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揺禅至柔気功 その11 「スワイショウ」(シュワイショウ)3つ

 先生によって発音が違う(当たり前です、中国語ですから)ので、この至柔気功を文字にするのは難しいです。私には、シュワイシウと聞こえます。漢字では、どのように書くのでしょうね。
  (調べました。中国語で「甩手(スワイショウ)」と書くそうです)

1.まず、準備運動として軽く「クラゲ呼吸」をします。腕をゆったりと横に広げ、クラゲの触手が海中で上下にゆったりと揺れているイメージです。身体は上下せず(上下した場合は『バード」という動きになります。いわゆる「鳥」です)、腕と手だけのしなる様な動きです。呼吸は、逆腹式で肋骨が豊かに広がります。

クラゲの触手のように緩やかに上げ、緩やかに下ろす

 この手を正面に持っていくと、太極拳の最初の型の「起勢(チーシー)」になると先生は、よくおしゃってました。つまり、その練習を兼ねていると考えていいでしょう。

2.中段のシュワイショウ
 次に、腕を体に巻きつくように振っていきますが、実は腕を振っているわけではありません(初心者は、腕を振って腰の動きを柔らかくすると考えていてもいいでしょう)。実際は腰(さらに本当は「割り」を行っているのでインナーマッスル)を左右に振ります。それに伴って、腕が初めに練習したクラゲ呼吸の動きをしながら、体に巻きついていきます。

 腰の動きが軟らかきなるまで、これを何度も繰り返します。上手になってくると、手が巻き付きながらムチが撓るように巻き付きます。手と体で音が出るときもあります。気持ち的にはリラックっして、とてもゆったりした気分になります。

2.上段のシュワイショウ
 次も同じ動きなのですが、腰(実はインナーマッスル)を回しながら軽く上に振り上げるようにします。それに同調して、手(腕は)方の方に放り投げられます。決して、手を肩の方に振り上げているわけではありません。
 それが証拠に、手は肩の上から垂直に落ちてくるような感じになります。だから、必然的に手と肩で大きな音がします。

腰を捻ねるとそれに腕がついてきて、その腕は最後に上から下の肩に落ちてくる

3.下段のシュワイショウ
 その次も全く同じような腰(インナーマッスル)の動きをしながら、下に向かって捻るように動かします。それに伴って、手は軽くからに巻き付きます。先生は手のことはあまり仰っしゃらずに「目で反対側の踵を見なさい」
正面を向いたときは、顔を上げてきっちり正面を見なさい(基本の姿勢をとりなさい)」と、この2点を強調されてました。

左踵を見る➪顔を上げて正面を向く➪左踵を見る

 先生は、これを「下段のシュワイショウ」とは言ってませんでしが、私は動きと流れからそうではないかと考えています。

 私が書いているのは、旧式アクティクラブで教えてもらったことですが、先崎先生のお弟子さんたちが新アクティクラブを創設して教えておられます。興味のある方は、見学を申し込んででみてください。




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やまと たける
本好きです。本を買います。余暇のための本ではなく、勉強のための本を買います。よろしくお願いします。