青木真也 shinya aoki

格闘技選手をしています。青木真也です。

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マガジン

  • 月刊青木真也

    月刊青木真也 青木真也の記事をお得に。 青木真也の発信する記事が1200円で読み放題に。単品で買うよりもお得です。

  • 2023年RIZIN記事詰め合わせ

    2023年のRIZINのすべての記事をマガジンにしております。お正月休みにどうぞ。

  • 2022年 全RIZIN記事詰め合わせ

    2022年のRIZIN記事 を総まとめ。 2022年も色々とありましたよね。希望か絶望かはまあそれはそれとして2022年を振り返って2023年を踏み出したいものです。2022年1月から大晦日までの記事を全て詰め合わせた2022年最後に送る総集編。

  • 2021年RIZIN記事詰め合わせ

    2021年のRIZIN試合前後の記事を全てまとめました。 2021年を振り返る。読み戻したい、読み逃している。そんな方に向けたまとめです。

  • DREAM振り返り 総集編

最近の記事

「今の状態を断ち切る覚悟ができる人が次に進める」 至言

12月の情熱大陸が2夜連続でイチローさんとのことで番宣映像が流れてきたのですが、その中でイチローさんが「今の状態を断ち切る覚悟ができる人が次に進める」とコメントしていて、現役時代と変わらぬどころかキレを増す言葉に現役を退いた後も自分自身と向き合って鍛錬をしている人なのが伝わってきました。 誰が言うかの部分はあるにしても、的を射てる言葉に多くの人がハッとさせられるのではないでしょうか。その上でイチローさんの言葉であることで重さを増しています。番宣の言葉だけでズシンと感じるもの

    • ONEグラップリングマッチのメディカルチェックの話 安全管理の大切さ

      ONEはグラップリングマッチでも「メディカルチェック」の提出が必要です。メディカルチェックに通過しなければ試合をすることはできないので、面倒でも必ずやらなければいけません。 40歳を過ぎてからは検査項目が増えていて、血液検査と身体検査に追加して運動負荷心電図、心臓超音波検査、頸動脈超音波検査の3つが追加されています。MMAの場合はここにMRIと眼底検査が入ってくるので、結構な労力が必要です。MRIは40歳を過ぎてからで、40歳前はCTスキャンでいくらか負担は少ないです。血液

      • 勝敗を分ける 『首相撲』の攻防の話

        先日のRIZINで『首相撲』の攻防がMMAでの勝敗を分ける大きなポイントになっていると感じました。首相撲はムエタイの攻防ですが、ムエタイ自体は打撃戦が増えて首相撲の攻防が減って来ていて、クリンチの多いMMAで首相撲の攻防が増えているのはムエタイファンからすると不思議な気持ちがあります。首相撲が醍醐味だと思うのですが、首相撲は地味で伝わりにくい攻防でもあります。 首相撲が出来るかどうかがMMAでは試合の組み立てを左右します。今のMMAにおける首相撲は才能よりも「やっているか知

        • マイク・タイソンさん 復帰!?戦 倫理やモラルが、資本主義の中で埋没している話

          マイク・タイソンさんとYouTuberでプロボクシングライセンスを持つジェイク・ポールさんとの2分8Rボクシングマッチが話題になっていました。 前日くらいからポツポツとインターネット上で見かけるようになって、試合当日には知り合いから「どう思うか」と連絡が来る辺りはプロモーションの巧みさを感じました。ライブ配信が世界中の6000万世帯で視聴され、同イベントのストリーミング再生回数はピーク時に6500万回に達したとのことで、ネットフリックスの勝利宣言だと僕は思いました。

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        • 月刊青木真也
          ¥1,200 / 月
        • 2023年RIZIN記事詰め合わせ
          20本
          ¥4,800
        • 2022年 全RIZIN記事詰め合わせ
          34本
          ¥4,800
        • 2021年RIZIN記事詰め合わせ
          18本
          ¥4,800
        • DREAM振り返り 総集編
          27本
          ¥1,980
        • 今までのRIZINインタビュー記事袋つめ売り
          23本
          ¥600

        記事

          「表情」の話 顔を作ればいい簡単な話ではない

          格闘技の試合中は効いた攻撃があっても「顔に出すな」が鉄則で、仕事の際は嫌なことがあっても「顔に出さない」のが1丁目1番地の基本ですが、表情で感情を表現できると何事にも幅が広がるのも事実です。

          「表情」の話 顔を作ればいい簡単な話ではない

          RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA ヴガール・ケラモフさん 穴の大会を衝撃の爆腕パンチで盛大に締めるの巻

          やってきました。RIZIN LANDMARK 10 名古屋大会。 大会としてはタレント不足が否めずに手売りに頼る大会なので、PPVの売り上げを見込んでいない大会なのは傍目にも明確なのですが、そんなときこそ青木真也のnoteで済ませる需要が奮うのもまた事実なので、今回も手を抜かずにやっていきます。当たり前を当たり前にどれだけできるかが勝負です。 11月17日のタイミングでは大晦日大会を見越したタイミングとなっているので、今のMMAの試合ペースでは今大会に出る選手は大晦日大会

          RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA ヴガール・ケラモフさん 穴の大会を衝撃の爆腕パンチで盛大に締めるの巻

          人前でお金を貰って試合をする。格闘技を生業にすること

          人前でお金を貰って試合をする。格闘技を生業にする。 僕は当たり前にやっていて当たり前に書いているけれど、まったく当たり前のことではありません。プロ選手になる前は数千円の参加費を払って試合をしていました。当時は当然試合で貰える対価などあるわけもなく、試合後に訪れる達成感と自分の将来が拡がる可能性を報酬に試合をしていました。参加費を払って報酬がなくとも楽しかったことを覚えているし、今よりも無邪気で純粋に楽しめていたような気もします。好きなことを仕事にするのはいいことばかりではあ

          人前でお金を貰って試合をする。格闘技を生業にすること

          マイキームスメシさんの電撃UFC加入とグラップリング界の明るい話

          円満を強調しつつも不可解で物騒なONE離脱で界隈を騒つかせていたマイキームスメシさんですが、既定路線と言わないまでもじんわりと漏れ伝わってきていたUFC契約をUFCのダナホワイトさんが発表していて、一応ONE契約選手の立場もある僕としては神妙そうな顔をして「残念です」とお気持ち表明をしておきますが、対戦して頂いたこともあるマイキームスメシさんの幸運を祈る気持ちのほうが強いです。僕もONE契約選手の立場としてはマイキームスメシさんが抜けただけならまだしも、UFC加入となると顰め

          マイキームスメシさんの電撃UFC加入とグラップリング界の明るい話

          20代30代を仕事に全振りしてきた青木真也の話 全振りしてきたが故の中年危機の巻

          自分の生き方を振り返ると「青木真也」を創るために全振りして、競技と青木真也業以外のモノを捨てれるだけ捨てることで、今の青木真也を創り上げてきました。才能や素質があったわけではないから、一点集中の努力で創り上げた自分を誇りに思うし、何よりも気に入っています。

          20代30代を仕事に全振りしてきた青木真也の話 全振りしてきたが故の中年危機の巻

          他競技で成績を残して格闘技にくる人は「競技慣れ」している話

          他競技で実績を残してから、MMAやグラップリングに参入してくる選手は競技慣れをしていると感じることが多々あります。幼少期から競技と競争の世界に生きているので、競技が変わったとしてもルールの中で如何に勝つかを考えて動くクセがついているように見えます。

          他競技で成績を残して格闘技にくる人は「競技慣れ」している話

          情報解禁 12月7日「 ONE FIGHT NIGHT」 でサブミッショングラップリングマッチ コールアバテ戦 決定の巻 ※本当にやるのか!?でドキドキの巻

          情報解禁となりました。12月7日「 ONE FIGHT NIGHT」 でサブミッショングラップリングマッチ コールアバテ戦 が決定しました。タイのルンピニースタジアムでグラップリングマッチはムエタイファンとしては思うところがありますが、今のルンピニースタジアムは改装前のルンピニーではないので、僕にそこまでの思い入れでもないです。まあそれはそれとして。 何かと評判がアレなONEですが、評判や噂話関係は関係なく、青木真也はこの試合に納得はしていません。それでも仕事をするのが契約

          情報解禁 12月7日「 ONE FIGHT NIGHT」 でサブミッショングラップリングマッチ コールアバテ戦 決定の巻 ※本当にやるのか!?でドキドキの巻

          ONE2階級王者 ライニアー・デ・リダーUFC初陣勝利後コメントの巻

          ONE2階級王者からUFC移籍を果たしたライニアー・デ・リダーさんの試合が日曜日に行われて、見事に無事に3ラウンド一本勝ちを納めておりました。グラップリングを軸にスタイルなのもあるし、大会が一緒になった際には声を掛けてくれた選手なので、僕も気に掛けて晴れ舞台を観戦しました。 ONEからUFCへの移籍初戦を勝利で乗り越えたのはライニアー・デ・リダーさんとしても嬉しいだろうし、遠くで武運を祈る側としても移籍初戦を勝利で乗り越えられたのは何よりです。ライニアー・デ・リダーさんはと

          ONE2階級王者 ライニアー・デ・リダーUFC初陣勝利後コメントの巻

          「TOP BRIGHTS」休止と格闘技選手の団体運営 「プロモーターには二種類いる。悪いやつか、すごく悪いやつだ」

          堀口恭司さん率いる格闘技イベント「TOP BRIGHTS」が休止を発表していておりました。僕は最初から継続の可能性は著しく低いと見ていただけに驚きはまったくなかったのですが、ここら辺の肌感はファン関係者も同じようで「まあそうだよね」とニュースに埋もれておりました。 都合の悪いことは発表せずになかったことにするONEスタイルでもよかったように思うのですが、しっかりと活動休止を発表する辺りに堀口恭司さんとTOP BRIGHTS運営陣の誠意と家族経営的な暖かさを感じました。この感

          「TOP BRIGHTS」休止と格闘技選手の団体運営 「プロモーターには二種類いる。悪いやつか、すごく悪いやつだ」

          試合への向き合いと仕舞うにも時間が掛かる話

          12月のグラップリングマッチに向けて、一応(というと失礼だが)の試合に向けた練習をしているのですが、2023年10月にグラップリングマッチをしたときのコンディションと比較すると身体も気持ちも衰えを感じます。その比較をするのを感じて何を思うのかもまた今の自分の楽しみのひとつです。 とは言っても僕は「それなり」の競技力も保持していて、41歳にしては抜群のコンディションなはずですが、それでも現状維持か低下を抑える方向性に今まで成長を見てきた人間が耐え得るかどうかはまた別の話でもあ

          試合への向き合いと仕舞うにも時間が掛かる話

          ONE169 ロッタン・ジットムアンノンさんの計量失敗と満たされてしまった人の苦しみ

          本日、朝9時キックオフのONE169のセミを務めるロッタン・ジットムアンノンさんが計量失敗。戦わずして王座を失う姿に先日のクリスブルックス戦でギブアップで王座を奪われた僕からすると「この手があったか」と膝を打たずにはいられませんでした。王座になるよりもどう引き継ぐかのほうが大事なのですが、その意味ではロッタン・ジットムアンノンさんはチャンピオンとしての仕事はできていないように思います。まあそれはそれとして。

          ONE169 ロッタン・ジットムアンノンさんの計量失敗と満たされてしまった人の苦しみ

          「青木真也のお客さん」を守るためにサインや写真に応えない&応えたくない話 何故ならばプロだから

          僕は「青木真也のお客さん」を大事にしているので、「noteや Voicyを購読視聴しています」と言ってくれれば写真もサインも応えるし、誠心誠意の対応をしています。noteやVoicyに限らず、切符を買った青木真也のコンテンツの客であれば誠心誠意向き合います。 「ファンです」と言えば、サインや写真に応えてくれるのは当たり前だと思っている層も一定数いるのですが、僕は自分のお客さんを守る意味でも断ることが多いし、基本的には断りたい気持ちが強いです。子供を使ったり、子供の無邪気さを

          「青木真也のお客さん」を守るためにサインや写真に応えない&応えたくない話 何故ならばプロだから