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アジア映画気分

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日本と韓国をのぞくアジア映画のレビューまとめ。
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映画『悪魔の奴隷』『呪餐 悪魔の奴隷』ネタバレ感想/ジョコ・アンワルが手がけるオカルトホラー

映画『悪魔の奴隷』『呪餐 悪魔の奴隷』ネタバレ感想/ジョコ・アンワルが手がけるオカルトホラー

インドネシアでヒット作を生み出し、日本にもその作品が入ってきつつあるジョコ・アンワル監督。今回紹介するのは、ジョコ・アンワル監督が、『夜霧のジョギジョギモンスター/夜霧のジョギジョギ』を現代風にリメイクした『悪魔の奴隷』、『呪餐 悪魔の奴隷』である。

ちなみに、他の監督作品には、『グンダラ ライズ・オブ・ヒーロー』、『フォークロア 母の愛』などがある。

また、『悪魔の奴隷』は未体験ゾーンの映画

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中国映画『シャドウプレイ【完全版】』ネタバレ感想/激動の時代を駆け抜ける

中国映画『シャドウプレイ【完全版】』ネタバレ感想/激動の時代を駆け抜ける

公開が決まっていたのに延期となり、どうなったのだろう…と思っていた。当局の検閲の問題があったようだ。2019年の第20回東京フィルメックスでは、完全版ではなく、中国で公開されたバージョンでの上映であった。今回上映されたのは、4~5分ほど長い完全版となる。

映画は2013年、都市開発に反対する住民の暴動から始まる。暴動を抑えるために警察が出動し、その後開発の責任者・タンが姿を現し、暴動が鎮まった後

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香港映画『年少日記』ネタバレ感想/贖罪と共に生きること

香港映画『年少日記』ネタバレ感想/贖罪と共に生きること

中学校教師のチェンは、ある日、教室で自殺を仄めかすメモを見つける。書いた生徒は誰なのか、本気でそう思い、悩んでいるのか。

チェンは話を聞き、調査をするが、生徒らはなかなか心を開いてくれない。また、チェンは私生活でも問題を抱え、離婚の危機にあった。

その中で蘇ってきたのは少年の頃の記憶である。学校ではいじめられ、成績も悪く、出来の良い弟と比べて叱られてばかりいる。

容赦なく叩き、なぜ出来ないの

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映画でみるインド史の女王(王妃)

映画でみるインド史の女王(王妃)

日本で劇場公開される映画も増え、世界的にも注目を集めているインド映画だが、インド映画はかなり複雑な構造を持つ。多民族国家であり、多言語国家でもあるインドの映画業界は、ハリウッドとは比べ物にならない本数の映画が制作、公開されているが、地域によって言語など大きく異なる。

主なものとして、北インド(ムンバイなど)のヒンディー映画であるボリウッドと、南インド(チェンナイなど)のテルグ語映画であるトリウッ

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中国映画『呪霊 八つの棺の呪い』ネタバレ感想/恐怖の試写会

中国映画『呪霊 八つの棺の呪い』ネタバレ感想/恐怖の試写会

以前、『戦慄のリンク』でも触れたが、中国では幽霊の存在を認めてはいない。そのため、本作も悪霊が出てくるとはいえ、恐らく悪霊ではなく人的なものであろうという予想はできるが、どう整合性をつけるのかが気になるところである。

冒頭から意味ありげに道士が出てくる。道士は道教における修行した仙人のような存在である。仏教でいう僧に近いだろうか。映画の内容なのが現実の世界なのか…どうやら前者のようだが。

そし

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タイ映画『元彼におめでとう!』ネタバレ感想/元彼の結婚式を成功させられるか!?

タイ映画『元彼におめでとう!』ネタバレ感想/元彼の結婚式を成功させられるか!?

2024年は、タイ映画を色々観よう!と思い、2024年はじまって最初に観たのが、『元彼におめでとう!』である。

未鑑賞であるが、日本でも話題になったタイのドラマ『2gether』。主演のワチラウィット・チワアリー(ブライト)とメータウィン・オーパッイアムカジョーン(ウィン)は、日本の女性ファッション誌等でも紹介され、注目を集めていたのは覚えている。『元彼におめでとう!』は、そんなワチラウィット・

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『タン・ソイ 美しき殺し屋』『ハイ・フォン: ママは元ギャング』ネタバレ感想/ベトナム発アクション

『タン・ソイ 美しき殺し屋』『ハイ・フォン: ママは元ギャング』ネタバレ感想/ベトナム発アクション

Netflixにて配信されているベトナム映画『タン・ソイ 美しき殺し屋』『ハイ・フォン: ママは元ギャング』(以下『タン・ソイ』、『ハイ・フォン』と省略して表記する)。

『ハイ・フォン』が先に制作・公開され、その人気を経て前日譚として制作されたのが『タン・ソイ』となる。日本ではどちらもNetflixにて配信されているが、Netflixオリジナル映画なのは『タン・ソイ』のみ。

『タン・ソイ』→『

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中国映画『白い小船』ネタバレ感想/内向的な少女の葛藤と切実さ

中国映画『白い小船』ネタバレ感想/内向的な少女の葛藤と切実さ

東京国際映画祭2023は、色々あってチケット発売に出遅れ、数日経って残っているチケットをぽちぽち取っていたため、気になっていたメジャーな映画は見に行けないが…アジアのこれからを担う監督作品を数本鑑賞することに。本作はその一つ。

監督を務めたゴン・ズーハンは、短編を製作し、本作が初長編作となる。1996年生まれの女性監督ということで、自分と同世代だと驚かされる。

舞台は、北朝鮮との国境近くの中国

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中国映画『ハンター・エンジェルズ』ネタバレ感想/賞金をかけゲームの世界に挑む美女ハンターたち

中国映画『ハンター・エンジェルズ』ネタバレ感想/賞金をかけゲームの世界に挑む美女ハンターたち

『デンジャラス・ベイビーズ』で散々文句を言ったのにまた、中国のアクション映画を紹介する。文句を言いつつも好きで見てしまうのだ。本作は、個人的に『デンジャラス・ベイビーズ』よりは面白かった。そもそも『デンジャラス・ベイビーズ』で教師役を務めたユエン・リンイェンが出演していたので気になって見てみた。

劇中出てきてもいない場面でポスターを作ったり、オリジナルと全然違うポスターにしてとある映画に寄せたり

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中国映画『デンジャラス・ベイビーズ』ネタバレ感想/凸凹コンビがタイで大暴れ!

中国映画『デンジャラス・ベイビーズ』ネタバレ感想/凸凹コンビがタイで大暴れ!

原題は“暴走狂花”、“狂花”は戦う美女映画によく使われる単語のようだ。暴走はまあクレイジーくらいのニュアンスだろうか。

本作は2018年製作であるが、日本では劇場スルー、2022年にDVDが発売されている。そのため、ポスターの雰囲気といい、邦題に“ベイビー”を入れてきていることいい、2021年に公開した邦画『ベイビーわるきゅーれ』を意識している雰囲気がある。手にとってもらうための策なのだろう。ま

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中国映画『Miss.リベンジ』ネタバレ感想/復讐相手が実は…

中国映画『Miss.リベンジ』ネタバレ感想/復讐相手が実は…

『Miss.デンジャラス』で主演を務め見事なアクションで注目を集めたシュー・トントン。その後、『Miss.リベンジ』、『Miss.アサシン』と制作されている。勿論それらの映画はシリーズものではなく、原題も全く異なるが、日本で売り出すにあたって『Miss~』という邦題にしたのだろう。

更に、予告を見てもらうとわかるが、主演のシュー・トントンの肩書はまさかのSNSフォロワー1200万人という。何とも

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映画『戦慄のリンク』ネタバレ感想/鶴田法男監督が中国で手がけたサスペンスホラー

映画『戦慄のリンク』ネタバレ感想/鶴田法男監督が中国で手がけたサスペンスホラー

ホラーはそんなに得意ではない上に、中でもJホラーは怖くてなかなか挑戦できない。よって鶴田法男監督の作品は一作も見たことがなく、本作が初めて。

中国当局は幽霊の存在を認めていないため、中国では幽霊によるホラー映画が作れないらしい。確かに、中国のホラー映画と言われると思いつかない。香港では『霊幻道士』シリーズや『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』があったり、台湾では『呪詛』や『紅い服の少女』など近

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台湾映画『ガッデム阿修羅』ネタバレ感想/一歩間違えば…抜けられぬ阿修羅道

台湾映画『ガッデム阿修羅』ネタバレ感想/一歩間違えば…抜けられぬ阿修羅道

実在の事件をモチーフに描かれた社会派サスペンス。18歳の誕生日を迎えたジャン・ウェンが、夜市で改造銃を用いて銃乱射事件を起こした。怪我人が数人、死者は一人であった。彼を助けたい親友のアーシンは、殺意がなかったと自己弁護するように訴えるも、ジャン・ウェンは耳を貸そうとしない。

なぜ事件を起こしたのか、殺意があったのかなかったのか分からない。でも起こってしまったことは起こってしまったことだ。冷たい殺

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中国映画『陰陽師 とこしえの夢』ネタバレ感想/安倍晴明・源博雅の名コンビの活躍と儚き愛

中国映画『陰陽師 とこしえの夢』ネタバレ感想/安倍晴明・源博雅の名コンビの活躍と儚き愛

Netflixで『陰陽師:二つの世界』を見たので、『陰陽師 とこしえの夢』を見た。日本では、Netflixで見ることができる本作だが、監督陣の過去の盗作疑惑などにより中国では公開停止となり、すでに完成している後編の公開も先の見えぬ展開となった。

先に述べた『陰陽師:二つの世界』は、ゲームの実写化であったが、本作は夢枕獏の『陰陽師』シリーズの映画化…ということになっている。しかし、『陰陽師』シリー

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