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【生パスタ屋さん夫婦経営】お客様に期待されるとはどういうことか?

お客様の期待ほど、
経営者をやる気にさせるものはありません。


「次も楽しみにしているよ!」
「いつもありがとう!また来るよ!」


うちの店で
こんな風に言って帰られるお客様は、
みんな同じメニューを食べているんです。

それは会員さま限定の月替わりメニュー。
※例えばこれは、
バレンタインデー限定のオードブルです!



そうです。うちのお店では、
通常メニューには載っていない、
会員さま限定のお料理を
月ごとにご提供しているのです。

【会員限定メニュー】

その企画をはじめた事は
わたしたちにとって大きな転機になりました。


お客様の期待を裏切れない

これはもちろん今までも、
そしてこれからもわたしたちの大切な使命です。
しかし、これまでの通常メニューのみの構成では、「次はなに?」とは聞かれないのです。
毎月変わる(しかも超お得価格)会員のみの
限定メニューって、次はなんだろー!?って
楽しみになって、
ワクワクしてしまいますものね!

次を前提として、楽しみにして下さる。


これだけ飲食店が溢れ、
「胃袋のとりあい」なんて言葉が生まれるほどの
飲食店の現状です。
美味しいお店はスマホを使えば
指いっぽんで探せるでしょう。

それにもかかわらず、
わたし達に期待して下さっているお客様。
「いつも楽しみにしているよ。」
お客様のその気持ちが、
わたしたちをさらにさらに、
奮い立たせてくれるのです。

わたしたちに期待してくださるお客様に
もっと満足して頂きたい。
そう思ったわたしは、
思いきってお客様にこうお聞きしました。
「好きなものは、なんですか?」



わたしがこう聞いた理由は、
ちゃんとあるんです。
例えばですね。

うちには小学五年生の娘がいます。
彼女の大好物はお肉。
ステーキ、焼き肉は大喜びです!
しかし、海老、かに、いくらなどが大の苦手。
こどもなら喜びそうな食材なのに、
はしもつけません。


「娘の喜ぶ食事を出したい」ほとんどのお母さんは、きっと無意識にしていることですよね?
家族の喜ぶ食事、安全な食事、
それを作りたいとおかあさんは
今日も台所に立つのです。

つまり、食事で相手に
喜んでもらいたいと思ったなら、
相手の「好きなもの」
を知る必用があると思ったのです。


それはまるで、
家族の食事を用意する、
お母さんのように。


あなたが食べたいもの、
あなたがきっとよろこんでくれるもの。
あなたの事を思っているからでしょうか?
それを思っていると、わたし達に、こんな変化が起こります。


料理を作ってる時。
あなたの笑顔が浮かぶのです。


◯さんに、美味しいものを食べて貰いたい!
食材をさがし、ようやくメニューが決まったころ。
「これならきっとよろこんでくれる!」
今度はわたしたちの心が、
あなたの笑顔を見れるという期待に
変わっていきます。


お互いに期待しあえるという
お客様とわたしたちの関係。


お客様とわたしたち、作り手。
お互いに期待しあえる関係でいることは
信頼を作る上で
なによりも大切だと思います。


「今度はどんな美味しいものを
食べられるのかな!?」
「よーし!この食材なら、
きっとお客様、喜んでくださるぞ!」

こうやって、お互い、
笑顔を想像しあっているだなんて、
なんとも嬉しい関係性ですね。



お互いの関係性って、
けして目に見えるものではありません。
しかし、そういう思いって
かけがえのないものだと思うのです。

なぜなら、その気持ちのやりとりは
【仕事をする楽しみ】【お店にくる楽しみ】
として、お客様とわたしたちの
こころを繋ぎ、豊かにしてくれるからです。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

#自分にとって大切なこと

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