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今日の一冊 vol.10《星野源-いのちの車窓から-》

今日の一冊 vol.10《星野源-いのちの車窓から-》

ご本人はおそらく、あまり好きではないだろう言葉を口にせずにはいられない。

やっぱり、すごいひとだ。

星野源さんの本を読むのははじめてだったのだけど、とても良質のエッセイだった。

アーティストに俳優、文筆家と、それぞれの分野で突出した才能を発揮しながら、紡がれる言葉は、どれも良い意味で無駄な装飾が無く、するりと身体の中に入ってくる。
この感覚はわたしと同じだ、こういう考え方や表現があるんだと、

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今日の一冊vol.8&9

今日の一冊vol.8&9

読了記録に長文は合わないなと思い、これからはまとめてアップすることにした。

はじめはならばいっそTwitterのみにしようかとも思ったけれど、Twitterに絞ると、後からふとした時にTLをたどる際、面倒で手間がかかるかと。

その点、noteならマガジンにその都度突っ込んでいけばそれで済む。

ほぼ自分用の記録になるけれど、これからもぽつぽつ続けていきたい。

★     ★     ★   

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今日の一冊vol.7《 鹿の王 水底の橋》

今日の一冊vol.7《 鹿の王 水底の橋》

上橋菜穂子さんの著作は、精霊の守り人シリーズ・獣の奏者まで、ほぼハードカバーで揃えていた。

特に守り人シリーズは、おそらく小学校高学年あたりからほぼリアルタイムで最終巻まで追っていた記憶がある。

ハードカバーは当時の私にはなかなか手がのびない、ハードルが高いものであったが、ほかのきょうだいとともに母も読んでいたこともあり、お金に関しては補助をして貰えた。

今も本棚にきちんと並べて保管してあり

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今日の1冊vol.6《おとなりの晴明さん 第6集》

今日の1冊vol.6《おとなりの晴明さん 第6集》

本題の前に少し雑記を。

およそ二か月ぶり(!!)の書店は、もう幸せと最高の二言だった。

久しぶりに目にする、天井近い高さのある本棚に軽い眩暈を起こしそうになりながら、先ず新刊コーナー、ついで既刊の本が並ぶスペースに移動し、背表紙を隅から隅まで、それこそ舐めるように(自分のことながら引く)眺める、まさしく至福の時間。

たらふく買い込むぞ!と意気揚々と赴いたはいいものの、購入した本は二冊のみ(も

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今日の一冊vol.5《うちの執事に願ったならば⑧》

今日の一冊vol.5《うちの執事に願ったならば⑧》

久しぶりの読了記事。

佐原ミズさんの美麗なイラストはいつ見てもため息がこぼれる。

テーブルクロスや卓上の花、椅子の背もたれのチョコレート色が、全体的に柔らかいのにはっと目を吸い寄せられるような色合いが好きだ。

舞台となる家の内部構造や景色を、脳内で想像しながら読み進めるのもとても楽しくて、特に豪華且つ色彩豊かな烏丸家の様子や、贅を尽くした料理の詳細な描写が魅力的だ。

それにしても、ふたりの

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今日の一冊vol.4《鹿の王①〜④》

今日の一冊vol.4《鹿の王①〜④》

年明け前に購入し、年末年始の休みを利用して一気読みした。
それこそ貪るように、どっぷりと作品世界に全身を沈めるようなこの感覚は久しぶりだった。

「精霊の守り人」、「獣の奏者」に続く、まさしく傑作。

東呼瑠〈ツオル〉帝国との戦いに破れ、奴隷の身分におとされた戦士団”独角“の団長・ヴァンと、今は亡きオタワル王国王家の末裔であり、天才的な医術師・ホッサル。追うものと追われるもの、謎多き病・“黒狼熱”

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今日の一冊vol.3《白銀の墟・玄の月①〜④》

今日の一冊vol.3《白銀の墟・玄の月①〜④》

読了後、先ず脳裏に浮かんだのは、「なんという物語なんだ…」という、感想とも呼べないような思いだった。

あらすじはここでは省略して、感想や印象をしたためていきたい。

今回は、麒麟のあり方や天のシステムと、十二国記の根幹に係わることに対して、様々な疑義を抱く、既刊の中でも必ず異質な物語だったと思う。

阿選にしても、動機につながる内面については明かされたものの、釈然としないものが残っている。
泰麒

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今日の一冊・番外編

今日の一冊・番外編

国語の授業で、「この物語の続きを、自分なりに考えて書いてみましょう。」という課題を出された経験を持つひとはいるだろうか?

私はおそらく小学校高学年か中学生の時、前述の課題を出されたように記憶している。

twitterで先日、その話題が流れてきて、ふと自分の記憶を浚ってみた。

作品名どころか作者名も分からず、とりあえず浮かんだキーワード”小説 駅構内 切符”で検索をかけたら、以下の作品がヒット

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今日の一冊vol.2≪キキ・ホリック≫

今日の一冊vol.2≪キキ・ホリック≫

ここまで冒頭と終盤の印象が変わる作品は久しぶりだった…。
いや〜こういう方向からくるの!?とびっくり!

さて今回の作品はこちら↓

自分の森先生の作品デビューは「僕が恋したカフカな彼女」で、そこから黒猫シリーズで一気にどぶんしたのだが、これは、少なくとも私が今まで読んできた作品の、どのジャンルにもカテゴライズされないものだと思う。

読了後のあと味は、決して良いものとはいえない。
作中に出てくる

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今日の一冊vol.1《うちの執事に願ったならば⑦》

今日の一冊vol.1《うちの執事に願ったならば⑦》

試験的にこちらで読了感想をまとめることにした。馴染まなかったらまたTwitterのほうに戻すかもしれない。

記念(?)すべき初回はこちらの作品。

ようやく既刊全巻を揃え、新刊をリアルタイムで追いかけられるようになったシリーズの、待望の最新刊。

イギリスの古城で、友人の通う高校で、そして来樂美術大学で。花潁は自身の周りで起こる謎を、執事の衣更月と共に紐解いていく。

当主の座を継いでから一年あ

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