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揺禅至柔気功 その7 「前後割り」-2
「前後割り」の続きです。前回までは、下の記事を参照してください。
4.手の同調がうまくいくようになったら、前後割りを続けながらその腕(手)徐々に上にあげて行きます。腕が頭上まで上がったら、その状態のままで、更に前後割りを続けます。(上段の前後割り)
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その際、肋骨の動きを更に向上させるために(肩甲骨の間を緩めることによって、それが可能になる)「腕を後ろに引いたときは、後ろに放り投げるようにした方がいい(初心者用)」「後ろに引くことを、意識しなさい」と先崎先生は仰っていました。
やっている感じは、阿波おどりの「男踊り」のようになります。腕を後ろに引くときも、肋骨を意識して肋骨で引いた方がいいと思います。
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5.前後割りは、更に続きます。頭上で前後割りができるようになったら、今度は徐々に腕を腰まで降ろしてきます(中段の前後割り)。そこで、空手付きのように上を前後に突き出します。
しかし、空手の突きとは違います。手は自転車ンのハンドルを握るように、緩やかに握ります。親指は、離れているくらい緩いです。腕は、決して全部に伸ばしません。緩やかに折れ曲がっています。
前に出す手は、手の甲を上向けて、力を全く(腕の高さを腰の高さに保つだけ)入れません。前にゆっくりまっすぐ出します(手の形としては鈎手が一番近いです。それのゆるゆるゆるbバージョンです)。
後ろに引く手は、ハンドルをに握ったまま、後ろにまっすぐ引きます。ハンドルを握った手は、掌を徐々に上に向けます(鈎手が上向いている)。
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もちろん、ずっと前後割りは続いています。つまり、肋骨の動き(インナーマッスル)に合わせて左右腕は、前後に動いているのです。あくまでも肋骨を意識して前後に動かす「前後割り」です。
次は、前後の手を入れ替えます。前の手をひっくり返し手ハンドル持ったまま掌を上向けたから、後ろの引いていきます。肋骨の前後割に合わせて、後ろの腕は徐々に掌を下向けながら前に突いていていきます。力は入れません。腕は伸び切りません。
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この左右の腕の入れ替えを、前後割りしながら行うのが「中段の前後割り」です。中段の前後割りも、後ろの引く手(実際は肘ですが)まっすぐ後ろに強く引きます。これでも、肩甲骨の間がやわらかくなり、肋骨の動きが良くなります。
【参考】
先崎先生の後継者の先生方が、太極拳を教えておられます。興味ある方(京都・大阪人でしょうが…)は、習いに来てください。
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