教育が担うもの
今回は書籍のオススメです。
『悩みどころと逃げどころ』という本で、
就活生(学生)~30歳くらいまでの方全員にお勧めしたいです!
学校が教えてくれるものと
社会で必要とされるものの違い。
から派生して「良い人生とは」が書かれています。
今までにも2度読んだ本はありますが、
読み終わって即効読みなおしたのは初めてです。
ちきりんさん:社会派ブロガー
梅原だいごさん:世界一格闘ゲーマー
のお二人の対談形式で綴られてます。
学校では成績優秀だったちきりんさん「学校って行く意味ある」
寝てて授業受けてない梅原さん「大ありですよ」
からはじまる面白さに惹かれて一気に読んでしまいました。
学校は「学校的価値観」においての既製品の「幸せ」を享受するために
必要なことを教えてくれるところ。
学校的価値観では、老後80歳になった時に安泰でいられる様に、
教育が終わった瞬間できるだけ大きな船にのる様に教えられている。
それまでには何故それがいるのか。等思考することはせず、
ただ勉強することを推奨する。
梅原さんはこの、なぜ必要かどうか?
を考える奴はやる気がないと決めつけていて、
ただ、決まったことをやらされるという学校に嫌気がさしていたそうです。
本の中では学校がいる?いらないには結論はでていません。
時間・学費と引き換えの一定のセーフティーを手に入れる
「投資」であり正解はない。
一方で「とりあえず大学を卒業」という考えは
有害であると明確に発言されてます。
大学を卒業して大きな企業に就職で安泰などという時代は終わった。
大卒自体に価値を見出しすぎて、大学卒業したからという理由で、
本当は向いてるかもしれない身体を使う仕事を避けたりもする。
考える力をつけるべきところで無思考で居続けさせられる。
そこから派生した
良い人生かどうかの分かれ道は
「自分で選択しているかどうか?」と書かれてます。
やりたいことができているか?ではないです。
例えば梅原さんの父は祖父の影響で
やりたいことをあきらめて家族を優先した選択肢を取られたそうですが、
きっと「良い人生」だと答えるだろうとのこと。
大事なのは、「自分で選択しているかどうか?」
成功しているか?でもないです。
梅原さんは、17歳で世界一と成功されたゲーマーですが、
例えば中東の超お金持ちの方々の生活を見たとしても
楽しそうとも、羨ましいとも思わない。
むしろ一生努力や成長がない人生に面白みはあるのか?と感じる。
成長し続けているかどうか??が良い人生かどうかをきめていると。
ちなみに梅原さんは、17歳で格闘ゲームで世界一になった際、
それでも食べていけるお金を稼げないこと、
一歩ゲームセンターを出ればただの人になることから、
このままだとどこにも行けないと、
一度ゲームを辞めたご経験もおありです。
別の分野で、プロを目指し、やっぱり自分にはゲームしかないと感じ、
足掻き尽くすと自分の居場所がわかる経験をお持ちです。
その他、ゲームで培った梅原さんの思考力
常に客観視点で社会を時代を見つめるちきりんさんの切り口
紹介したいところだらけですが、
まだ自分の生きる道が固まってない若手全員に読んでほしい書籍です。
是非一度読んでみてください!
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