日々の短歌10首
歌詞に出てくる"あの子"にはなれなかった 私をゆらす西鉄電車
手紙にもごみにもならない言葉らを下書きフォルダに捨てる夜
“今ここ”の戻れない青春をカーブミラーに映して遊ぶ
誰のものにもしたくないきみのせいでわたし何処にもいけないよ
きみの心の奥底で呼吸するように言葉が歩いてほしい
「そんなつもりじゃなかった」で始まった恋だったね
こうなりたくなかったよ
名前も顔も忘れていくんだろな
だけど感覚だけがずっと残ってる
ずいぶん遠回りしたね あなたに戻ると分かっていたはずなのにね
会期終了間近の美術展で また君に会えるかと期待してる 花畑駅ホーム3番乗り場
朝まできみとくだらない話をする時間は永遠でいい
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