早く行きたいならひとりで行け。遠くへ行きたいならみんなで行け
「早く行きたいならひとりで行け。遠くへ行きたいならみんなで行け」
20代半ばの頃から、私の身体の中心を貫いてきただろう言葉といえば、多分きっと、これだと思う。
小学生の頃から国内外の転校を繰り返してきた私にとって、関係性はいつも「ひとり」で、「出会ってもいつか別れるであろう」ものだった。けれどそれは、mixiの誕生を経て、「時を超えてつながり、再会する」体験を経て、「シームレスな世界の到来」を予感させた。
田舎の私たちにとって、世界は家の中と学校がすべてで、頻繁に本屋を