今は憎しみだけ
なにも、ない。元から、なにもない。
関係性なんて、元から何もなかった。
わたしがこんな思いをして苦しんでいても、ただの馬鹿なピエロなんだと思う。
そのことを、あの日はっきり分からされた。
遠回しに拒絶され、関わらなくてもいいと。
結局、間に入った人から伝えられていたことだって嘘だったということだ。
そんな言葉も嘘だった。
そういう思いがあるのなら、わたしも向き合って関わりながら、こういうタイプの人間を…わたしの中にある気持ち悪い感情を切り捨てればいいと。
けれど、そうすることすら拒絶された気分になった。
腫れ物で気持ち悪い婆だと分かって良かったじゃない。
けれど、この傷は一生消えることはない。
毎日死にたい気持ちと戦い続けて仕事しながら、虚無感に襲われ泣き続ける日々なんて送りたくはない。
こんな辛い日々を送るなら、死んだ方がましだ。
今は、憎しみしかない。
前向きになれていた気持ちを、どんな願いも叶うと信じて頑張っていたわたしのこころを、返してほしい。
返せないのなら、新しく作れるように支えて欲しかった。
それすらも拒絶され、わたしには死しか残らないじゃない。
「何とも思ってないなら、何もするな」
わたしはある時にそう言った。
それは、仕事上であれ何とも思ってないなら近付くなよという意味も含んでいた。
その時は、全く別の話題だったけれど、その話題の時も同じだ。
そんなもの、愛じゃないから。
愛だと認めたら、負けだから。
あなたは、わたしのことなんてなんとも思っていない。
そう思い込まないとダメな存在だから、逆の感情を持っていたって叶わないのだから。
そうやって、わたしはクズで無能で気持ち悪いものだと改めて自分に叩き込まないとならない。
そうあの人は、わざわざ教えてくれたのだ。
何かしら思っていたって、業務上であり、本当に表面上なだけ。
わたしも人のこころや、優しさなんてあの人に持たなくていい。
ロボットになって、表面上だけうまくやってますよだけ言って、さっさと死ねばいいだけだから。
こんな思いにならなければ、わたしはもう少し楽に生きられていた。
なんとも思っていないくせに、なにもないのにわたしのこころを死に追いやって残酷すぎる。
わたしには、憎しみしかない。