【心理学・病理学】虚言症と精神疾患―過度な自己擁護の背景―
はじめに
日常生活、あるいはネットの中でも、『自分に対してのモノは敏感で、一方現実を把握出来ない人』を見ることがないだろうか?
これについて、精神病理から説明がつく『精神疾患』が存在する。
例えば
・人に見捨てられる恐れや不安
・不安定なコミュニケーション
・周囲がついて来れない感情変化
ある程度はそれらに該当する人は多いと思うが、決定的に違うのは、とにかく『間違いを認めない』『自分を何としても守りたい』というスタンスである。
あくまで上記は1例にすぎないが、本投稿では『病理』の見地からどういう疾患がそこに隠れているのかを綴る。
第一章 依存性と精神疾患
ここから先は
1,696字
/
2画像
¥ 5,500
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?