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気象一般勉強 過去問

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58回気象予報士試験問題を解きながら勉強してます。
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#一般

気象一般 問14「気象業務法罰則など」過去問 1/17③

気象一般 問14「気象業務法罰則など」過去問 1/17③

過去5年間の問14

罰則が適用される内容を正とする問題で一瞬戸惑うので、罰則あり、とか印を付ける。

(a)罰あり 正
(b)罰あり 正
(c)誤 
最寄り駅に出すのは発表なので罰あり と思うが、遊園地運営責任者は気象予報士ではないので、気象業務法では罰則なし。
公表するので届け出は必要。

(a)誤 気象予報士登録に期限なし
(b)正
(c)正

第56回 気象観測

(a)誤 気象予報士でも

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気象一般試験、問13「気象予報士」過去問 1/17➁

気象一般試験、問13「気象予報士」過去問 1/17➁

過去5年分の問13。

(a)誤 2年間
(b)正
(c)誤 2年間

第57回

(a)誤 研究や教育のためならば検定に合格していなくてもOK
(b)正 予報業務に用いるなら当然検定合格品
(c)誤 気象測器の有効期間は1年、5年、無期限と色々
(d)誤 そんな決まりはない

第56回

(a)誤 事業者に雇用されたなら気象予報士個人は届けなくてよい
(b)誤 登録証など掲示しない
(c)正 そ

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気象一般第56~58回 理解できていない 法令以外の過去問 1/14

気象一般第56~58回 理解できていない 法令以外の過去問 1/14

第56回一般試験

問5 太陽放射 ステファン・ボルツマン定数⓵

黒体とは
入射してきた電磁波はすべて完全に吸収してしまうという仮想的物体が与えられた温度で理論上最大のエネルギーを放射する物体のこと。

ステファン・ボルツマン定数とは

放射強度=ステファン・ボルツマン定数×絶対温度の4乗

I=σT⁴放射強度は絶対温度の4乗に比例す
σ=5.67×10⁻⁸Wm⁻²K

問題を解く
左から順番に

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気象一般過去問 問11より「地球温暖化」とは1/3➁

気象一般過去問 問11より「地球温暖化」とは1/3➁

(a)は
一見ぱっと見るとあってそうですが、太陽放射スペクトルの極大付近の波長帯というと可視光線。そして、二酸化炭素は地球からの赤外放射を吸収します。

(b)は
メタンは分子数で比べると二酸化炭素の25倍。

(c)は

(d)は

よって解答は④

ちなみに太陽放射の紫外線は対流圏より上層のオゾンでほぼ吸収され、可視光線域はそのまま届く。でなければ直射日光が届かない。

地球温暖化につ

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気象一般過去問 問8より「ブロッキング高気圧」とは 1/2➁

気象一般過去問 問8より「ブロッキング高気圧」とは 1/2➁

第58回気象予報士一般試験問8

ブロッキング高気圧は南北の蛇行を起こす。
これが原因で切り離し低気圧や寒冷渦となる。

昨年の冬もブロッキング高気圧形成に伴い北極域上空に存在していた極渦が分裂して、その一部が日本のすぐ近くまで南下し異常気象の原因となったと書いてありました。

(a)
偏西風が蛇行して同じような状態が続くというだけで異常。


(b)その通りで、偏西風が低緯度側に蛇行した時、蛇

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気象一般過去問 問10より「成層圏突然昇温」とは 1/3

気象一般過去問 問10より「成層圏突然昇温」とは 1/3

成層圏突然昇温とは
成層圏の気温が短期間に上昇する現象で、対流圏からのプラネタリー波の伝播による(a)西風の減速とその結果として成層圏大気の(b)下降運動により引き起こされる、北半球全域に及ぶ成層圏循環の変動に伴うものである。(a)西風の減速は(c)上層から始まるので、気温の上昇も(c)上層ほど早く始まる。

解答は➁

これが答えなのですが、なぜ(c)の上層からか?の原因がわかりません。
調べて

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気象一般過去問 問9より「海陸風」とは1/2➁

気象一般過去問 問9より「海陸風」とは1/2➁

わかりやすい図を見つけました。

いつの試験のものかわかりませんが、これがわかりやすい海陸風の仕組み。

昼(左図)、気温が上がりやすいのは陸です。
ですから大気が大きくふくらみ大陸の上層では海側の気圧より高くなります。
上層では陸から海へ風が吹く
そのため
下層では海側の気圧が高くなり
海から陸へ風が吹く
これが、海風

夜(右図)、陸の気温は下がり、下がりにくい海の気温のほう上がります。
する

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気象一般過去問 問7より「渦度」とは 1/2

気象一般過去問 問7より「渦度」とは 1/2

渦度とは、、
大気はいつも直線に流れているわけではなく回転運動をしているところがあり、回転の向きと速さを表す物理量です。
これも大気の流れを予測するのに使います。
高層天気図にありますから知っておかないと予想できません。

渦度が大きくなるということは大気の回転が速いということです。
大気は3次元ですが、計算上2次元で計算します。
グラフのx軸とy軸で考えるわけです。
ですから回転として
x軸がプ

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気象一般過去問問6より「温度風」とは 1/1

気象一般過去問問6より「温度風」とは 1/1

第58回気象予報士一般試験 問6

①(a) ②(b) ③(b)と(d) ④(c) ⑤(d)

温度風問題はまず850hPaから700hPaへベクトルを書く。
北緯は左回り(反時計回り)が寒気移流、南緯は右回り(時計回り)が寒気移流。
すると
(a)は暖気移流なので違う

次に西側の気温が高いのを考えます。と、、
晴れノートさんの図を借りて、、

(b)と(c)は違う

この(d)はすべてにあては

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気象一般過去問問5より 「放射と気温」とは 12/31➁

気象一般過去問問5より 「放射と気温」とは 12/31➁

日射と赤外放射とは

試験ではこのくらいのおおざっぱな数字しか出ません。

そしてアルベドという言葉はよく出ますし覚える必要があります。
アルベドとは放射を受けたときの反射率

地球は太陽から100の放射を受け30はね返してます。
地球のアルベドは0.3と言います。

(a)はそのまま


(b)
水蒸気は熱を一番多くため込みますから、水蒸気を多く含む大気ほど長波放射が多いはずです。


(c

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気象第58回一般過去問問4より 「氷晶、雪、みぞれ、あられ、雹」とは 12/30

気象第58回一般過去問問4より 「氷晶、雪、みぞれ、あられ、雹」とは 12/30

(a)
このような問題の時、正しいことが書いてあるので正しいから正。
としてはダメで、これだけのことではなく、、
この問題のように
空気の飽和度だけで決まるんじゃなく、気温も当然関係する。
(a)は誤

(b)
少し濡れてた方がくっつきやすいのはどれもだと思います
(b)は誤

(c)

雪、あられ、ひょうについての説明です。

上図のように
あられとひょうは

このように氷晶に水滴がくっついたか

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気象第58回一般過去問 問3より「混合比と比湿」とは 12/30

気象第58回一般過去問 問3より「混合比と比湿」とは 12/30

問題を式にしていく

空気隗Aの乾燥空気をA
空気隗Aの水蒸気量をa
空気隗Bの乾燥空気をB
空気隗Bの乾燥空気をb
とする
空気隗Aの混合比q=a/A
a=qA
乾燥空気A=a/q

空気隗Bの乾燥空気は
B=2A
乾燥空気B=2a/q

空気隗Bの水蒸気の混合比は空気隗Aの2倍なので
空気隗Bの混合比とはb/Bです
乾燥空気Bは2a/qなので
空気隗Bの混合比は
Bの混合比2q=b/(2a/q

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気象第58回一般過去問問2より「飽和水蒸気量」結露とは 12/29

気象第58回一般過去問問2より「飽和水蒸気量」結露とは 12/29

まず、状態方程式を書く
PV=nRT
圧力×体積=分子量×定数×温度
で、問題の条件を見ながら、、

圧力、体積、温度が同じなので

R=1/n
となり
乾燥空気29の時
287Jkg⁻¹k⁻¹=1/29
ならば
ⓍJkg⁻¹K⁻¹=1/18
なので
29/18≒1.5
1.5×287≒430
よって
⓷か④となる。。

これを式に入れていくが、
PV=nRT
質量は分子量/体積
密度ρ=n/V

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気象第58回一般過去問1より「大気の鉛直構造」とは 12/28

気象第58回一般過去問1より「大気の鉛直構造」とは 12/28

第58回気象予報士一般試験問1

大気の鉛直構造に関する問題なので簡単な図を書けるようにしておき、試験問題の裏に書く。

これが書ければ多くの問題を解ける。

で、問題(a)を見る

(a)対流圏の気温の鉛直分布は放射収支によって決まり、気温は平均的に高度が1km高くなると約6.5℃低下する。

一瞬ぱっと見ると6.5℃低下なのであってると思ってはいけない。
これは対流圏の問題で、1km高くなると

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