気象第58回一般過去問1より「大気の鉛直構造」とは 12/28
第58回気象予報士一般試験問1
大気の鉛直構造に関する問題なので簡単な図を書けるようにしておき、試験問題の裏に書く。
これが書ければ多くの問題を解ける。
で、問題(a)を見る
(a)対流圏の気温の鉛直分布は放射収支によって決まり、気温は平均的に高度が1km高くなると約6.5℃低下する。
一瞬ぱっと見ると6.5℃低下なのであってると思ってはいけない。
これは対流圏の問題で、1km高くなると約6.5℃低下するのはあってる。
が、気温が放射収支(太陽光の吸収と反射)だけで決まると気温が大変なことになって、対流があるからこそ赤道付近が灼熱地獄になっていない。
なので、
(a)は誤
(b)対流圏界面の高度は平均的には低緯度で高く、高緯度で低くなっている。
これは図のように低緯度(赤道側)ほど気温が高いので空気が膨らみ高度も高くなるので、
(b)は正
(c)乾燥空気の化学組成は成層圏界面までは高度によらずほぼ一定であるが、それにより上空では重力の影響によって分子量の大きい気体と小さい気体の分離が起こるため、高度によって異なる。
この問題は知識として覚えておくことで、
化学組成は80kmまでは同じで空気がうすくなっていくだけ。
なので、中間圏で夏に夜光雲という雲がみられることがある。
熱圏になるとほぼ真空。
といことで、
成層圏まで乾燥空気の化学組成が同じはなく、中間圏まで同じなので、
(c)は誤
ちなみに熱圏は電離層が存在し高緯度地方ではオーロラが発生します。
(d)1月や7月の中間圏界面付近の気温は、夏極付近が低く、冬極付近の方が高い。
これは図のとおりです。
あの図は1月の平均気温ですが夏極、冬極と考えれば同じことなので、
(d)は正
よって解答は④
大気組成に関しては夜光雲のある中間圏まで同じで、熱圏は電離層があるのでオーロラが出る。と覚える。
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気象庁|報道発表資料 (jma.go.jp)
2022年は
日本の年平均気温は1898年の統計開始以降で最も高い値となる見込みです。
と書いてありました。
おはようございます。
いつも年賀状作成するのはこの頃でしたが、今年は義父が亡くなったので喪中はがきを早々に送りましたので、平穏な年末となりそうです。
こちら、寒いとはいえ雲の少ない朝です。日差しが当たってくると暖かくなりそうな感じ。
いい日にしましょう。
good time!