原田 透

スーパー大学生(周回遅れ) 感情を縮毛矯正しちゃったり、妄想を三枚おろしにしちゃったりしちゃったりしています。

原田 透

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マガジン

  • 傲慢な読書感想文

    偉そうに小説やエッセイ、もしくはnoteの感想文などを書きます。 偉そうだと思ったら「偉そうだな!」と罵ってください……

  • オチのないショートショート

    1日1本、オチのないショートショートを書きます。登場人物は大体筆者です。

  • マーケター見習いの見習い日記

    マーケティングのマの字も知らないような少年のマーケティング勉強記録です。本質を理解していないので、まだマーケティングという言葉を軽率に使いたくないです。

  • これからの物語

    短編の小説たちです! 電車や待ち時間なんかにサクッとどうぞ! 夜中にハイボールのアテにしてもエモい哉。

  • (仮)台湾旅行記

    先日の台湾旅で考えたこと、気づいたことなどを、小説風に書いてます。台湾が気になる人、行ってみたいという方、旅が好きな方にオススメです。

最近の記事

  • 固定された記事

11月からの原田透〜ラブグラフのマーケター見習い、始めました〜

金木犀の香りがする季節、というべきか、魚に脂が乗り出す季節、というべきか、あるいは、地面に落ちた銀杏を踏まないよう、少し足元に注意を払い出す季節、というべきか。 ですます調で文章を書くのがどうしても苦手なので、普段は全く使わないのですが、やはりこの文章にまつわる方々への敬意を払わないわけにもいかず、一語一語、彼らを思い浮かべながら書いています。 実はというか、隠していたわけでもないのですが(まだ何もしてないからあんまり言えなかった)、そんな秋の黄金のあらわれを機に、とっ

    • 最近のこと、僕の知らなかったこと

      気づいたら桜も散ってしまっていて、松からは明らかに黄色い花粉が飛ぶような季節になって、そして僕はというと、2年ぶりに京都に戻ってきてしまいました。 お久しぶりの方はお久しぶりです。原田透です。タイトルの通り、最近のこととか、僕がこの2年間で知ったことについて書こうかなと思って、noteを開きました。 ここ数ヶ月ろくろく発信をしておらず、そのせいもあってか「あいつ今どこで何してんだ?」とよく聞かれるようになったので、改めての近況報告と、今後の活動や自分の方針について整理する

      • 好きな人の嫌いな人

        「〇〇ちゃん、わたしきらいなんだよね。えらそうなところがムカつくっていうか、なんか調子乗ってるっていうか、いちいち鼻につくっていうか」 −−そういう場面に出くわすことは大人になると結構減る。いや意外とあるけれど。ここまでわかりやすい悪口を聞くことは、さすがに減っていく。もちろん、付き合う人とか、所属しているコミュニティの特徴によって多少の個人差、共同体差はあるけれど、とはいえ、小中学校のときに経験したそれの数よりは、いくぶんか少ない。 悪口は言わない方がいいとか、陰口はも

        • また立ち止まるんですか?

          年も明けて、また緊急事態宣言が出て、アメリカもなんだか大変なことになっていて、世界はますますどうなっていくのだろうと非常に心配だけれども、実際は自分自身のほうがよっぽど心配です。 実は年末をもって1年間続けていた長期インターンを卒業しました。長かったようで本当にあっという間で、一昨年の真っ暗なトンネルを進むような1年間と比べると、また違う時間の流れを感じたのでした。 詳しい振り返りに関してはまた別のnoteで書くとして、今はとりあえずなにか問題が起きていることについて、淡

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        11月からの原田透〜ラブグラフのマーケター見習い、始めました〜

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          「本物」の奴隷、「偽物」の夏

          夏をこんなに待ちわびたのは、一体いつぶりだろうか。 なんて思っていたのだけれど、そういえば、去年も梅雨がなかなか明けなくて、いつになったら夏が来るんだとぼやいていたのを思い出す。 そう思うと、存外夏というものは焦がれることに価値があるのであって、いざやってきてみれば、それはそれで煩わしく感じてしまうものなのかもしれない。かわいそうだなあ、夏。嗚呼、夏。 夏を待ちわびていた去年の自分は、一体何を考え、そして何をしていただろうか、と思い出そうにも、1年前というのはあまりにも近く

          「本物」の奴隷、「偽物」の夏

          #はじめてのインターン マーケター見習いの半年を振り返る

          はじめましての方ははじめまして。原田透(はらだとおる)といいます。 現在、大学を休学しながら、ラブグラフという会社でインターンをしています。 ラブグラフは「幸せな瞬間を、もっと世界に。」をビジョンに掲げ、カップルやご家族のお出かけに同行し、写真に残すという出張撮影サービスを主に行っている会社です。 他にも、写真の楽しさを伝える写真教室「Lovegraphアカデミー」や、法人向けの出張撮影サービス「ヒストリ」といったサービスも展開しています。(詳しく知りたい方はリンクからご覧

          #はじめてのインターン マーケター見習いの半年を振り返る

          だから、僕はいつの日からか

          未知のウイルスが世界を蝕んで--SF小説のような書き出しをまさか自分が書くことになるとは思わなかった--もうかなり月日が経ったような気がする。不要不急の外出を控えるようになって、外出といったらコンビニと家の往復くらいになった。 いつの間にか「必要な外出ってなんだっけ?」と思うようになった。パチンコがダメだとか、スーパーは1人で行けだとか、美容院は行ってもいいのか--そんなことが、さして大きな問題じゃなくなった。 これは別に政府への批判とか、そういうことではない。 あくまで

          だから、僕はいつの日からか

          人生に影響を与えた小説を5冊選んでみた

          2月の中旬からリモートワークが始まり、もう2ヶ月以上在宅勤務が続いています。こんなご時世ですから、考えることも自然と不吉なものになってしまいます。それは漠然とした形のないものであったり、あるいは全く独立した僕自身の未来への不安と重なってしまったり。 正直に言えばそんな「弱腰」な自分をずっと隠して生きているのだと思います。 弱腰になると、ついつい過去の自分に教えを乞うことがあります。時にそれは、過去に読んだ漫画や小説という名の「知恵」がもたらしてくれることも多く、僕の場合は「

          人生に影響を与えた小説を5冊選んでみた

          自己肯定感の呪い

          「自己肯定感を高めろ」と、言われる。 「もっと自分に自信を持て」と、言われる。 「自分を卑下するな」と、言われる。 それでも、僕は自己肯定感が低い。 桜が美しい、綺麗だ。あいつはいきなり現れる。ただ咲いている。 僕は桜になんてなれやしない。あいつみたいに、主役になんてなれない。 人生の主役はいつだって自分。そんなことはわかってる。 それでも、僕は人生すらエキストラでしれっと通り過ぎる。 通り過ぎる瞬間がノイズのように映る。 自信を持てない自分は嫌いかな?

          自己肯定感の呪い

          語彙力なんて使い物にならないよ

          「語彙力あるよね」 と、不意に言われることがある。 たぶん、褒め言葉だと思う。 語彙力というと、単純に使用可能な言葉の総数が多いことを指すのか、はたまた適切なタイミングで適切な語彙を選択できることを指すのか、語彙力の定義はあまりわかったものではないけれど、たぶん、褒め言葉だと思う。 使用可能な言葉の総数が多いことを指すのであれば、それは記憶力の高さを褒めているのか、それとも聞き手の脳を間接的に拡張している快感に対する感謝なのか、これに関してもわかる限りではない。 僕は

          語彙力なんて使い物にならないよ

          夢のない男

          「わたしには夢があります」と、彼らは言う。 「わたしには夢がありません」と、わたしは言う。 朝は6時半に起きる。白米と味噌汁と、それから小粒の納豆。 いわゆる満員電車に乗る毎日。横から飛んでくる誰かの罵倒。 改札前はいつも、どこにSuicaを入れたか忘れてまごつく。 朝から晩まで、0と1の世界に潜り込んで、夜になったらまた元の世界に戻る。 木々が生い茂るところ。塩がしょっぱいところ。海が青いところ。肌を貫くただの風のあるところ。 また、朝が来る。朝の方が、夜より寒

          夢のない男

          新幹線に乗って

          18時8分発、JR東海道新幹線のぞみ248号、東京行。 12番線はいつもと同じ人混みで、いつもと同じシナモンの香りがする。 電車は電光石火のように素早くやってきて、1分も経たないうちにわたしたちを乗せて走り出す。 最後に京都タワーを拝む暇もなく、気がつけば岐阜羽島を過ぎている。 車内は結局静かで、世界はわたしを置いていく。 それとも、置いていったのはわたしかな。後悔かな、諦めかな。 速すぎる鉄の塊に乗っていると、わたしも速くなったように感じる。 通路側に電源はな

          新幹線に乗って

          やがて言葉になる。

          文章を書こうとしていると、何を書けばいいのか、何のために書いているのか、ということを忘れそうになることがある。というか、忘れている。 --そういうとき、だいたい僕はありもしない思い込みを具現化し、「こんな内容がウケそうだ」と考えている。 「考えることだけは」立派で、その思考が自分にとっては間違っていることには気づいていない。自分が何かポジションを獲得したと勘違いしている。 「ただの僕」という人間を離れようとして、「原田透」のような、空想の誰かを作り出しているだけで、そこには

          やがて言葉になる。

          マーケティングも撮影も現段階では同じ

          Lovegraphのインターンをはじめて、もう2ヶ月になる。 ジョインしてからすぐは、とにかく必死で、社員のみなさんが何を話しているのか、みなさんが何をしているのかという文脈を理解しようとしていた。 一応マーケティングの部署で働くことは決まっていたので、たぶんマーケティングの話をしているだろうなということはわかっていたけれど、僕自身専門的にマーケティングについて実践したり、勉強することは全くなかった。いわゆる「未経験からマーケター」というやつだった。胸を張れるレベルで未経験

          マーケティングも撮影も現段階では同じ

          「磨擦力」という考え方

          ああ、物理に出てくるやつかあ、と、だいたいの人はこれを見て思うだろうが、よく見てみると、これは「摩擦」ではなく「磨擦」である。 何がどう違うかを説明する前に、そもそもこれは僕自身が考えたものではないことを先に断っておく。 今までカメラマンとして、そして今ではインターンとして関わらせていただいているLovegraphの代表のこまげさんが提案している力学の一つである。 彼自身、「摩擦」ではなく「磨擦」であることの重要性は強調していて、当然その部分にこの力学の意義がある。 こ

          「磨擦力」という考え方

          最近読んだ(記憶のある)noteの紹介

          毎日noteを書くとは言ったものの、気付いたら日付を超えていたり、パソコンの目の前で寝落ちしたりして、その日のうちに更新できない投稿が2回くらいあったのだけれど、自分の中で1日1個程度のペースで更新できているのであれば、もはやなんでもいいやと思うようになりました。 毎日更新するルール自体は厳格に守るべきなのかもしれませんが、目的は「日々の取り留めのない感情を忘れてしまわないように記す習慣をつける」ことと、「時間をかけて丁寧に一本のnoteを生み出すことは、実は時間をかけなく

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