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生きづらさを消す方法

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2022年1月の記事一覧

生きやすくなる考え方⑩

ルサンチマンという言葉がある。
この言葉の意味は、弱者が強者に対して抱く「恨み」や「嫉妬心」のことだ。

ルサンチマンはいつの時代になっても消えない。
人は自分より強い者に対して嫉妬心を抱く生き物だ。

一方で、強者になりたければ強者のやり方に従うことが最短距離となる。

強者は、どうすれば強者になれるかを知っている。
だから、強者の猿真似から始めることがルサンチマンを消す方法だ。

剣道や茶道の

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生きやすくなる考え方⑪

嫉妬はなぜ起きるかというと、他人が自分に持っていないものを持ってることがおおよその原因である。

嫉妬する人間というのは、自分の持っているものを過小評価し、他人の持っているものを過大評価している。それではいつまで経っても嫉妬心は消えない。

そうではなく、自分がすでに持っているものに気付くのだ。
すでに持っているものというのは、なかなか自分では気づきずらいから、他人から教えてもらうといい。

自分

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生きやすくなる考え方⑨

人はなぜ生きているのか?

この問いについて、絶対的な答えはいまだにでていない。

生物学的観点から『子孫を残すため』という答えを出す科学者は多いが、その解だと子孫を残せなかった人の人格否定になるのではないかと私は感じている。

なぜ生きているかは、自分で決めていい。
そして、なぜ生きるかの定義は変わっていい。

ある人は、使命を果たすために生きているかもしれない。
ある人は、いまを楽しむために生

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生きやすくなる考え方⑧

生きやすさを求めて、哲学書や自己啓発書などを読んで知識を得ようとする人は多いが、同じ知識でも他人に気付かされたものと、自らの経験によって気づいたものでは大きく価値は変わってくる。

他人から得た知識は一時のものだが、自らで気づいた知識は一生ものとなり、それらは知恵と呼ばれる。

その証拠に、骨身に染みるほど失敗したことは一生忘れないが、どれほど偉大な賢人から忠告を受けたとしても、いずれ人間は忘れて

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生きやすくなる考え方⑦

この世界に完全なる善や悪は存在しないが、押し付けだけは悪であると私は考えている。

このような主張をすると「押し付けをするなというのも一種の押し付けではないか?」という意見を頂くことがある。

結論から言えば、「押し付けをするな」は押し付けである。
ただし、押し付けを抑止するための押し付けは致し方ないと私は考えている。

殺人や窃盗などの犯罪は押し付けの典型的なものであるが、もしも完全に押し付けを

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生きやすくなる考え方⑥

死は、遠ざけたり、自らで選択したりするものではない。
死との正しい向き合い方は、ただ待つことだ。

死など、論理的に考えると恐れるに足りない。

仮に魂というものが存在し、肉体からの離脱ができるのであれば、身体で感じる不快さを全て排除することができるし、死が消滅であるならば、ノンレム睡眠時となんら変わらない。つまり、どちらにせよ痛みや苦しみなどを死後に感じることはないのだ。

また、人生はそれほど

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生きやすくなる考え方⑤

暗闇の中で、豆電球は光を放つ。

どんな場所であっても希望はある。
ただ、それに気づける人と気付けない人がいるだけなのだ。

私の知り合いに、とてもよく気づく男性の友人がいる。彼は常に幸せを感じているが、おそらく豆電球の光に気づける人なのだろう。気付くことができることは才能である。

豆電球の光に気づくことができない人は、いっそのことこう考えてはどうだろう。

そもそも、希望を持たなければいいのだ

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生きやすくなる考え方④

仕事のなかに人生があるわけではない。
人生の一部に仕事があるだけだ。

家庭のなかに人生があるわけではない。
人生の一部に家庭があるだけだ。

なにごとにおいてもそうだが、一つのことに命を賭けて熱中するというのはやめたほうがいい。

この世の中に、真に熱中しなければならないことなど存在しないからだ。

それに、一つのことだけに熱中しても、望んだ結果は得られない。

昨今は中庸が軽んじられる傾向にあ

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生きやすくなる考え方③

そのままの自分を受け入れられる人間は幸せである。

自然体でいることは、自分にとっても社会にとっても最善だ。

無理に何者かになろうとする必要はない。

人は大抵の場合、自分の持っているものを過小評価して、自分が持っていないものを過大評価しがちだ。

自分の持っているものも、自分が持っていないものも、等価値に扱うことが最も美しい考えであると私は確信している。

その思想ならば、自分自身を極端に卑下

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生きやすくなる考え方②

「あなたを幸せにします」という、プロポーズでは定番の言葉がある。

この言葉を信じて結婚した花嫁は、幸せにはなれない。なぜならば「幸せは誰かが運んできてくれるもの」という勘違いをしているからだ。

幸せは概念の中にのみ存在しており、状態を指し示す言葉ではない。

すなわち「誰かが私を幸せにしてくれる」という考え方は甚だおかしなものだ。

幸せになるきっかけをくれる人はいるかもしれない。だが、そのこ

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生きやすくなる考え方①

電車に乗って、目的地に向かうとする。

目的地に到着することだけを考えていたら、車窓から見える景色は楽しめまい。

車窓から見える景色は美しい。
都会ならば摩天楼、田舎ならば田園風景が見えるかもしれない。

途中駅で「この場所はなんだかいいなあ」と感じたら、下車するのもいいかもしれない。

下車した場所が、予定していた目的地よりも良いと感じたならば、そこで道草をくえばいい。

人生を重く捉えてはい

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