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「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」完璧な続編、これ以外はない。
どうも、安部スナヲです。
今や魔力的なスゴ味を持つレディ・ガガが、ハーレクインにキャスティングされているというだけで期待値が爆あがりする続編でした。
さぞや前作の鬱屈と悲哀から「ジョーカー」を解き放ち、カタルシス全開のなかで最恐のヴィランが完成するのだろうと。
さらにタイトルの「フォリ・ア・ドゥ(二人狂い)」という響きからも、耽美で狂気な香りを嗅ぎ取り、まんまと「その手」に乗ってしまったので
「シビル・ウォー アメリカ最後の日」戦場の記録に意味があるかないかを決めるのは、カメラマンではない。
どうも、安部スナヲです。
予告編の冒頭で、ヘンテコなサングラスとチープな迷彩服のジェシー・プレモンスがライフルを手に「What kind of American?(どんな種類のアメリカ人だ?)」と言ってるのを見た時は、正直コメディかと思いました。
で、実際に観た印象をひとことで言えば「近未来のアメリカを想定した社会派ロードムービー」といった感じですが、現状が現状だけに、そんな表現は軽すぎます。
「憐れみの3章」真面目に観てたら、不意打ちでおちょくられる。
どうも、安部スナヲです。
ヨルゴス・ランティモスとエマ・ストーンが天下を取った「哀れなるものたち」
ご多聞に漏れず、私もあの奇天烈な世界感と物語に衝撃を受け、それからランティモス監督作品をいくつか遡って観ました。
特に刺さったのは「聖なる鹿殺し」と「ロブスター」。
いずれも物語の面白さに興奮しながらも、深層心理を抉られたような、曰く言い難い恐怖を味わいました。
本作「憐れみ3章」は、それ
「インサイド・ヘッド2」ライリーよ、次は理性を身につけて。
どうも、安部スナヲです。
人の心理を“本能”と“煩悩”に分けるとするならば、前作からライリーの頭のなかにいた五つの感情は、本能に紐付くベーシックな喜怒哀楽や防衛本能で、思春期を迎えた今作で新たに加わった四つは、苦しみの因子となる、いわゆる煩悩?
まあ、そんなふうに考えると整理がつきやすかった「インサイド・ヘッド2」です。
【あらましのあらすじ】
主人公ライリーは13歳になり、秋からは高校生
「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」もっとも愛されるべき嫌われ者のロマン。
どうも、安部スナヲです。
ジャック・ニコルソン主演作で私がいちばん好きな映画はアレクサンダー・ペイン監督の「アバウト・シュミット」です。
定年退職して時間を持て余すウォーレン・シュミットという男が、いろいろ思い詰めれば思い詰めるほど、どんどん言動がおかしくなっていく様子は、滑稽で可愛いらしいけど、たまらなく切ない気持ちになります。
ペイン監督は悲喜劇の〈悲〉の配分のしかたが独特で絶妙だなぁ…
「関心領域」音がピタッと止んだ時、心底ゾッとする映画。
どうも、安部スナヲです。
「関心領域」というタイトル、そして「アウシュビッツ強制収容所の隣りで暮らす家族」という設定から、おのずと突きつけられてくるテーマが浮き彫りになる感じもありますが、実際観て思ったことは、漠然と抱いていた「映画を観る不特定多数の傍観者に、それぞれの“関心領域”を問う」というのとは、ちょっとちがうなということ。
そして、暴力や殺戮のシーンがいっさい出て来ないにもかかわらず、
「ボブ・マーリー ONE LOVE」客観性に疑問は残るが、微笑ましく許容できるくらいの〈あたたかみ〉は感じた。
どうも、安部スナヲです。
「ボヘミアン・ラプソディ」以降(かどうかわかりませんが)最近の音楽伝記映画は、本人像と音響の作り込みがネクストレベルへ行ったなぁと感じております。
で、今度はボブ・マーリー。
この題材は相当ハードル高いのでは?と思ったら制作陣にはジギー、セデラ、リタと華麗なるMarley一族が挙って名を連ねるテッペキのファミリービジネス体制。
果たして本家・家元ガチ監修によるレゲ
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」不器用そうに見えて、意外と処世術を心得てるコング。
どうも、安部スナヲです。
レジェンダリーピクチャーズの怪獣映画シリーズ「モンスター・バース」の最新作、「ゴジラ×コング 新たなる帝国」観て来ました。
サブタイトルになんでもかんでも「帝国」とつけたがる太古のハリウッド様式に失笑してしまいましたが、実際は失笑ではなく爆笑の嵐。スッカリ童心に帰った至福の1時間55分でした!
【あらましのあらすじ】
タイタン(怪獣)の研究機関「モナーク」の管理下