サザナミ
漣の妊娠・出産にまつわる色んな記録です。
漣の雑談です。
漣の東京・仕事にまつわる色んな記録です。
地球に人間を1体増やしてから60日が経った。 考える暇もなく毎日が、時間がどんどん過ぎていく。 とにかく生かさなければの思いでなんとかやれているというのが本音。 まとまりは無いけれど覚えている範囲でバラバラと書く。 手術後・入院期間 帝王切開を終えた当日+翌日は傷が痛過ぎて少しも動けなかった。そりゃあ腹を30cmも切って色んなものを出して閉じたのだから仕方ない。何かしようとする度に驚くほどの激痛が走る。相部屋4人のうち2人が帝王切開、2人が普通分娩らしく、全員が頻繁にナー
自分の備忘録のために書く出産レポート。 【38w5d】2023/12/11 おしるし(茶色) 【39w3d】2023/12/16 おしるし(鮮血) このあたりの夜から前駆陣痛が始まる。陣痛アプリでカウント。鮮血にビビり朝方に産院へ電話。まだっぽいのでそのままカウントしつつ待機と言われる。 【39w4d】2023/12/17 破水の疑い 昼間に夫とピクニックへ。2人で過ごすのも最後かなと思いつつ色んな話をする。今となっては本当に最後の2人の日だった。夫よ、連れ出してくれてあ
妊娠期間で地味に辛かったことは(まだ終わっていないが)、食の制限だ。王道だと「カフェイン・アルコール・生魚」あたりだろう。この辺は私もぼんやりと知っていた。ただ実際自分が妊婦になってみると、他にも色々なものに制限があると知り愕然とした。 ・カフェイン ・アルコール ・生魚、貝、甲殻類 ・魚卵 ・生卵 ・生肉(ユッケ、生ハム、レアステーキなど) ・ナチュラルチーズ ・ヨウ素を多く含むもの(昆布など) ・ビタミンAを多く含むもの(レバーやうなぎなど) ・ヒ素を多く含むもの(ひじ
メンタルが異常にぐらぐらする。 これが妊婦メンタルなのだろうか。豆腐のようである。 「体を冷やさないために湯船に浸かれ」との記載をよく見るので、基本シャワーの我が家も2日1回は湯を張るようになった。 ただこの湯船の時間が豆腐にはキツい。 色んな不安が体を巡り、結局泣けてきてしまう。 準備のこと、お金のこと、痛みのこと、体調のこと、仕事のこと、教育のこと、今後に待ち構えている多種多様な不安要素が浴槽に溜まっていく。 私の体と思考が正常に動く期間はあと1ヶ月もない。時間がない。
35週と1日が経過した。 もうすぐ臨月を迎える私の中で、着実に固まっていく気持ちがある。 ・子どもは他人である ・子どもは自分の人生の1つの要素にすぎない ・親になっても私は私でいたい よく見ると同じようなことを言い換えているだけだが、要するにまあそういうことを常に自分に言い聞かせて過ごしている。 というのも、結局子どもは子どもで自分の人生をメインにして生きていくだろうし、そうしてほしいと心から思うからだ。 なんなら彼らが思うタイミングで親元を離れて自分の思うように生き
妊娠9ヶ月に入った。 残った有給を思いっきり使って2週間ほど早めに産休に入ったものの、妊娠後期の仕事はかなりキツいものがあった。ほぼリモートワークの自分ですらこんなに辛いのだから、毎日出勤の方、立ち仕事の方、有給が使えない方は本当に厳しい環境だろうと思う。 つわりのレベルでいうと、多くの妊婦は初期〜中期にピークが来る。ただ、その時期は暗黙の了解で「妊娠しました」とは周囲に報告できない。この悪しき風習は日本だけなのだろうか?体型的にも変わらないため、ただただ誰にも言えずに体調
昨日、ついに30週を迎えた。 「女は一生ホルモンの奴隷だから」と会社の同僚が言っていたけれど、本当にその通りだなあとこの8ヶ月をもって実感している。 妊娠していなくてもホルモンは女性を振り回してくる。 個人差はあるが、生理1週間前は空腹がひどく眠気が頭を覆い、肌が荒れてメンタルが崩壊し、生理中1週間は腹が痛くて股から血が出て引き続きメンタルは狂っている。 調子が良いのはその後の数日ぐらいだろう。また生理が近づくと同じループである。1年を通して体調が万全な日なんて数えるほどし
10日弱の入院後、自宅に戻ってからも悪阻の症状は続いた。 こんなことを書くと医者に怒られそうだが、その時担当していた展示会案件をどうしても他の人に任せたくなくて、気合いで退院した自覚があるので、症状が改善していないのは当たり前だった。幸いにもフルリモート勤務ではあったが、オンライン会議の前後に吐いて、画面に映る間は笑顔を作り、視界と思考をぐるぐるさせながらどうにか毎日の業務をこなしていた。 せめて任された仕事だけはしたい。 そこに自分の価値を置くことで細いメンタルを繋げてい
重い腰を上げて昨年末に夫婦でブライダルチェックを受け、2人とも風疹ワクチンを接種。私には甲状腺の異常が見つかったため専門病院を受診。「無痛性甲状腺炎」との診断で継続して服薬。数値が安定し、妊娠への準備完了。 その後、妊活を始めて3ヶ月で妊娠発覚。今に至る。妻35歳、夫32歳。 現在、9週と5日。 つわりが地獄すぎる。これは本当に盲点だった。 今おそらく特大ピークは抜けた気がするが、5週〜9週に渡って続いた吐きづわりメインの症状が本当に本当に辛かった。今までの人生で一番と言
去年の12月に35歳になった。 若い頃に「35歳」と聞くともう中年な気がしていたが、全くそんなことはないらしい。私の頭の中は26歳ぐらいで止まっている。 あわよくばずっと美味しいだけのものを食べたいし、楽しいことをしたいし、何も考えずに眠りこけたい。栄養なんて考えずにやるべきことをやらずに時間を無視したい。でもそれが難しいことも分かっている。35歳だもの。 親はずっと存在するものだと思っていたが、会いに行くたびに小さくなる気がする。私より長生きしてほしい。私の世界からいなく
子どもの時から姿勢が悪い。 いつも親から「背筋を伸ばせ」と言われていた気がするが、なぜか大人になった今も姿勢が悪い。なんとなく思うのは、母以外の全員が猫背だったので、よく目に入るそのフォルムが自分の姿勢のベースになったのではと思っている。「背筋を伸ばせ」と口酸っぱく言っていた父も、兄2人も、私もみんな姿勢が悪いままだ。 姿勢が悪いことのデメリットは多い。 肩こり、頭痛、下腹のたるみ、覇気のないイメージ。 それなりの年齢になった今、体のあちこちが痛むほとんどの原因は姿勢のせい
私は今、34歳と8ヶ月。 32歳を超えたあたりから、ずっと自分の思考を支配していることがある。 どの方面に向けても炎上しそうなので誰にも相談できずに数年経とうとしているが、どうせ誰も読まない日記だし、そのまま書いてみようと思う。 妊娠・出産・育児について。 29歳で上京、31歳で結婚、2人暮らしになって6年。 夫は3歳年下で自分よりも若い感覚を持っている。というかザ・クリエイター自由人マンなので、むしろ同年代よりも若いのかもしれない。クリエイターというものはいつまでも若くて
最近の気力の無さが凄まじい。 週3〜4のリモート勤務がきっかけになって、体は目に見えて衰え、筋肉が落ちてフォルムが丸くなり、口数が減って表情筋がむくむくと日々埋もれている気がする。 契約しているジムから少しずつ足が遠のいているのも知っている。行く行く、行きます、すみません、明日はきっと。ジムに行かないと自分が損をするだけなのに誰かに謝ってしまうのはなぜなのか。 東京に来て4年が経った。 それなりに知り合いも出来た。なのにずーっと毎日に違和感があるまま時間が過ぎた感じ。常にふ
流行や時代のことなんて知らずに生きていきたい 俗っぽいものに触れずに暮らしていきたい 流行のツール、便利なアプリ、お洒落なイベント、人気者の声、心底どうでもいい 勝手にやっててくれ 自分の中に入ってこないで欲しい 思考に、身体に、何かがどろどろ侵入してくる感じがする どこかそんなものが届かないところで、自分の使命だけに命を使って死んでいきたい そうじゃないならもう消えてしまいたい ここにいると知らないといけない 誰かといると気にしないといけない どうでもいいものを取り込まない
思い通りに動くと思うなよ、をやってしまう時がある。 いくつかの我慢(自分がそう思っているだけかもしれない)の後に、相手の都合で何かが進みそうになった場合、「やっとこっちをむいてくれた!嬉しい!嬉しい!」と駆け寄ってしまいたくなる気持ちをぐっと抑えて「いやだ」と言ってしまう。 思い通りに動くと思うなよ、私はあなたの犬では無いのだ、差し出した手を噛まれるとは思わなかっただろう、油断したな、ざまあみろが、このやろう。 あとで「せっかくああ言ってくれたのに私は本当に救いようのない
身内には見当がついてしまうかもしれないが、私にはとてもファンキーな親戚のおっちゃんがいる。いや、ファンキーという表現は少し違うか。とにかく少し珍しい人だと思う。 歳は80ぐらい、パンチパーマに口髭、昼間は白い股引き・腹巻に下駄を履き、夜は上にドテラを羽織る。酒のせいで枯れた大声と、大ぶりなジェスチャーで話すおっちゃんの手には、でかい金の指輪が光り、葉巻が挟まれている。そしてたしかどこかの指が短い。正装する日は着流しと茶色いサングラスが決まりで、腕をよく着流しの中に入れている