宮島滞在ひとり旅①【観光編】松山→呉→厳島神社
昨年秋に念願の宮島に行ったのですが、途中で帰らなければいけなくなり、未完了のままになっていました。
今回は、あらためてリベンジの宮島滞在。
今回は1168年に平清盛が作った華やかな厳島神社よりもっと古代の593年の創建時や、唐から戻った弘法大師・空海が806年に弥山で100日間修行した宮島を少しでも感じたい、と思っていました。
2回の滞在記をまず観光編と、まだあまり知られていない宮島編にわけて、まとめてみたいと思います。
今回利用したのは、JRの松山・広島割引きっぷ。
大阪や博多から広島に行く際には4日間使用でき、新幹線の指定席もとれるお得な切符。(片道は四国・松山経由で遠回りしなければいけないので、時間があって乗り物好きの方におすすめ!)
本当は帰りに岡山に寄りたかったけど、帰りの予報は雨。
海を渡るので、お天気の良いうちに岡山・松山経由で広島に行くことにしました。
平日早朝『みずほ』指定席は、スーツを着たサラリーマンで満席。
キーボードのパチパチ音があちこちから響き、移動中が一番集中できる時間のよう。
お疲れさまです!
30分ちょっとで岡山に到着し、特急『しおかぜ』に乗り換え。
5時起きで朝ごはん抜きだったので、駅弁を買ってみました。
『しおかぜ』の指定席はすいていましたが、やはりスーツ姿の方がほとんど。
四国の海沿いを3時間ほど走ります。
途中に降りてみたい場所はいっぱいあるけど、松山まで途中下車はできない切符なので、今回は車窓からの景色で我慢!
このあと松山駅に到着してから、松山観光港までがややこしくてちょっと迷いました。(あせっていたので、松山の写真が1枚もない…。)
走ってなんとか間に合いましたが、この時間帯は1時間で呉到着のスーパージェットではなく、2時間かかるフェリー。(スーパージェットの本数が少ないことに気づかず…。)
乗り換えが多いので、この行きプランはちょっとハードでした。
本来なら途中の松山か岡山で1泊、が良いのかも。
船中にいると進んでいないー?と感じてしまうほど、瀬戸内海は波がなくて穏やか。
お天気が良いので、島々がよく見えています。
呉港が近づいてくると、景色が一変。
見たことがない、グレーの船がいっぱい・・!
海上自衛隊のみなさん、過酷な訓練を重ね、気づかないところで日本を守っているのですね。
感謝!
『観光地』というほどでもなく、のんびりしたの雰囲気の呉。
この切符でなければ呉には来ていなかったので、来れてよかった!
地元のスーパーに寄ってとりあえず広島ラーメンを食べ、やっと落ち着きました。
JR呉駅から、いつも観光客でいっぱいの宮島口駅へ!
宮島口から連絡船に乗り、なんとか予定通り夕方に宮島に到着!
帰る人が連絡船に乗るために、列を作っています。
宮島は大人気なので、平日も休日もあらゆる人種の人々が訪れていて、お店はどこもいっぱい。
島内の宿を予約するのも、だんだん難しくなっているのかも。
今回は観光編として、宮島の主要な場所を先にまとめておきます。
【厳島神社】
厳島神社の神秘的なところは、潮の満ち引き。
潮が引くと、鳥居のそばまで歩いて行くことができます。
この日は日暮れが近づくと同時に、静かに潮が満ちていきました。
波もなく、ただ静かに満ちていく様子を初めて見たときは、ただ感動!
(※写真だと伝わりにくいので、最後におまけ動画をつけています。)
ここからはまだ人が少ない早朝、前回訪問時の神社内の様子。
拝観料を払って、ここから入ります。
(一方通行で、出口は向こう側。)
奈良公園の鹿と同じような雰囲気ですが、“野生の鹿”なので、近づいてきても食べ物をあげてはいけないそうです。
欲しそうにしているので、何かあげたくなっちゃいますが我慢!
(『鹿せんべい』のようなものも、ありません。)
【豊国神社】
厳島神社のすぐ横にある、豊国神社の千畳閣。
豊臣秀吉が建設中に急死したので未完成のままという神社ですが、壁がないので気持ちが良い風が吹き抜ける、ちょっと一息、休憩ができる場所です。
ここのおみくじで、生れてはじめて“凶”が出ました!
【大聖院】
少し坂を登り階段を上がりますが、こちらは空海さんファンは外せない、真言宗のお寺。
本当に天狗さんがいそうな、大聖院でした。
【宮島歴史民俗資料館】
桟橋から少し離れますが、宮島歴史民俗資料館は建物もお庭も素敵で、見ごたえがありました。
ここまで歩くと人は少なくなり、飲食店も比較的すいているようです。
ちょっと疲れてきた時には、こちらの資料館は静かでおススメ!
『もみじまんじゅう』が宮島発祥とは、知りませんでした!
古代の宮島の資料は、見当たりませんでした。(人が住んでいない神の島だったからでしょうか…。)
ほかにこの資料館で初めて知ったことは、伊勢と同じように宮島にも、かつては『遊郭』があったこと。
江戸幕府のお達しで、広島藩が城下町の遊郭を宮島に移したとか。
『カップルで宮島に行くと別れる』というジンクス?は聞いていたのですが、神さまが嫉妬するからでもなんでもなく、宮島に来ると遊んでいたことがバレてしまうから、ということらしいです。
誤解される神さまにしたら、ほんとに迷惑~。
※明治時代になると遊郭は、また別の島に移されたそう。
夜の宮島散策は、のんびりと時間を過ごせます。
<おまけ>
最後に、インスタのリール動画を入れておきます。
音が出せるようなら、藤井風さんの『満ちてゆく』つきでどうぞ!
続編②では、宿の方のおススメの場所と、空海さん開祖の弥山登頂、そして厳島神社よりも古くから島にあったという神社についてまとめています。
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