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#格闘技

ウエイトトレーニングを始めて1年 強化ではなくコンディショニングの意味合いが強い

ウエイトトレーニングを始めて1年 強化ではなくコンディショニングの意味合いが強い

ウエイトトレーニングを始めて1年。
1年間積み上げた肉体の変化は積み上げた分だけの変化があってやりがいがあります。肉体には生活と練習トレーニングが出るので嘘がつけません。まさしく一目瞭然です。

ウエイトトレーニングと距離をとっていた僕がウエイトトレーニングをコンディショニングに取り入れたことに驚きの声はありました。自分の肉体が変化していく過程に面白味と驚きを感じて、変化していく自分が励みになって

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国内トップ選手の練習相手を務める小森真誉さんがうっかりGladiatorライト級王者戴冠の巻

国内トップ選手の練習相手を務める小森真誉さんがうっかりGladiatorライト級王者戴冠の巻

関西を中心に開催しているローカルプロモーションにも関わらず、ボーナス制度があったり国際戦があったりと素人目にはよくわからないけど、羽振りのいい印象の団体「Gladiator029」で、練習場所でご一緒させて頂くことの多い小森真誉さんがうっかり初参戦初戴冠でライト級王者となっておりました。感動しました。おめでとうございます。

僕としては小森真誉さんに勝ってほしいけど、まさか勝つとは思っていなかった

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高校時代に走った階段を41歳にして走った話

高校時代に走った階段を41歳にして走った話

格闘技の練習を毎日すると負担が大きく、試合に向けた練習を週4日がっちりやる方向に舵を切ることにしました。「月火 木金」で格闘技の練習をするスケジュール。練習量を落とすのは恐怖はありますが、練習量を増やすよりかは減らして質を上げる方向に舵を切るのが正しい方向で、パフォーマンスアップとケガ予防が目的です。

練習と仕事以外は東京に必ずいなくていいわけではないので、思い切って拠点を移そうとしています。(

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プロとは競技の先を見ること 

プロとは競技の先を見ること 

付き合いの悪さで「誘ってもこない」と思われているのか、職業柄年末年始は忙しいと思われているのかはわかりませんが、忘年会のお誘いが一件もない年末ロードを過ごしております。忘年会に誘われないのは僕が組織に所属していない理由でもあります。そしてクリスマスイブはDDT両国大会の記者会見で拳王さんとよろしくやっておりました。まあそれはそれとして。

僕にとって2024年は良い年だったのでわざわざ忘年する必要

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「格闘技をやり切った」のと「自身の可能性を使い切った」のは同じように見えてまったく別の話

「格闘技をやり切った」のと「自身の可能性を使い切った」のは同じように見えてまったく別の話

ジョビンこと松本晃市郎さんとお話ししている中で「格闘技をやり切った」のと「自身の可能性を使い切った」のはまた別の話なことを今更ながら感じました。

松本晃市郎さんは25歳で現役生活を終えているのですが、松本晃市郎さんの才能と素質を持ってすればもっと上に行けたのは誰もが思うところなのもあって、格闘技をやり切っていない奴が偉そうに語るなと多くの方が思うところです。実際に僕もやり切っていない中途半端な方

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ジョビンこと松本晃市郎さんと北岡悟さんについてお話ししてきました

ジョビンこと松本晃市郎さんと北岡悟さんについてお話ししてきました

触ると格が下がる上に相手にしか得がないので極力触らないようにしていた祟り神的な立ち位置の「ジョビン」こと松本晃市郎さんです。触らないようにしていたのに遂に触ってしまいました。禁断の林檎を齧った気分であります。

松本晃市郎さんに関しては格闘技選手としての才能も実績もあった方です。御本人が仰るので「やり切った」のだとは思いますが、松本晃市郎さんの持つ可能性を格闘技で使い切ってはいないとは思うので、そ

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2024年を振り返る 「変化」の年 僕は変化に対応できる仕込みをずっとしてきていた

2024年を振り返る 「変化」の年 僕は変化に対応できる仕込みをずっとしてきていた

少し早いけれど、2024年を振り返ります。

年末に突入すると年明けまで「一気」だと思うので、今のうちに1年を振り返っておくとします。体感としては2024年が始まって3ヶ月くらいしか経っていないのですが、気がついたら1年が経っていて年齢を重ねると時間の体感の早さには驚きます。

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日々を積み上げる生活に戻る 今日も持ち場で頑張りましょう。

日々を積み上げる生活に戻る 今日も持ち場で頑張りましょう。

先週のタイ生活から帰ってきて、日曜日から日々を積み上げる作業が始まっています。帰国と同時に鶴見青果市場で大仁田厚と「電流爆破」をしたのですが、ONEの世界の舞台とされるところから鶴見青果市場で「インディープロレス」の落差を味わえたのは最高に楽しくて甘い体験でした。

とにかく楽しくて生きている感じがしました。自分がやりたいことができているのが人間一番楽しいのだと思います。アドバイスがあるとしたら、

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格闘代理戦争 青木真也推薦選手 椿飛鳥さん 11月30日のプロフェッショナル修斗後楽園大会で世界王座に挑戦の巻

格闘代理戦争 青木真也推薦選手 椿飛鳥さん 11月30日のプロフェッショナル修斗後楽園大会で世界王座に挑戦の巻

2018年の格闘代理戦争 青木真也推薦選手として御一緒させて頂いた椿飛鳥さんが、この度11月30日のプロフェッショナル修斗後楽園大会で世界王座に挑戦するとのことで、通好みなプロフェッショナル修斗世界タイトルマッチに微力ながら援護射撃をさせて頂こうと記事にすることにしました。

格闘代理戦争の放送局であるABEMAで格闘代理戦争出身選手の修斗世界タイトルマッチが放送されるのは僕は嬉しいです。2018

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競技化が進んで選手寿命が短くなって見切りがつけやすくなった話

競技化が進んで選手寿命が短くなって見切りがつけやすくなった話

UFCのフェザー級チャンピオンシップを後追い観戦したのですが、王者トプリアさんがマックスホロウェイさんをノックアウトしているのを観て、技術の上の話なのは大前提として、体力とフレッシュさ(若さ)の差は大きいと感じました。体力とフレッシュさが勝負を決定づけたとさえ僕には見えてしまいました。ベテランとしては見ていて苦しい試合です。

トプリアさんが27歳、マックスホロウェイさん32歳。トプリアさんとマッ

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試合と青木真也 「豊かさを求めない人生に意味などあるのだろうか」

試合と青木真也 「豊かさを求めない人生に意味などあるのだろうか」

試合オファーがあった話を書いたところ、思った以上に反響があって「青木真也の格闘技」に興味を持って頂いている方々が多数いることに驚きと感謝であります。

前回の記事では「仕事として試合をやる」とはしたものの、負担の少ないグラップリングマッチなのに「やりたくない」と強く感じる自分に戸惑いを感じつつ、試合合意書にサインできずにいます。ONEが嫌いなのか、格闘技が嫌いなのかは時間を掛けてはっきりさせる必要

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フルネルソンの話 首を攻める格闘技の基本である

フルネルソンの話 首を攻める格闘技の基本である

格闘技でもプロレスでも「ネルソン」を大事にしています。

ハーフネルソンとフルネルソンどちらも使えて、ポジションも問わずにネルソンに入れるのは形ではなく、首を攻める概念として技術を覚えているからだと思います。技や形で覚える選手が大多数ですが、僕は構造と概念で技を覚えるようにしているので、応用が効きやすいです。僕が技をクリエイティブするように思われているのは、形ではなく概念で捉えているが故でもありま

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UFC 平良達郎さんランキング一位に競り負ける 底を見せた底力=良い試合→朝倉海さんの初参戦即王座挑戦→日本人同士の王座戦は欲張り過ぎたの巻

UFC 平良達郎さんランキング一位に競り負ける 底を見せた底力=良い試合→朝倉海さんの初参戦即王座挑戦→日本人同士の王座戦は欲張り過ぎたの巻

「UFC Fight Night: Royval vs. Taira」にて、平良達郎さんがブランドンロイバルさん相手に試合をしておりました。UFC ApexでのFight Night大会とはいえ、2大会連続でUFCのメインイベントを日本人が務めるのは快挙であり、ランキング5位の平良達郎さんがランキング1位のブランドンロイバルさんを相手に実質的な次期挑戦者決定戦を闘うのは、日本人史上6人目(朝倉海さ

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青木真也 諸国漫遊記 神田周一さんのジムで練習してきた話

青木真也 諸国漫遊記 神田周一さんのジムで練習してきた話

6日のGLEAT大阪大会から地方を漂流して現在広島におります。東京にいると練習に仕事に熱中して働く機械として正しいとは思いますが、自分を俯瞰で見れず人間の生活としての異常さに気が付けないのはリスクだと考えて、強制的に仕事と練習から離れる生活をしています。

知人に会って、見たいものを見る生活をしているのですが、広島でジムを開業された神田周一さんが、どのようなジム運営をされているのかが興味深く実際に

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