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気象一般 問14「気象業務法罰則など」過去問 1/17③


過去5年間の問14

58回 気象業務法罰則
気象業務法に規定する罰則が適用される事例について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。
(a)気象庁が観測を行っている雨量計を、土地の所有者が無断で別な場所に移設した。
(b) 予報業務の許可を受けた事業者が、検定を受けていない気圧計を用いて、当該予報業務のための気象観測を行っていた。
(c) 遊園地の運営者が、検定済の気象測器を遊園地内に設置し、気温と風向・風速の観測値を最寄駅に電光掲示した際に、気象庁長官に届け出ていなかった。

罰則が適用される内容を正とする問題で一瞬戸惑うので、罰則あり、とか印を付ける。

(a)罰あり 正
(b)罰あり 正
(c)誤 
最寄り駅に出すのは発表なので罰あり と思うが、遊園地運営責任者は気象予報士ではないので、気象業務法では罰則なし。
公表するので届け出は必要。



第57回 気象予報士
(a)気象予報士試験に合格した者が気象予報士になるには、合格した日から2年以内に気象庁長官の登録を受けなければならない。
(b)気象予報士が登録を受けた住所に変更があったときは、遅滞なく、その旨を気象庁長官に届け出なければならない。
(c)気象予報士が死亡したとき、その相続人は、遅滞なく、その旨を気象庁長官に届け出なければならない。

(a)誤 気象予報士登録に期限なし
(b)正
(c)正



56回 気象観測

(a)農園で果樹の管理のために農園内の苗木の間に温度計を設置する場合は,その農園の運営者は温度計の設置について気象庁長官に届け出なければならない。
(b)学会に発表する論文に掲載するデータを得るために大学が風速観測施設を設置する場合は,その大学は観測施設の設置について気象庁長官に届け出なければならない。
(c)スキー場を運営する事業者がゲレンデ付近の気温をホームページに掲載するためにスキー場内に温度計を設置する場合は,その事業者は温度計の設置について気象庁長官に届け出なければならない。
(d)鉄道事業者が列車の安全な運行に利用するために降水量の観測施設を設置する場合は,国土交通省令で定める技術上の基準に従って観測を行わなければならない。

(a)誤 気象予報士でもなく身内のことなので
(b)誤 研究や教育は届けなくてよい
(c)正 一般人に公表するので届け出は必要
(d)正 当然



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(a) 「気象」とは,大気(電離層を除く。)の諸現象をいう。したがって「気象」の観測 種目には,気圧や気温,相対湿度,風,雲が含まれる。
(b) 「水象」とは,気象又は地震に密接に関連する陸水及び海洋の諸現象をいう。し たがって「水象」には,降水現象や洪水,波浪,高潮が含まれる。
(c) 「観測」とは,自然科学的方法による現象の観察及び測定をいう。
(d) 「予報」とは,観測の成果に基く現象の予想の発表をいう

(a)正
(b)誤 津波、高潮、洪水以外の水象とは地下水、湧き水、湖沼のことで、降水は大気現象の気象である
(c)正
(d)正



54回 気象業務法罰則

a)地方公共団体が気象庁に届出をして使用している雨量計を、通行人が正当な理由がないのに壊した。
(b)ある小学校が、気象庁長官の検定を受けていない風速計を校庭に設置して毎日一定の時刻に観測し、その成果を教育のために利用していた。
(c)気象庁長官の命を受け、私有地で観測を行おうとした気象庁職員の立ち入りを、土地所有者が正当な理由なく拒んだ。

この問題も罰則ありが正。
罰則ありと書く。

(a)当たり前で罰則あり 正
(b)教育研究は届けなくてよいので罰則なし 誤
(c)壊せば当然罰則あり 正



第53回 ややこしい警報問題

(a) 気象庁は,気象,地象(地震にあっては,地震動に限る),津波,高潮,波浪及び 洪水についての一般の利用に適合する予報及び警報をしなければならない。
(b) 気象庁は,津波,高潮,波浪及び洪水以外の水象についての一般の利用に適合する 予報及び警報をすることができる。
(c) 気象庁は,気象,津波,高潮及び洪水についての水防活動の利用に適合する予報 及び警報をしなければならない。
(d) 気象庁は,気象,地象(地震にあっては,地震動に限る),津波,高潮及び波浪 についての航空機及び船舶の利用に適合する予報及び警報をすることができる。

(a)当然しなければならない

(b)〇〇以外の水象という文言がある場合は 警報することができる、OK

第二条 この法律において「気象」とは、大気(電離層を除く。)の諸現象をいう。
 この法律において「地象」とは、地震及び火山現象並びに気象に密接に関連する地面及び地中の諸現象をいう。
 この法律において「水象」とは、気象又は地震に密接に関連する陸水及び海洋の諸現象をいう。

気象業務法 定義

水象とは
地下水位 が 変化 して 井戸 が 涸れたり 、 湖沼 が 消失 したり、 湧水 が濁ったり、といった 変化 も水象に 含まれる。

ウィキペディアより

(c)正
(d)航空機や船舶も当然のことなので

この警報の問題は
しなければならない、〇〇できる
というややこしい問題だが、水象の意味を知っておけば出来そう。


警報をしなければならないとは
生命の存続に直接かかわっていることはのようで、それ以外は
警報をすることができる。

こんにちは、ややこしい。

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