせました。
今回は、『マイ・タイムライン』のツールを導入した群馬県のケースを紹介しながら、災害について考えていきたいと思います。
災害発生時に役立つ『マイ・タイムライン』とは、どういうツール?
「タイムライン」は、迅速な避難や人的な被害の防止に直結すると言われています。
この『マイ・タイムライン』では、住んでいる地区や市町村を入力すると避難するタイミングや自然災害のリスク、自宅に近くにある避難所などを確認することが可能です。
その上で警戒レベルに応じて、避難所への持ち物の準備や、川の水位の確認など必要な行動を時間ごとに定義しています。
この『マイ・タイムライン』を活用すれば、10分ほどでそれぞれの実情に適した避難行動計画を作成することが可能で、群馬県が活用することを促しています。
参考:群馬県 災害時対応「タイムライン」ネットで作成ツール提供 群馬 NEWS WEB(2024年)
群馬県河川課の女性は、「『マイ・タイムライン』は、印刷もできるので、家族と一緒に『マイ・タイムライン』を作成して、いざという時のために目に留まりやすい場所に掲示して頂きたいです」と説明しました。
ホッとしたこと
2024年6月8日(土)に、平年より9日遅く、九州南部が梅雨入りしたと、気象台から発表されました。
九州の半分が梅雨入りしたということは、北部の梅雨入りも近いかと言うと、2023年が全国一、梅雨入りが遅かったので、一概にすぐに来るかどうかは分かりません。
それでもホッとしていることがあります。それは祖母のことです。祖母が県外に一人で住んでいますが、家の裏は山です。
何度か豪雨で避難勧告が出た時に、避難をして、自宅に帰って来て、母に「自主避難する時に、食料とか飲み物、布団なども全部自分で、避難所に持ち込まないといけないから大変よ」と電話で、ずっと言っていました。
母は「実家の裏が山だから、土砂崩れに巻き込まれないか」と、いつも祖母のことを心配していました。
祖母は今、認知症のことだったり、弱った足腰、喘息での咳の症状で入院した後、特養ホームに入寮しました。
祖母は複合的に言えば、自宅に帰ることは、もうできません。
それは残念ではありますが、一人で自宅で過ごして、災害に遭うより、特養ホームで職員などがいることで、遠くに住む私たち身内も安心できます。
母の弟、私の叔父さんは、「家を近くに建てたけど、やっぱり実家は好きだから、お母さんが住まなくなっても、このまま残したいと思う」と、母に言っていたらしいですし、最終的には祖母の家はどうなるか分かりません。
でも、祖母が生きている今は、懸念していた災害という不安材料の1つを取り除けたことに、家族はみんなホッとしています。