墨田ペトリ堂
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ステートメント 「明るく楽しく」ではない、「をかし」より「もののあはれ」に近いポートレート。 奇を衒わずに写真そのものを見せるアマチュアのグループ展。 壁面を使い、作品同士の間隔も広めに。 寄って個々の写真を見ることも、引いて全体を見ることもできるゆったりした配置が良い。 西側の柱の線に合わせてパーティションを2基置いて展示壁面を手前に出し、その陰に長机を2つ置いてポートフォリオや図録を置いていた。 力作ぞろいのポートフォリオを、落ち着いてじっくり見ることが出来る。
階下のテナントが内装工事中だったが、中に入ると気にならない。 展示スペースの1/2を使って通常展示、1/4で受付と物販、1/4で有料展示。 縦長になった通常展示スペースの両端には、横位置のB0。 恵比寿にあった頃によく使っていた展示手法。 初めの長い壁にはスタジオ撮影と街撮スナップ。 街撮は神宮前界隈(即ちこのあたり)。 スタジオはブラインド越しの光が入るところ。 笑顔のカラー9点、笑顔以外のモノクロ9点。 BOの作品を挟んで、短い壁に水の使えるスタジオで撮ったもの
ギャラリー・ルデコ6階へ。 ステートメント 給湯室の前ではなく、展示室に入った所に受付。 中が見えそうで見えない感じに置かれたパーティションには、割と攻めたカットがB0でお出迎え(ここだけ撮影可) 西側の高い位置の窓には暗幕を貼って塞ぎ、トイレ前の低い窓の前にはパーティションを置いて直接入る光を遮る。 柱は隘路となる側は使用せず、表になる二面を使用。 中央のテーブルには、今回の写真展の元となった写真集2冊(勿論、購入できる)。 パーティションは仕切りと壁の延長とし
写真を見に行ったら、コンセプトが転がっていた。 展示に使える一番広い壁には INSTAX SQUARE にプリントされた写真が一面に。 他の壁面には、A3くらいのプリントが数枚直貼り。 隙間無く貼られた600枚の正方形の写真は、量としての視覚的なインパクトはあるものの、一枚々々をつぶさに見ようと言う気を起こさしめない。 所々に付箋が貼られ、女性の手跡で綴られた心象「・・・の、ようなもの」が挟まる。 挟み込まれる心象「・・・の、ようなもの」は、撮影者のコンセプトが代筆され
Symdolick 文瀬朱の居酒屋イベント「文瀬屋」と、石川野乃花のコンセプトカフェイベント「オールドクロップ」が合同で開催。 文瀬朱の用意した酒肴。 1部はロールキャベツ、2部は鮭の包み焼き。 石川野乃花の用意した酒肴とお菓子。 1部と2部で具を変えたおでん、そしてスイートポテト。 「オールドクロップ」では最後に撮影コーナーがあるが、この状況では無理だろうとスタッフに確認したら矢張り無いとの事。 安心して酔っぱらう事にする(マニュアルフォーカスなので、酔うとピントが合わ
数で押す魚住流の圧縮陳列でありつつ、敢えて作った隘路以外は壁面での展示。 数で押すことで見えてくるものはあり、表情の種類はさほど多くない山口夏弥の、状況による「撮られ方」の変化を面白く見る。 構えず、構えさせずに数を撮り、撮る事で撮られることに慣れさせる。 カメラを向けられても身構えなくなったところから引き出されて行く山口夏弥の本質。 着ている浴衣の裾がはだけると、身のこなしと仕草、表情が少し硬くなる。 硬くなるけれど撮る人への信頼はあるので、表情が負に振れることは無い。
撮られる人である めめ猫 はプロデューサーとしてウォルト・ディズニー的な位置におり、撮った側である出展者はテーマパークに於けるキャストとして来場者をもてなす。 写真展の設えがテーマパークとなっている写真展は増えたが、キャストの教育まで含めた総合プロデュースのテーマパーク型写真展には初めて遭遇した。 架空の雑誌、立体袋とじ。架空の地下鉄広告、実際に地下鉄駅構内に貼られた巨大ポスター、etc... 虚々実々、様々な趣向を凝らした作品世界を、キャストである出展者が(在廊できない
初回は向島から業平界隈、二回目は柴又、三回目は予定からの変更はありつつ、千駄ヶ谷から青山へ。 石川野乃花は赤いニットのトップスにグリーンのスカート、白のフェイクファーのベスト。 足元は黒のスエードで厚底のストラップパンプス。 カメラはニコンF2フォトミックに50mm/f1.4。 f4くらいに絞るのが好みとの事。 もう一台はペンタックス67に100mm/f4マクロ。 ストラップ付けずに手持ち。 どうかしている。 TOKYO IDOL FESTIVAL2019の付帯イベント
乗り始めは肌寒いが、走っているうちに汗ばんでくる、しかし止まっても大汗は掻かない。 自転車移動民には過ごしやすい季節に漸く。 午后から番町の日本カメラ博物館の地下、JCIIクラブ25へ。 写真光学研究会には魑魅魍魎クラスの好事家がぞろぞろ。 その時々のテーマに沿った手持ちのレンズで撮った作品に、そのレンズに関するあれこれを記した文章を添える写真展。 「好きなレンズで好きなもの/人を撮りたい」 である私の趣味嗜好に近い。 今回のテーマは「昭和のレンズ」。 六十余年続いた時
お洒落に関して、考証を突き詰めるのではなく、エッセンスを汲み取った上で「身の回りにあるもの」を使って演繹する夏井るな(Adorable Punch(アドラブルパンチ))の、「夏井るな なりの秋の装い」(※ほぼハロウィン)を撮る撮影会。 発表されたテーマは 1部:憧れのジュース 2部:黒い涙のフランス人形 3部:あなたの心臓は私のもの 血の匂いのする3部は避け、フランス人形に心惹かれて2部に申し込み。 行ってみるまでどれくらい広い(狭い)のか見当も付かず、24mmから50
今年は出せる写真が無かったので、見る側として会場へ。 AtelierY -原宿- の階段を上がろう・・・としたら10分撮影と思しき人。 一段落したところで上へ。 出展枠は A4 1点/3点 A2 1点/2点 複数枠での出展も可能になっている。 A4 3点の枠、A2 2点の枠は縦に並べることが予め決まっており、組写真として見せたい人はこちらの枠を選択していた。 A2は大きく1点で見せることも出来るし、コラージュにしてA2に纏めることも出来る。 この辺りはデータ入稿のみで
秋晴れの午后、自転車転がして早稲田へ。 ステートメント 雷雲が迫り、数旬の後には黒焦げになっていてもおかしくない状況でも、その差し迫った状況の中に「可笑しみ」を見出しで撮り撮られている。 それくらい肚を括ってカメラの前に立てる相手だから成立する写真。 他の写真も、カメラを向けられる事を拒否はしていない。 撮り撮られる事への諒解の得られている関係性と言う前提があれば、鈴木達朗の対象に迫らずにはいられない、「已むに已まれぬもの」に突き動かされた写真の対象となっても、撮られ
ギャラリー・ルデコの3階と4階を使って、撮影会の周年展。 ステートメント 近年、こうしたショーケースとしての撮影会の周年展が増えたが ・どこで開催するか ・どのような写真を展示するか ・併催するイベント(特典会やお試し撮影)はあるか この辺りで、その撮影会がどのような客層を想定しているのか、そこでどんな写真が撮れるのか推し量る事が出来る。 ・写真を撮る/作品を作る/見せる事と ・写真を介して人と(モデル/カメラマン)と繋がる事 どちらを志向しているのか。 写真を撮
6階から5階へ、こちらも所謂「モデル展」なのであるが、写真展としての見せ方は真反対。 刈り込んだ6階に対し、盛り込んだ5階。 フライヤー パーティションで展示面積を増やし、表現方法は出展者に委ねてある。 出展者は与えられた面積を最大限に使った圧縮陳列。 詰め込み過ぎずに人の行き交えるスペースは確保してあり、見辛さは感じない。 十人十色、各自趣向を凝らしての展示。 撮られ方の種類の多さは、それだけの需要を満たしていると言う事であり、ショーケースとして良く出来ていた。 (
午后から渋谷へ。 ルデコで開催中のポートレート系写真展をハシゴ。 まずは6階から。 ステートメント 所謂「モデル展」なのであるが、出展者とのコンセプトのすり合わせが綿密に行われており、全体としての統一感がある。 「海」と「晴」、青と白のイメージ。 出展者のネームプレートは雲形に切り出された透明の板。 ここに名前や説明などが書かれる。 海や空などの青と、雲や建物、衣服などの白の対比が画面のどこかしらにはある写真。 パーティションを2つ並べて暖簾を掛け、くぐって中に入る