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立禅 その4  私なりの立禅のやり方    俯掌式

 按式に続く、立禅の第4型である俯掌式について書いていきます。書き方は、1回目の呼吸をしながら、次の型に移り、次のその型のまま更に2回呼吸を行う方法(現在、私が仕事前に日常的に行っている簡易的な方法)で書いていきます(本当は、呼吸を十回程度するくらいやった方がいい)。
 参考として、体が固まって「居着く」ことがないように、型は継続しながら、呼吸に合わせて緩やかに動く方法も書いておきます。

⑴息を頭の後ろから吸いながら、前に押していた掌を伏せながら腕を下していいく。それと同調するようの重心を踵に移していく。腕は、徐々に体の方に少しだけ引いてくる。

⑵息を吐きながら「し」パイプに送って丹田を持ち上げつつ、伏せて弾いていた腕を、高さをそのまま指先から前に押していく。

呼吸に合わしながら、按式から手を下ろしてきて、前に俯せたまま押し出す

 どこまで押していくかですが、重心が踵から足の中心に来るまでがいいでしょう(ちょうど 24式などの起勢【チーシー】の型と同じになります)。

俯掌式を横から見た形

⑶あとは、渾元式のとき同じように、俯掌式の型を維持したまま足から頭の後ろを通して頭を超えて空気を吸い、おでこから空気を内側の「し」型パイプに吐いてそのカーブを押し上げる力を使って、丹田を上に持ち上げます。
 その後、丹田を持ち上げたまま緩やかに「し」型パイプの先から空気を全部履き切ります。

⑷以上のことを2回繰り返したら、次の方に移っていきまます(時間があれば、10回くらい繰り返しましょう)。

【参考】立禅で「いつく」(体が固まって、知らずしらずの内に力が入ってしまう状態。これは、実際に戦う場面では動けなくなるので良くない)ことがないように、「しんどく感じる人」「固まっているな」「力が抜けないな」という人は、次のように、緩やかに動きながら「按式」をやりましょう。

 1.⑶で呼吸を吸う時、緩やかに⑴のときとにもどっていきます。重心
   は 、踵に移ります。
 2.「し」型パイプに息を吐いて丹田を持ち上げる時、それに同調させな
   がら、腕を⑵と同じように指先から前に押していく。
 3.2回ともこのようにしてもいいし、1回だけしてもいい。
 4.10回もするときは、最初の2,3回は、このように緩やかに動きながらや
   って、その後は静止するようにしてもいい。疲れたら、このように動
   くという方式でもいい。

私が書いているのは、旧式アクティクラブで教えてもらったことですが、先崎先生のお弟子さんたちが新アクティクラブを創設して教えておられます。大阪・京都・奈良辺りで興味のある方は、見学を申し込んでみてください。



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やまと たける
本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。