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記事一覧

言葉と苛めは、一緒だね<詩>

瞬間的に
言い、やった方は忘れても
永遠に
言われ、やられた方は忘れない。

例え
どんなに近しい関係だろが、憶えている。
例え
崩してはいけない関係であっても、
心の中では 超崩壊。
とっくに崩壊。修復不可能。信頼関係築けない。

「この野郎!」
怒りが炎と満ち溢る。

言葉と苛めは、一緒だね。
切っても切れない、縁続き。

8月15日<詩>

今年も又来たよね 8月15日(はちがつじゅごにち)
そして今年も過ぎて 過去の日となる

あの日の空に人々は 何を思い
ラジオからの声に 何を考えたのか

だってねぇもう 敗(ま)けてから約80年
昭和20年生まれの赤ちゃんが 御年80歳

語り部 映像 様々な本 知識を得ているはずなのに
何で又 人は歴史を繰り返すのだろう

あの日の夕焼けの色を わたしは知らないけれど
今日と同じ色で 空を染め

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この現実を見よ<現代詩>

メダルが何個 取れました。
何とか選手が 勝ちました。
今度はどこと 対戦です。

五輪、五輪と 浮かれまくった国々がある反面

今日も誰かが 死にました。
明日も誰かが 死んでゆく。
逃げても弾(たま)が 狙い撃ち。

戦争だけで 苦しみ抜いてる国がある。

浮かれまくった バカ騒ぎ
お祭り大好き国々は 決まったように言いまくる
「平和の祭典」「平和」 「平和」

全然「平和」じゃ ないじゃんか

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俳句4句

〇君の胸 向かう勝利の 夏ひとつ

〇酢醤油に 辛子(からし)戯(たわむ)る 心太(ところてん)

〇扇風機 まだまだ現役 張れり胸

〇終戦の 空を思ひし 昭和の子

川柳5句

〇「天災」を 「天才」思い 会話をす

〇狭くなる 歩幅は疲労と 正比例

〇「何だっけ?」 水素記号に 記憶なし

〇披露宴 「早く赤ちゃん」 スピハラよ
 ※スピハラ=スピーチハラスメント。わたしが今、作った新語です。

〇手相見て 自ら死期を 知る作家
 ※五味康祐さんです。

夕焼けを浴びよう<詩>

夕焼けを浴びよう 夏の日の夕焼けを
様々色に変化する この季節の夕焼けを
ある日は濃いピンク ある日は薄い紫と
お気に入りのを見つけて見るのも 楽しい方法

早く帰宅して 窓は半分ぐらい開け
網戸を閉めて風通しを 良くしておこう
居間の真ん中に 「大」の字ポーズをすればいい
後は夕焼け 浴びるだけ

「大」の字ポーズを くねらせ時には伸びをして
満足ゆくまで浴びに 浴びまくる
気分はすっきり 蘇る

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偽造蔓延<詩>

ボロボロ出てくる お上の不祥事
超大企業の    偽装問題
半分ばれてる   なのに何故
隠しに隠す    その姿勢

「バレなきゃいいじゃん!」 「バレるまで」
「知らぬ存じぬ記憶ない」 代表者から言っている
そういう風に できてるの?
そういう手引書 実はある?
そういう土壌と 雰囲気ね

何が何だか 分からない
何を信じて いいのやら
何も信じず 信(しん)なき日
土壌があれば 駄目だわね

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思い出の味

出来れば新じゃがを使いたいけど、旧じゃが(?)、もとい。
旬のでなくてもいいでしょう。

①新じゃが(適量)を千六本に切る。
②ピーマンとハム(それぞれ適当)も、細切りにする。
③フライパンに油を入れ、①を色が変わり、少ししんなりするぐらいまで
炒める。
④②を入れ、馴染ませる。
⑤砂糖と醤油、酒を入れ、少しとろみがつくまで煮詰める。
出来上がり!!!

じゃがいもから、でんぷん質が出るのでトロミ

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友の悩み<掌小説>

八の字眉毛の八之字源(はちのじ・はじめ)が、そっと囁いて来た。
「八之字(はちのじ)」
奴の姓字だ。本名だ。
だから眉毛が八の字、なんだろか?芸能界でいうと、大野さん。
少し前まで某グループのリーダーだった大野智に、似ていなくもない。

「あの、、、相談があるんだけど」
「相談?何?ここで言えよ」
中学部の入試で、隣の席になって以来の仲だ。
何となくだがウマが合う。
共に目出度く合格。クラスも一緒

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姉の遺品<掌小説>

姉が他界した。亭年56。急だった。
義兄も同じく急だった。その一周忌から二週間も絶たない内に、今度は姉。
姉が突然、逝ってしまった。この世から突然、いなくなったのだ。

同じマンションの5階と7階に住んでいて、直々(ちょくちょく)と顔を合わせた。小さいながらも義兄は会社を営んでいた。跡を継ぎ・2代目として頑張っていた矢先だ。
「業績がやっと、晴彦さんの頃とトントンになって来た」
「新しい取引先が、

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お箸と蓮華<掌小説>

今日のランチは、トンカツだ。
久々のデートで、まず食べ物屋さんへいうのが、わたし達らしい。「腹が減っては」戦(いくさ)どころか、何にも出来ぬ。
落ち着いた雰囲気で、つけ合わせのキャベツとご飯、味噌汁がお代わり自由。「彦家」だ。

運ばれて来たヒレカツを、実に上手に箸を使って彼は食べる。
持ち方が美しい。わたしも同じものを食べているが、箸の持ち方が正しくない。故か箸使いもギコチない。どうも無理がある

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僕の忘れ物<お仕事小説>

仕事は順調だ。
何となくでも、巧くゆく。寸手の所でどうにかなって、巧い具合に進んでくれる。結果我が社に利益を、それも純益を持たせ掛ける。
経理から前年比八〇パーセントの報告を受けた時には、めちゃくちゃに嬉しかった。
雰囲気からして、太陽が昇る。
「社長のお人柄ですよ、お・ひ・ど・が・ら!」経理もニコニコ。
「いやぁ~、今回もやりましたね」「流石は社長、社長ですな」
60人程いる社員も、口々に賞賛。

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花の平凡組<お仕事小説>

今しかないからと、ドタバタ社長が出社した。
30分後には新幹線というのに、忙(せわ)しいお人だ。
が、少しでも時間があれば、直に社員に触れあいたい。
会社の様子、雰囲気を肌で感じ取りたいと公言しているお人である。
出張前のちょい出社、なのであろう。

「用意してある?菅ちゃん」「ええ」
社長のデスクに、アツアツのカプチーノをマグカップに並々と。
来春入社予定10名の履歴書(コピー)を重ねて中央に。

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求ム!回答<お仕事小説>

ひと通りの質問が済む。
わたしを真ん中として、右に2人、左に2人が座っている。
履歴書の元はわたし、コピーは各々に予め渡しておいた。今日は臨時休業。
仕事に必要はないけども、スーツ姿で来ように言ってある。
皆々、どこか着こなしがギコチない。

「うわぁ、凄いですねぇ~っ。素晴らしい!これがユニバーサル仕様というものですよね!」
やたら店内を見廻しては、目を見張って大袈裟に感動したり、
「あの、ボク

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