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交尾できるオスを探しています。:創作大賞2023

交尾できるオスを探しています。:創作大賞2023



1.ワナビ

最近、「ワナビ」という言葉を知った。

「wanna be(なりたい)」の俗語らしく、
「なりたがっているが、未熟な者」という意味で、侮蔑的な言葉らしい。

となると、私は「人間ワナビ」なのでは?

自分の使用済みティッシュ4年分を圧縮して喜んでるし、無職だし、ゲイだし、高2からずっと精神科通いだし。
ずーっと「普通の人」になりたかったけど、どうしてもなれなかったのだ。

なんと

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消費

消費

なんか最近、コンテンツのサイクルが早すぎないだろうか
漫画一つとっても毎日1話ずつ無料で読めるアプリ、Twitterでフリーランスの漫画描きが載せるやつ、電子書籍、PR漫画…
レベルの高いものがポンポン出てくるから、今日原石扱いされたものが明日には石ころ同然になってるなんてことはよくあることで
新たな才能なんてものは埋もれてしまう時代だ ものを創る人達にとっては不遇の時代だと思う
いっそ、何か他の

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練り上げ

練り上げ

ちょうど今エロビデオを見ていたら、バカっぽい若者2人が出演
そして昼間、ファミリー向けラーメン屋の前でピカピカのバイクにニケツしようと乗り込む青年たちと、その仲間たち
性的にかわいいというのももちろんあるが、見ていて分かりやすいし微笑ましい 応援したくなるし、
「今一番楽しい時期だからな 目一杯やんちゃしなさい でも体は大切にしろよ」と笑いながらジーパンのケツをぶっ叩いてやりたくなる

でも、「そ

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ホワイト・デイ

ホワイト・デイ

世間はGW。ツイキャスではオクトーバーフェストを野田草履が配信中。楽しそうでなにより。

そんな中私がインスタ観測の最中に見つけてしまったのは、同級生が子供の誕生日を祝っている動画。
ブレイキングダウンに出てそうなツラのヤンキーSくんが4歳の子供を抱いて、ハッピーバースデーを歌ってあげている。

それを見ながら一人、段ボールに囲まれた部屋で液体タイプの精神安定剤を片手にベッドに横たわる、アラサーの

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維持費

維持費

私は、実はメガネを外して髪を伸ばしてスキニーを履くとそれなりにイケメンに変身する。
身長180cm。体重70kg。顔は偶然バーで会ったパーツフェチの元SM嬢に「骨格が素晴らしい 目もぱっちりしている」と絶賛された。

高校生の頃はコンタクトにしていたため、それなりにイケメンだったと手前味噌ながら認識している。今、当時の写真を見ても結構な爽やかイケメンである。体重も当時は56kgであった。

が、高

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文章が読めない

文章が読めない

先に言っておきますけど、ライトノベルが好きな方は読まないでください。
コメントもお控えください。

どの一般小説もそうなのだが、なんか、最初の数ページで挫折する。
冒頭にグッと引き込まれる書き出しがないと読み進められないのである。
ハッタリでもいい。出オチでもいい。
何か人の興味をそそるゴシップやエロス、胸キュンがないと前に進めないのだ。

あと、ライトノベルにありがちなのだが、「好きな人だけに伝

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祝杯の味

祝杯の味

今から4年くらい前。私の描いた絵が公募の小さな賞に選ばれたので、とある巨大なイベントスペースに出かけた。

表彰式は本来トップ3しか出られなかったのだが、
「賞を手でもらいたいんです… 現地まで行きますので…」
とわがままを言って、なんとか参加させてもらった。
建物内にカフェがあり、そこのランチセット券を運営の人から貰った。本来表彰者だけに渡しているものっぽかったので、ちょっと恥ずかしかった。

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ロボット革命

ロボット革命

先程運転していたら、左車線にトラックが停まっているのを発見。

「邪魔だなあ…」

と思う反面、ありとあらゆるドライバーさんがこの世からいなくなったら、何もかもが回らなくなる。食料も人間もガソリンも家電製品もエロビデオすらも、全部東京まで取りに行かなければならなくなる。道路はもはや渋滞どころの騒ぎではないだろう。ドライバーという仕事は激務だが、人間が生活する上で必ずなくてはならない大切な仕事なので

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イチ、ニの、サンの、プー太郎!:創作大賞2023

イチ、ニの、サンの、プー太郎!:創作大賞2023

1.奢られとけばよかった話

大学生の頃、ゼミにナグラさんという先輩がいた。
メガネ、猫背、蚊の鳴くような声、伏し目、バイト経験なし、無口。
「この人は今までどうやって生きてきたんだろう?」
という疑問すら湧いた。でも、嫌な感じはしなかった。素で「そういう人」なのだ。
私は、ナグラさんのアパートに数回だけ行ったことがある。
まずびっくりしたのは、物がないこと。
パソコンはない。DVDプレーヤーもな

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自宅警備員、熱中症になる。

自宅警備員、熱中症になる。

現在、時刻は昼の12時45分。
11時30分に内科に行ったら、
「熱中症ですね」
と言われた。

「熱中症」というものは、「頑張っている人」がなるものだと思っていた(注1)。
スポーツに励む子供、建築現場の兄ちゃん、交通整理で肌が真っ黒に焼けた警備員(本物)のおじいさん。
みんな、「暑い中、頑張っている人」なのである。

私は、というと自宅警備員2年目。無所属新人2期目と呼んでくれても良い(注2)

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安心のコップ

安心のコップ

最近とても不安定で、イライラすることも増えたけど、同時に、安心する瞬間も増えた。

「昔安心した時」といえば、先生や教授から褒められた時。それは、「認められた安心感」だった。
自分には価値がある。自分にはこの能力がある。だから生きていていいんだ。
そんな風に思っていた。

でも、社会に出るにつれて褒められることは少なくなった。仮に褒めてくれていたとしても、私がいないところで言ってくれているから私に

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弱虫は幸福をさえ

弱虫は幸福をさえ

少子化は止まらないし
テロは起きるし
給料は上がらないし
レジ袋はなくなるし
税金は高いし
ガソリンは高いし
電気代も高いし
何もかも値上げだし
戦争は起きてるし

本当みたいな嘘を流しやがって

と思うこともあるけれど

嘘みたいな本当のことが起きることもある世の中
自分の身は自分で守るしかない世の中
若い人も損得勘定をしっかりしないと生きていけない世の中

嫌だねえ…

なんにつけても、人生っ

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就職先が決まりました

前職を辞めてから1年7ヶ月と11日が経ち、ようやく次の仕事が決まりました 33社落ちました

結構、大変でした

書類の入った封筒の手渡しをしに行ったら、目の前で息を荒くして急いでびりびりと封を破って中身を確認した人事の人がいました

「あなたは『自分にできる仕事はない』と思ってるの? ん?」と言ってきたハローワーク職員もいました

金曜日の午後に応募したら「月曜日に書類持って事務所きて」と言われ

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