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揺禅至柔気功 その15 腰の捻りで、後に水平に打つ練習
今回は、後ろに水平打ちする練習です。まず、卍呼吸の後ろ打ち上げが終わったら「卍呼吸の3」にもどるところから始めます。
3.左右の掌を同調させて捻るのを続けながら、それに腰を同調させて後ろに捻り始める。左右水平に、後ろに向かって肘打ち打っている形になる。それを滑らかにできるようなるまで、続ける。
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1.3の状態を続けながら、右掌が下を向いているときに、腰を右に捻りながら後ろに向かってゆっくり水平に、右手の小指側の側面で後ろ(敵?)を打ちます。腕は、正面に対して270度くらいまで振り切って打ちましょう(実際には、ずっとインナーマッスルを意識してます)。
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2.正面に戻しながら、今度は、右掌を上を向けそれに同調させて左掌を下に向けな方がら、腰を左に捻りながら後ろに向かってゆっくり水平に、左手の小指側の側面で後ろ(敵?)を打ちます(270度は振り切りましょう)。
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3.1と2をゆっくり繰り返し、滑らかにできるようになったら、スピードを付けて、思いっきりやります。その際、手の指は隙間なくっつけておきます。これは、実際に相手に向かって使うときに指を痛めない配慮です(親指はやや開いて、虎口を作っておいた方が強い手になるのようです)。
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4.同じことを、今度は掌を捻らないで行います。掌を自分の方に向けて(甲を外むけて)、腹の前で小さな円(8の字)書いて動かしましす(先生は、掌を返さない雲手だと言っていました)。上の手を下の方に楕円を描きながら下げていくと、下の手が同じく楕円を書きながら上がっていく。
(体もそれに同調して、やや左右に回っていく)
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5.なめらかに動くようになったら、先程と同じように右に腰を捻りながら右手の甲で後ろをゆっくり水平に打ちます(270度)。次に体と手を正面に戻し、そのまま今度は左に腰を捻って左に手の甲で左後ろを水平にゆっくり打ちます(3との違いは、手の形、小指で打つか、手の甲で打つかの違いだけです)。
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6.これが、滑にできるようになったら、3と同じようにスピードを上げて強く左右の後ろを打ちます。
これらは、先生が晩年取り入れました。恐らく至柔気功に肩や腕を後ろに動かす動きを増やして、太極拳の塘路や実践に役立てようと考えておられたのではないでしょうか(至柔気功に、塘路の型に使えるのものが増えてきたことから、推測しています)。
私が書いているのは、旧式アクティクラブで教えてもらったことですが、先崎先生のお弟子さんたちが新アクティクラブを創設して教えておられます。興味のある方は、見学を申し込んででみてください。
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