『小江戸川越ごみぶくろ』。障害者施設も携わる、環境保護に適した、地域のゴミ袋。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は紙袋が好きです。そのお店でしか貰えないお店のロゴが書いてあることで、後から「ここに行ったんだな」と、当時を思い返すことができるからです。
まだそういうことが主流だった時、必ず紙袋にしろ、レジ袋にしろ、希望して、商品を詰めて貰って、家に持って帰った後も、紙袋などのまま、残していることがほとんどでした。
それが、今ではレジ袋どころか、紙袋をくれる場所もほとんどありません。
通院で、薬を貰う時、以前は薬の量が多いことで、紙袋に入れて頂いていたのが、今はエコバッグを持参することになって、紙袋が出て来ることはありません。
1年前に、あるアニメの原画展に行った時も、以前なら紙袋などに入れて頂いていたのが、確かエコバッグを求められ、それに入れて帰りました。
環境問題もあって、仕方がないことだと思いますが、ある意味1つの文化だった、オリジナルの紙袋などが無くなってしまうことは、寂しく感じています…。
この記事では、紙袋ではなく、ゴミ袋ですが、紙袋に近い、障害者の方が関わっているゴミ袋となります。
『小江戸川越ごみぶくろ』は、地元の印刷会社を主体に行なっている《川越美化プロジェクト》から生まれたものです。
ワンプと呼ばれる印刷用の紙を包むための包装紙は、一般的には産業廃棄物として破棄されますが、片面にはPP加工が施され、多少の水漏れを防ぐことが可能です。
このワンプを断裁し、埼玉県川越市内にある【NPO法人サポートあおい】が運営する障害福祉施設にて仕事をする利用者に1枚20円で袋状に加工をして貰い、持ち歩けるごみぶくろとして活用して欲しいと考えています。
今回は、『小江戸川越ごみぶくろ』だからこそできる、環境保護について発信します。
『小江戸川越ごみぶくろ』に携わっている障害者施設など。メリットなどは?
画像・引用:川越美化プロジェクト「小江戸川越ごみぶくろ」 株式会社櫻井印刷所
昨今、関東でも観光地として認知され始めた川越では、ごみのポイ捨て問題に対してもお役に立ちたいと感じています。『小江戸川越ごみぶくろ』を活用して、川越散策を楽しんで頂きたい所存です。
ただの軽作業ではないからこそ、
『小江戸川越ごみぶくろ』の良さがあると思います。障害者施設は、最近こそ特色のある事業所も出て来ましたが、今でも軽作業という単純作業をするところが多い。
私も1ヵ所目のA型事業所がそうでした。入社して間もない頃は、「手作りのものを売ろう」として、お正月前はしめ縄を作って、車を出して、福岡地区の繁華街の商業施設に車で行って、販売しに行っていました。
あの時、かなり大量生産で、しめ縄を作っていたので、今再度しめ縄を自分で作ろうとは思わないのですが、他の市から講師の人を招いて、しめ縄だったり、母の日のプレゼントなどを作っていました。
それと同時に、布ぞうりというものを作り出し、ミシンや着物の寄付を集めて、ミシンもJUKIだったと思いますが、工業用の立派なミシンを車で寄贈して貰ったり、有名な相撲部屋から着物を寄付して貰うこと、大島紬でしたでしょうか?高いブランドの着物も「もう着ないから」と言って、寄付して貰いました。
それ位、それでやっていこうとしていました。
ですが、A型事業所などは補助金が出ても、それで給料を賄ってはいけないことになっており、あくまで会社の利益だけで、給料を支払わないといけません。
それにフラワーアレンジメントや布ぞうりはあくまで贈呈品などで、日用品づかいできるものではありません。
布ぞうりも最初は七五三などで希望する人もいましたが、販売しても、さほど売れず、在庫を大量に抱える日も続きました。
そうしている中で、会社の上の人とお花の先生が険悪になって、疎遠となり、「貴方には辞めて貰ったら困る」と引き留めていた、優秀なもの作りをする上で、主力の人が次々と辞めていったこと。
そのため、もの作りでは、立ち行かなくなりました。
そして、いつの間にか、工場系の仕事に切り替わり、元々もの作りをしたくて入社した私は、単純作業が苦手でできず、怒られてばかりでした。
私はパワハラを受けた後に、メンタルが不安定となって、1年半で退職しましたが、今あの会社の求人をたまに見ても、私がいた頃の仕事は今はしていないみたいです。
単純作業は委託業務も多く、基本的にどこからの委託か分からず、ただ数をこなすだけ。それが毎日繰り返されます。
『小江戸川越ごみぶくろ』もゴミ袋とはいえ、環境問題の解決に繋がるという明確な答えがあることで、やり甲斐も生まれると思います。
障害があっても、社会貢献をしたい。そんなことを考えさせられた、今回の話でした。