第56回一般試験
問5 太陽放射 ステファン・ボルツマン定数⓵
黒体とは
入射してきた電磁波はすべて完全に吸収してしまうという仮想的物体が与えられた温度で理論上最大のエネルギーを放射する物体のこと。
ステファン・ボルツマン定数とは
放射強度=ステファン・ボルツマン定数×絶対温度の4乗
I=σT⁴
放射強度は絶対温度の4乗に比例す
σ=5.67×10⁻⁸Wm⁻²K
問題を解く
左から順番にいく
大気のない時の地表面温度はT₀である
大気ある時の地表面温度をT₁とする
大気温度をT₂とする
すると
太陽放射は大気を完全に透過するのでσT₁⁴=σT₀⁴
ゆえに
T₁=T₀
地表面からの黒体放射はσT₁⁴またはσT₀⁴
大気の上向き長波放射は太陽放射と同じなのでσT₀⁴=σT₂⁴
すると大気の下向き長波放射もσT₂⁴=σT₀⁴
(a)はあきらかに正、でないと限りなく温度の上昇か下降が続くことになる
(b)はステファンボルツマンの式からその通り正
(c)大気の長波放射はσT₀⁴=σT₂⁴なので、大気温度はT₀=T₂
誤
(d)地表面温度T₁は太陽放射+大気の長波放射-地表面からの黒体放射
なので
誤
σT₀⁴+σT₂⁴=σT₁⁴
σT₂⁴+σT₂⁴=σT₁⁴
σを消す
2T₀⁴=T₁⁴
T₁⁴=2T₀⁴
1/4√T₁=2¹/4√T₀⁴
正解➁
問6 地衡風 コリオリ力➁
コリオリパラメーターは高緯度ほど大きい。
つまりコリオリ力は高緯度ほど大きい
ある緯度に働くコリオリ力は速度にコリオリパラメーターfをかける
コリオリパラメーターf=2ρΩsinφ
コリオリ力=f×V
地衡風の場合
コリオリ力=気圧傾度力=気圧差/距離差=ΔP/Δn
V=1/2ρΩsinφ×ΔP/Δn
気圧傾度力とコリオリ力が釣り合って吹く風が地衡風
地衡風Vがどちらとも100m/sであれば低緯度ほど気圧差が大きくなければならない、あるいは気圧差も同じであれば高緯度ほど距離は短い
ΔY30/ΔY45は1以下となる
ゆえに
(1/2)/(1.4/1)=
正解④
第57回一般
問4 エマグラム
エマグラムをすぐ書く
(a)温位は乾燥断熱線で動くので水蒸気が少なくなるほど上昇するが
相当温位は水蒸気を凝結させたときの温度なので変わらない
誤
(b)湿潤断熱線はむしろ大きい
誤
(c)飽和水蒸気圧も飽和水蒸気密度も温度のみに依存するので
誤
(d)その通りで乾燥断熱線で動くだけ
気圧が関係するのは等飽和混合比線だけ
正
正解⑤
問8 物理量⓷
気圧=単位面積に働く垂直の力
P=
F/A=p(Pa=N/m²)
=kg・m/s⁻²/m²
=kg・m⁻¹s⁻²
コリオリパラメーター=2Ωsinφ
時間当たりに進む角度なので、単位は速度s
正解は④
第58回気象予報士一般試験
問2 湿潤空気④
解答がさっぱりわからないので晴ノートさんの解答をみる
学科一般~過去問私的解説&ヒント~第58回気象予報士試験 | 晴ノート(はれのーと) (harenote.com)
正解は⓷
しばらく見ないと完全に忘れていた
理想気体の状態方程式
PV=mRT
気圧×体積=質量×気体定数×温度
あるいは
質量/体積=m/V=密度
なので
P=ρRT
問3 混合比⑤
問題文を整理する
こうなり
分かっていても途中で記入ミスで間違ってしまった。
問11 温室効果ガス⑥
この問題間違えていないが、一酸化二窒素はあまりでないのでもう一度
正解は④
一回やった問題なのに33問中5問ミス
計算問題は不得意なこと明白なので、とりあえず試験では飛ばして他を間違えないようにする。
明日は専門をやり
残りは法規問題をやる予定。
こんにちは、こちら雨ですが暖かいです。
近場で感染症が増えています。気をつけてください。
いやこちらが気をつけなければいけないです。
今日もいい日にしましょう
good time!