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1年半ダイエットして、15キロ痩せた~トレーニング編~

「えっ?33歳?同世代かと思った。」

1年半前に、45歳の仕事関係者から言われた衝撃的な一言だった。

ぐうの音も出なかった。

このブログでも記事にしているように、僕の学生時代は短距離の陸上選手で、アスリート体型だった。

そんな過去を忘れたかのように、30代に突入した僕は、どんどんオッサンになっていった。特にコロナが始まってから加速的に太りあげる。


鏡を見るのが、ホントに嫌だった。

特にお腹周りがひどい。メタボリックなお腹に深いため息が出る。


そんな自分と向き合ってサヨナラした。

過去に生活編ということで、投稿しているので良かったらどうぞ!


あの頃の自分は傲慢なほど、根拠のない自信に満ち溢れていた。

太りあげた今の自分には、羨ましくさえ思える。

ただただ、自分を取り戻したかった。

自分が一番キラキラしていた学生時代に。



昔から大勝負に出る時は、あえて色々な人に宣言して、自分を追い込む。


そして僕は、ダイエット専門のパーソナルトレーナーと契約した。RIZAPみたいなイメージをすれば、大体正解である。

トレーナーは、15キロのダイエットに成功してアスリート体型へ蘇った、僕にとっての成功者だ。

「この人のように、自分を取り戻したい!」

心からそう思った。

僕の過去の運動歴を伝えて、10キロ以上痩せたいことをトレーナーに伝えた。彼から言われた言葉が僕に火をつける。

「ダイエットは本当に大変です。誘惑も多いし、ある程度痩せたら満足する。10キロ痩せられるのは100人中5人です。でもインターハイに出場できたあなたならできるはず!」

ここが、根性の見せ所だと感じる。この出会いがターニングポイントだった。

トレーナーからは、食事と日々のトレーニングの指導を受けた。

学生時代にできた腕立て伏せは10回、腹筋も10回、懸垂は3回しかできなかった。全てその3倍位の回数はこなしてたのに…

情けなくも、これが今のスタート地点だった。

3週間に1回トレーナーの事務所で、ベンチプレスやバーベルを担いでスクワットのような大きな筋肉を鍛える。毎回疲労困憊で、全身筋肉痛になったが、僕には願望があったから耐えることができた。


家では腹筋、背筋、腕立て伏せのような自重系のトレーニングをすることから始めてみる。

ランニングも、少しずつやってみる。

まずは、運動を習慣にすることが大切だった。


トレーナーの指導を受けて、4ヶ月も経つと効果が出始める。

スーツのベルトが緩くなり始めた。

この頃から、仕事帰りに近所の公園の鉄棒を使って懸垂をする。

不審者に間違われないように、子どもや主婦がワイワイしてる中で、必死にトレーニングを頑張っている感を出したが、

スーツで懸垂をしている30代の男は、違和感があったかもしれない。

トレーナーの指導を受けて8ヶ月が経った際には、ピークから10キロ痩せた。

懸垂も気が付いたら10回を越えるほど、できるようになる。

周囲からも、驚きの声が上がる。

ベンチプレスも、バーベルを担いだスクワットもどんどん重いものを持ち上げるようになった。

この頃から、思考がだんだんと筋トレをする人側へと寄っていくようになる。

「私まだ彼氏が欲しいと思わないけど、将来の出会いのために、何かしといた方がいいことはありますか」とある日、女の子からの相談を受けた。

即答で「腹筋!背筋!腕立て伏せ!」とアドバイスする。


今考えると「料理」と答えてあげるべきだった。

女の子も「何回すればいいか」と聞いて、やってみるそうなので、僕のせいで、きっと今は最強の肉体へ変貌しているかもしれない。


僕は最初、「痩せたい、キラキラした自分を取り戻したい」という純粋な気持ちだった。


しかし、

トレーナーから「痩せたら女性の反応がわかりやすく変わるし、モテるようになる」と言われた、その言葉が僕の心に深く刺さる。


トレーナーが過去、ダイエットに成功して、モテた話を聞いたその日、僕は学生時代の自分を越えた重量で、バーベルをかついだスクワットができるようになった。

過去の自分を越えた瞬間は、欲にまみれていた。

 僕は10キロ痩せても満足していなかった。学生時代のアスリート体型の自分まであと5キロあったからだ。

トレーナーからは、「あと5キロ痩せるのですね。10キロ痩せるのは、100人中5人だけですよ。その5人の中の1人しか、あと5キロは痩せないくらい難しいことをするので、アスリートのトレーニングと変わらないですよ。いいのですか?」と覚悟を問われたが、


煩悩の塊となった、僕には一切の迷いがなかった。


「モテたい、良い女と付き合いたい」という、邪なモチベーションで頑張るようになる。

学生時代のギラギラした自分を取り戻したかった。

気が付いたらアスリート体型まで迫っていて、トレーナーの事務所以外でも、負荷をかけたトレーニングをしないといけない地点まできていた。


今年の春からジムに週2回通い始める。

ストレス解消が筋トレとなり、筋肉痛は、もはや喜びへと変わる。

だんだんと大胸筋が発達し始める。

お腹周りのくびれがハッキリわかるようになり、腹筋が割れ、

気が付いたらピークから15キロやせて、アスリート体型になっていた。

一年半前にLサイズの服を来ていた男が、Sサイズの服がピッタリになっている。


あれだけしんどかった懸垂は「あー仕事だるいなー」とか別の考え事をしながら、23回できるようになった。

そしていま、初対面の人から「えっ?35歳?もっと若く見えますよ!20代後半かと思った」とかなりの人から言われるようになった。

女性から、プラスのお褒めの言葉を頂く機会が増える。

人間やればできるのである。

考え方もどんどん筋トレをする側に寄っていく。

先日も、インターンシップできた実習生の女の子を仕事で指導した時に、その子にたくさんのいいことを言った。


その子が僕からの指導で、一番刺さった言葉は「この先、君が、友達に裏切られても、彼氏に裏切られても大丈夫だよ。筋トレは君を裏切らない」といったアドバイスだったそうだ。

あとは覚えてないようだ。

きっと彼女も、これから究極の肉体を手にするだろう。男を捕まえるとかの次元ではない、男をしとめる側へ。

そして僕は、さんざんモテたいと頑張ってきたが、肝心な女の子にもモテるようになった。


あからさまに態度が違うから面白い。


ダイエット、見た目、仕事、恋愛、だいたいのことは筋トレをしとけば解決するのである。




 えっ?ちなみにどんな相手にモテるかって?


3歳の姪っ子ですが何か?


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