苦手なことば

つい使いがちでも、苦手なことばが存在する。
今日は、その辺りのことをつづってみよう。
(なお、わたし以外の方の言ったことばの引用については、こんな感じだったというニュアンスでの引用です。)


☑わたしとことばと病気

わたしは、【ことば】に少しだけ敏感な方だ。
そのことは、わたしの病気や症状にもあらわれている。
現に、主治医からも「良くも悪くも、ことばに左右されやすい。ことばを真正面に受けてしまって傷ついてしまうことがある」ということを指摘されている。
わたし自身も、少しずつそういう性質だということを理解している。

☑ことばについてのマガジンを作った理由

わたしが言葉についてマガジンを作ったのも、そういう所に理由があるのかもしれない。

良い影響を受けたことばは、何だろう?
そして、逆に辛いと感じてしまったことばは?
わたしに勇気を与えてくれたことばは?

わたしは、それを見つけて良いことばを選んで生きたいと思った。

☑苦手なことばについて【①頑張る】

少し脱線したけれど、タイトルに戻ろう。
誰もが、苦手なことばというものがあると思う。
わたしも、苦手なことばが存在する。

今後増えてくるかもしれないけれど、今、苦手だと感じていることばを挙げてみよう。

1つ目に挙げるのは、「頑張る」
この言葉は、誰もが自然に使う言葉だと思う。
わたしも良く使うことばだけれど、苦手なことばだ。

頑張るという言葉を使いながら、わたしの中にいる小さなわたしが言ってくる。

「自分ではかなり頑張ってるはずなのに、まだ頑張らないとならないのか?」
「いつまで頑張れば、わたしは報われるのか?」
「頑張っても頑張っても無駄なのか?もう辛いよ」

わたしの中にいる小さなわたしの叫び


結局、頑張るということばを使いながら、わたしはわたし自身を縛り付けているのかもしれない。

頑張るということばが苦手な理由は、もう1つある。
それは、わたしの好きなアーティストに影響を受けているかもしれない。

頑張っているのに、更に頑張れと他人から言われると辛くなるよね、と彼らの意見を聞いて思ったと同時にその思いに共感した。
だから、【頑張る】や【頑張れ】ということばは苦手なのだと思う。

☑苦手なことば②【甘え】

このことばは、本当に苦手だと感じている。

わたしの病気や障害(特に精神に障害を持っている人。そして就労移行支援を利用し社会復帰を目指している人)は、心身健康な人から見たら未だに【甘え】と捉えられていることがわかったからだ。

実際、わたしは知人からこころに深い傷を負う言葉を投げられた。
その中に、【甘え】ということばがあった。
その投げられたことばは、未だにわたしの中でトラウマになっている。

今でもフラッシュバックして、本当に辛くなることがよくある。

こんな自分が生きていることさえ申し訳なくなってしまう。
早く自立しないと、という思いが強いが故に、周りに相談することを甘えだと捉えてしまう。

ただ、周りからはこんな感じのことも言われた。

「支援を使うことは、甘えじゃない。長く働く為、生きやすくする為に使っていい権利なんだよ。使うことも使わないことも選べる権利だから。」

「相談することは、甘えじゃない。辛い時は相談すればいいんだよ。きみには周りに支援してくれる人がたくさんいるんだから。」

「就労移行支援を使うことは甘えじゃない。使っていい権利なんだから、そんな人の言うことは気にしないで。ちゃんとあなたは前に進めてるし、努力しているのは周りの人たちは分かってるから。」

こういうことを言ってくださることは、本当に救われるなと感じる。


☑「なるほど!」と思ったこと

わたしが、色んな方と話したり相談する中で「なるほど!」と思ったことばがあった。

それは、【性格】ということば。
性格ということばが苦手だと仰る方がいた。
その理由は、こんな感じだった。

「『○○さんは、こういう性格です。』と言うと、何だか決めつけてるみたいでそのことに違和感があった。だから、別の言葉で言い換えている。」

性格ということばも良く使うことばだが、人によっては苦手なんだと気付けた。
そして、自分が使って違和感や不快感のないことばに置き換えていくということは、自分のこころを守れる行為なのだということも知ることができた。


☑さいごに

苦手なことば、トラウマになってしまうことばで辛くなることがある。
けれど、わたしは1mmでも前に進めていると思って、うまくかわせていけたらいいなと思う。

そして、わたし自身、違和感のあることばや不快感のあることばを使うのではなく、ことばを言い換えてわたしの中のわたしを守れると良いなと思った。



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